第41回午後第67問の類似問題

第40回午前:第75問

標準予防策(standard precaution)で誤っているのはどれか。  

1: 湿性生体物質には、血液、痰などが含まれる。

2: すべての患者の湿性生体物質が隔離の対象となる。

3: 創傷皮膚を扱ったら、他の部位に触れる前に手洗いをする。

4: 手袋を用いれば、手洗いは省略してよい。

5: 飛沫による汚染の予防には、マスクやガウンを用いる。

第40回午前:第99問

標準予防策(standard precaution)で誤っているのはどれか。  

1: 湿性生体物質には、血液、痰などが含まれる。

2: すべての患者の湿性生体物質が隔離の対象となる。

3: 創傷皮膚を扱ったら、他の部位に触れる前に手洗いをする。

4: 手袋を用いれば、手洗いは省略してよい。

5: 飛沫による汚染の予防には、マスクやガウンを用いる。

第42回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 標準予防策(standard precaution)は、感染患者への標準的対処法をいう。

2: 空気感染は、咳やくしゃみなどによる飛沫核によって生じる。

3: 間接接触感染は、感染患者への医療行為以外の接触で生じる。

4: 血液、体液、排泄物に触れるときは、手袋を着用する。

5: 使用済み注射針は、キャップをして廃棄する。

第53回午前:第40問

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 手洗いは7秒以内で行う。

2: 血圧を測るときは手袋を着用する。

3: 感染症患者を隔離することが含まれる。

4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。

5: すべての患者の排泄物は感染症があるとみなす。

  • 答え:5
  • 解説:標準予防策は、感染源の伝播を防ぐことを目的として、すべての患者の排泄物を感染性があるとみなし、適切な予防策を講じることです。
  • 手洗いは30秒以上必要であり、7秒以内では不十分です。アルコール手指消毒の方が短時間でほとんどの微生物を除去できます。
  • 血圧測定時に手袋を着用する必要があるのは、接触感染予防策患者であったり、患者または自己に正常でない皮膚があったりする場合です。一切の皮膚疾患などがなく、患者の排泄物などにも触れる可能性がない場合には、血圧測定のみであれば手袋を着用しなくてもよい。
  • 感染症患者を隔離することは、感染経路予防策に含まれるものであり、標準予防策とは異なります。
  • 標準予防策は、患者同士の接触による感染予防ではなく、感染源の伝播を防ぐことが目的です。
  • 標準予防策では、感染性があるものとして、血液・体液・排泄物・粘膜・傷のある皮膚が対象となります。人間の排泄物には菌が付着しているため、すべての患者の排泄物は感染性があるとみなして予防策を講じるのが正しいです。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第50問

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 手洗いは7秒以内で行う。

2: 手袋着用前は手洗いの必要はない。

3: 感染症患者を隔離することが含まれる。

4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。

5: すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。

  • 答え:5
  • 解説:標準予防策は、すべての人が病原体を保有していると考え、手指衛生や個人防護具の使用などを通じて感染予防を行う方法です。これには、すべての患者の排泄物を感染性があるとみなすことが含まれます。
  • 手洗いは7秒以内で行うというのは誤りで、実際には40~60秒の手洗いが推奨されています。
  • 手袋着用前に手洗いが必要ないというのは間違いで、処置の前後には手洗い・手指消毒を行うことが、すべての院内感染対策の基本です。
  • 感染症患者を隔離することは標準予防策には含まれず、空気予防策に含まれます。
  • 患者同士の接触による感染予防は標準予防策には含まれず、接触予防策に含まれます。
  • 標準予防策では、すべての患者の排泄物は感染性があるとみなされます。これにより、感染のリスクを最小限に抑えることができます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第50問

標準予防策〈standard precautions〉において、正しいのはどれか。  

1: 手洗いは温水で行う。

2: 汗に触れるときは手袋を着用する。

3: 感染のある患者のみを対象とする。

4: 目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。

5: 創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。

第57回午前:第37問

感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。

2: 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。

3: 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。

4: 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。

5: マスクはN95を使用する。

第50回午前:第30問

感染予防策と用いられる方法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 接触感染予防策 ― 手袋の使用

2: 接触感染予防策 ― サージカルキャップの使用

3: 空気感染予防策 ― ガウンの使用

4: 空気感染予防策 ― サージカルマスクの使用

5: 標準予防策 ― N95マスクの使用

第57回午前:第49問

作業療法実践時の標準的な感染症予防策として正しいのはどれか。  

1: 機器や道具の消毒は1日1回行う。

2: 屋外での作業療法活動では感染予防は必要ない。

3: 活動中は作業療法室内の湿度を40%以下に保つ。

4: 手洗いは抗菌性の石鹸を使用し5秒程度洗浄する。

5: 活動中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。

  • 答え:5
  • 解説:感染症予防策は、感染経路の遮断、病原体の排除、宿主の抗体力の向上の3要因に対策がある。適切な湿度や手洗いの方法、手袋の使用などが重要である。
  • 機器や道具の消毒は使用毎に行うべきであり、1日1回では不十分である。
  • 感染対策は屋外・屋内を問わず必要であり、屋外での作業療法活動でも感染予防が必要である。
  • 湿度40%以下ではなく、標準的な感染症予防策としては湿度40〜70%が適切である。
  • 手洗いはハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2セット繰り返すのが適切であり、5秒程度の洗浄では不十分である。
  • 血液、体液、分泌物(汗を除く)、排泄物等に触れる場合は手袋を着用するのが適切な感染症予防策であるため、正しい選択肢である。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第51問

