第55回午後第87問の類似問題

第41回午前:第53問

初発の多発性硬化症患者の作業療法で適切でないのはどれか。 ア.環境温度を25℃以下に設定する。イ.視覚障害に対して点字訓練を開始する。ウ.漸増抵抗運動での筋力増強訓練を行う。エ.痙縮筋の持続伸張を行う。オ.抑うつに対して心理的サポートを行う。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第57回午前:第97問

後頭葉の血流量低下が特徴的なのはどれか。  

1: HIV認知症

2: 血管性認知症

3: 前頭側頭型認知症

4: Lewy小体型認知症

5: Alzheimer型認知症

  • 答え:4
  • 解説:後頭葉の血流量低下が特徴的な認知症はLewy小体型認知症である。それぞれの認知症は、異なる脳領域の血流量低下が特徴となる。
  • HIV認知症は、特徴的な血流低下が見られないため、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • 血管性認知症は、脳血管障害の部位によって低灌流の部位が変化するため、後頭葉の血流量低下が特徴的とは言えない。
  • 前頭側頭型認知症では、前頭葉や側頭葉の血流量低下が特徴であり、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • Lewy小体型認知症では、後頭葉、一次視覚野、頭頂葉の血流量低下が特徴となるため、この選択肢が正解である。
  • Alzheimer型認知症では、頭頂葉、後方連合野、後部帯状回などの血流量低下が特徴であり、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第36回午前:第83問

疾患と歩行補助具との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 脳卒中片麻痺-T字杖

2: 脊髄小脳変性症-交互型歩行器

3: 痙直型両麻痺-ロフストランド杖

4: 慢性関節リウマチ-プラットフォーム杖

5: パーキンソン病-四点杖

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群

第36回午後:第44問

誤っている組み合わせはどれか。  

1: パーキンソン病-酩酊歩行

2: 痙性対麻痺-はさみ足歩行

3: 腓骨神経麻痺-鶏状歩行

4: 進行性筋ジストロフィー-動揺歩行

5: 脳卒中片麻痺-分回し歩行

第52回午後:第45問

生活習慣病に含まれないのはどれか。  

1: 高血圧症

2: 脂質異常症

3: 糖尿病

4: 脳卒中

5: 肺炎

第48回午後:第24問

Fugl-Meyer Assessment(FMA)で評価する疾患として適切なのはどれか。  

1: 脳卒中

2: 多発性筋炎

3: Parkinson病

4: 脊髄小脳変性症

5: 筋萎縮性側索硬化症

第57回午前:第89問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

  • 答え:2 ・3
  • 解説:原発性骨粗鬆症は、閉経後の女性に多く、骨代謝が速い海綿骨の減少を伴います。喫煙や飲酒は危険因子となりますが、血清カルシウムやリンは正常です。骨折好発部位は大腿骨近位部や椎体です。
  • 原発性骨粗鬆症は閉経後の女性に多いため、男性に多いというのは誤りです。
  • 海綿骨は骨代謝が速いため、原発性骨粗鬆症では骨量の減少を伴います。この選択肢は正しいです。
  • 喫煙は原発性骨粗鬆症の危険因子であり、飲酒も危険因子となります。この選択肢は正しいです。
  • 原発性骨粗鬆症では、血清カルシウムおよびリンは正常であり、低カルシウム血症を伴わないため、この選択肢は誤りです。
  • 原発性骨粗鬆症の骨折好発部位は大腿骨近位部および椎体であり、尺骨ではないため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第43回午後:第75問

糖尿病の合併症で誤っているのはどれか。  

1: 腎症

2: 緑内障

3: 網膜症

4: ニューロパチー

5: 下肢壊疽

第52回午前:第90問

多発性硬化症について正しいのはどれか。  

1: 女性よりも男性に多い。

2: 再発と寛解を繰り返す。

3: 発症は50歳以上が多い。

4: 後遺障害を残すことは稀である。

5: 白色人種に比べて黄色人種に多い。

第34回午前:第53問

多発性硬化症で再燃による筋力低下が進行している時期の作業療法として正しいのはどれか。  

1: 筋力低下の著しい筋の筋力増強訓練に重点を置く。

2: 効率のよいADLの方法を指導する。

3: 副腎皮質ステロイド薬を減量した日に運動量を増やす。

4: 運動量の決定は感覚障害を指標にする。

5: 訓練は短時間に集中して行う。

第37回午後:第99問

脳血栓に比べ脳出血に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 ア.症状の進行は緩徐である。イ.高血圧がある。ウ.活動時の発症が多い。エ.高齢者に多い。オ.心疾患を多く合併する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第87問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

