67歳の女性。数か月前から、「子どもが枕元に座っている」と言うようになった。最近では歩行が小刻みになってきて転びやすくなり、物忘れが目立つようになった。疾患として考えられるのはどれか。2つ選べ。 ア．Alzheimer型認知症イ．Pick病ウ．血管性認知症エ．Lewy（レビー）小体型認知症オ．遅発性統合失調症
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。
1: 症状が非定型的である。
2: 精神症候を伴いやすい。
3: 合併症を伴いやすい。
4: 検査所見での個人差が少ない。
5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。
骨形成不全症で正しいのはどれか。
1: 強膜炎を合併する。
2: 遺伝性疾患ではない。
3: 視覚障害を合併する。
4: 二次的に側弯症を発症しやすい。
5: 治療にはステロイド薬が有効である。
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
誤っている組合せはどれか。
1: 熱傷－瘢痕拘縮
2: 手掌腱膜－デュプイトラン拘縮
3: 筋阻血－筋性斜頸
4: 関節リウマチ－骨性強直
5: 五十肩－関節包癒着
50歳の女性。球麻痺症状で発症した筋萎縮性側索硬化症。発症後1年経過。自営業世帯の主婦で、病前は家業の経理を行っていた。現在、筋力は上肢近位筋群3（Fair）、上肢遠位筋群2（Poor）、下肢筋群4（Good）である。最近、肺炎を2回起こしている。現時点での評価項目で適切でないのはどれか。
1: 筋萎縮の部位、程度
2: 会話明瞭度
3: 食事動作
4: 簿記、計算力
5: 浴室、トイレの構造
ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 脳神経は回避される。
2: 再発を繰り返すことが多い。
3: 軸索型は機能予後が不良である。
4: 重度な感覚障害を伴うことが多い。
5: 近位筋より遠位筋の障害が遷延する。
重症筋無力症について正しいのはどれか。
1: 起床時に症状が強い。
2: 悪性腫瘍の合併が多い。
3: 自己免疫性疾患である。
4: 女性よりも男性に多い。
5: 40歳以前の発症は稀である。
症状と生活指導との組合せで正しいのはどれか。
1: 視覚失認－認知に視覚以外の感覚を使わせる。
2: バリント症候群－食事は一皿にまとめて出す。
3: 観念運動失行－指示書で動作を促す。
4: 運動性失語－聞き役に専念させる。
5: 運動保続－保続動作を利用する。
筋萎縮性側索硬化症で生じにくい障害はどれか。2つ選べ。 ア．構音障害イ．膀胱直腸障害ウ．眼球運動障害エ．嚥下障害オ．呼吸障害
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
症状と治療法との組合せで正しいのはどれか。
1: 1. 失行症－自己教示法
2: 2. 半側無視－間隔伸張法
3: 3. 記憶障害－誤りなし学習
4: 4. 注意障害－観察学習
5: 5. 遂行機能障害－プリズム適応療法
脊髄性運動失調症でみられるのはどれか。
1: 折りたたみナイフ現象
2: 断綴性発語
3: 羽ばたき振戦
4: 酩酊歩行
5: Romberg徴候陽性
絞扼性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか。
1: 肘部管症候群 − 橈骨神経
2: 円回内筋症候群 − 尺骨神経
3: 手根管症候群 − 正中神経
4: 梨状筋症候群 − 外側大腿皮神経
5: 足根管症候群 − 総腓骨神経
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 急性発症することが多い。
3: 若年の発症は予後が良い。
4: 中年期以後に発症することが多い。
5: 高EEの家族のもとで再発率が高くなる。
自助具と病態の組合せで正しいのはどれか。
1: 透明文字盤 － 片麻痺
2: レバー式水道栓 － 関節リウマチ
3: 足用吸盤付きブラシ － 頸髄完全損傷
4: ソックスエイド － アテトーゼ型脳性麻痺
5: 万能カフ － 進行性筋ジストロフィー
運動失調がみられるのはどれか。
1: 辺縁系脳炎
2: Parkinson病
3: 周期性四肢麻痺
4: Wallenberg症候群
5: Lambert-Eaton症候群
骨折後に発生する合併症で誤っているのはどれか。
1: 静脈血栓症
2: 阻血性拘縮（フォルクマン拘縮）
3: 骨化性筋炎
4: 無腐性骨壊死
5: デュプイトラン拘縮
統合失調症の予後を予測する因子で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 病識
2: 身体的愁訴
3: 低ナトリウム血症
4: 初回入院時の処方薬の種類
5: 発病してから治療を開始するまでの期間
頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。
1: 排尿障害
2: 麻痺性イレウス
3: 胃潰瘍
4: 異所性骨化
5: 起立性低血圧
絞扼性神経障害の組合せで誤っているのはどれか。
1: 尺骨神経－肘部管症候群
2: 正中神経－手根管症候群
3: 橈骨神経－回外筋症候群
4: 坐骨神経－梨状筋症候群
5: 深腓骨神経－足根管症候群