院内感染の防止対策について誤っているのはどれか。  

1: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。

2: MRSA患者が触れた器具や手指は消毒する。

3: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。

4: 患者の血液に触れたら直ちに洗浄する。

5: 患者に使用した注射針を刺したら直ちに医師に報告する。

第49回午前:第50問

理学療法室での感染予防について誤っているのはどれか。  

1: 患者ごとに手洗いをする。

2: 冬季には室内の湿度を低く保つ。

3: 付き添い者の感染にも注意する。

4: 自分が感染源にならないように気を配る。

5: 手洗い後は使い捨てペーパータオルで手を拭く。

第51回午後:第38問

作業療法における標準感染予防策として適切なのはどれか。  

1: 手洗い後は共用の布タオルで水気を取る。

2: 外気が入らないように部屋を閉めきる。

3: 手は水に5~10秒程度浸して洗う。

4: 部屋は40~50%の湿度を保つ。

5: 患者に触れる前後に手を洗う。

第39回午前:第56問

理学療法室における感染予防で適切でないのはどれか。  

1: 部屋の湿度は十分に保つ。

2: 洗面台には足踏み式の給水栓を設置する。

3: 手は患者の治療ごとに洗う。

4: 石鹸を用いて流水で20秒程度洗う。

5: 手洗後は備え付けの布タオルで拭く。

第39回午前:第74問

作業療法室における感染予防として適切でないのはどれか。  

1: 部屋の湿度は十分に保つ。

2: 洗面台には足踏み式の給水栓を設置する。

3: 手は患者の治療ごとに洗う。

4: 石鹸を用い流水で20秒程度洗う。

5: 手洗い後は備え付けの布タオルで拭く。

第53回午前:第50問

標準予防策〈standard precautions〉において、操作の後だけに手指衛生が必要なのはどれか。  

1: 気管吸引

2: 血圧測定

3: 脈拍測定

4: 体温測定

5: ベッド柵の操作

第54回午前:第40問

作業療法室に咳き込む入院患者が来室した際、その患者への適切な指導はどれか。  

1: 手袋の着用を促す。

2: 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促す。

3: 病室に戻ってからしっかりと手指衛生を行うよう促す。

4: 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。

5: 呼吸器感染症があれば他の患者と45 cm以上距離を空けるよう促す。

  • 答え:4
  • 解説:咳き込む入院患者が来室した際には、空気感染や飛沫感染を予防するための対策が重要です。適切な指導は、装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促すことです。
  • 手袋の着用は、接触感染の危険性があるときに適切な対策ですが、空気感染や飛沫感染を防ぐためにはサージカルマスクの着用が適切です。
  • 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促すことは、マスクをしていない場合には一定の効果がありますが、ティッシュや衣服の袖で口を押さえる方がより適切です。また、サージカルマスクの着用が最も効果的な対策です。
  • 病室に戻ってから手指衛生を行うよう促すことは、感染予防には不十分です。咳き込んでいる場合は、その時点で空気感染や飛沫感染の危険性がありますので、作業療法室退室前に手洗いや手指消毒を行うべきです。
  • 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促すことは、空気感染や飛沫感染を予防する最も適切な対策です。この選択肢が正解です。
  • 呼吸器感染症があれば他の患者と45 cm以上距離を空けるよう促すことは、感染予防には不十分です。飛沫核に病原体が載っている場合、2 m以上の距離であっても感染するとされています。適切な対策は、サージカルマスクの着用です。
  • 科目:臨床実習
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第43回午前:第75問

作業療法室における感染予防で適切でないのはどれか。  

1: 部屋は十分に乾燥させる。

2: 洗面台には足踏み式給水栓を設置する。

3: 手は患者の治療ごとに洗う。

4: 手は石鹸を用い流水で20秒程度洗う。

5: 手洗い後は紙タオルでふく。

第55回午前:第50問

感染症への対応で正しいのはどれか。  

1: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。

2: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。

3: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。

4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。

5: インフルエンザ患者は解熱後翌日から作業療法室で訓練を開始できる。

  • 答え:2
  • 解説:感染症への対応は、感染経路や感染力によって異なります。選択肢の中で正しい対応は、開放性結核患者の病室で予防衣を着用することです。
  • B型肝炎は主に血液感染や母子感染で拡大し、空気感染や飛沫感染、接触感染はないため、個室での訓練を原則とする必要はありません。
  • 開放性結核患者は空気感染を起こす可能性があり、衣服が結核菌により汚染される場合もあるため、予防衣やN95マスクを着用することが正しい対応です。
  • HIVは主に血液や性器分泌液から感染する危険性が高く、唾液内のウイルス量は微量で感染することはまずないため、唾液に触れたからといって抗体検査を受ける必要性は低いです。
  • C型肝炎は血液感染が主であり、接触感染はないため、使用道具をアルコール消毒する必要はありません。
  • インフルエンザは解熱後もウイルスを排出する可能性があるため、解熱後翌日から作業療法室での訓練を再開するのは適切ではありません。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第58問

感染症に関して正しいのはどれか。  

1: MRSAは健常者でも保菌者が存在する。

2: 疥癬患者は入浴後に作業療法室で訓練する。

3: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。

4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。

5: AIDS患者の唾液は感染性が高い。

第56回午前:第1問

75歳の女性。誤嚥性肺炎。喀痰培養でMRSAを検出した。マスク、手袋、ガウンを装着し病棟個室で肺理学療法を開始した。感染予防策について正しいのはどれか。  

1: N95マスクを装着する。

2: 個室のドアは開放してはならない。

3: ガウンは退室時病室内で脱いで廃棄する。

4: 退室時手袋を装着したままドアノブに触れて開ける。

5: 手袋を装着していれば手指消毒は不要である。