第40回午前:第60問

ダウン症の身体機能の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 運動発達が遅れる。

2: 環軸関節亜脱臼がみられる。

3: 先天性心疾患の合併が多い。

4: 四肢の関節拘縮を生じやすい。

5: 外反扁平足が歩行時の問題となる。

第54回午後:第24問

男性に比べて女性に多い疾患はどれか。  

1: Perthes病

2: 多発性筋炎

3: 高尿酸血症

4: 強直性脊椎炎

5: Duchenne型筋ジストロフィー

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、男性に比べて女性に多い疾患を選ぶ必要があります。選択肢の中で、女性に多い疾患は多発性筋炎です。
  • Perthes病は、6~8歳の男児に多い疾患であり、女性に多いとは言えません。
  • 多発性筋炎は、男女比でやや女性に多く、学童期と成人期(30~60歳)の二峰性に好発年齢が分布します。四肢近位筋に有痛性筋無力症を生じ、歩行困難や上肢・頭部挙上困難を示すため、この選択肢が正解です。
  • 高尿酸血症は、男性に圧倒的に多い疾患であり、女性に多いとは言えません。
  • 強直性脊椎炎は、10~20歳代で好発し、男性が3~5倍多い疾患であり、女性に多いとは言えません。
  • Duchenne型筋ジストロフィーは、5歳以下の男児に発生する疾患であり、女性に多いとは言えません。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第54回午後:第90問

神経系の感染症と病原体の組合せで正しいのはどれか。  

1: HIV脳症―スピロヘータ

2: 急性灰白髄炎―ウイルス

3: Creutzfeldt-Jakob病―細菌

4: 進行麻痺―ウイルス

5: 日本脳炎―細菌

  • 答え:2
  • 解説:神経系の感染症は、様々な病原体によって引き起こされる。正しい病原体と感染症の組み合わせを選ぶことが重要である。
  • HIV脳症は、HIV-1によって引き起こされる感染症であり、スピロヘータではない。HIV脳症は、認知障害や昏睡などの症状が進行する。
  • 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症であり、正しい組み合わせである。この病気は、脊髄前角細胞や脳幹の運動ニューロンを損傷し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、細菌ではなく、感染型プリオン蛋白によって引き起こされる感染症である。この病気は、認知症症状や錐体路・錐体外路症状が急速に進行し、植物状態となる。
  • 進行麻痺は、ウイルスではなく、スピロヘータである梅毒トレポネーマによって引き起こされる感染症である。この病気は、髄膜血管型神経梅毒の代表的な病態である。
  • 日本脳炎は、細菌ではなく、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって引き起こされる感染症である。この病気は、急性脳炎に属し、発熱や髄膜刺激症状、意識障害などの症状が現れる。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第95問

右心不全の直接的原因として正しいのはどれか。  

1: 高血圧

2: 肥大型心筋症

3: 僧帽弁閉鎖不全症

4: 原発性肺高血圧症

5: 大動脈弁閉鎖不全症

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操

第51回午後:第34問

廃用症候群が原因となるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 糖尿病

3: 心筋梗塞

4: 沈下性肺炎

5: 閉塞性動脈硬化症

第51回午後:第92問

中枢神経発生に伴う先天奇形とその特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 滑脳症―――――――――脳溝増加

2: 全前脳胞症―――――――顔面外側の欠損

3: 二分脊椎――――――――水頭症合併

4: Arnold-Chiari奇形―――脊髄の頭蓋内嵌入

5: Dandy-Walker症候群―――後頭蓋縮小