第54回午前第49問の類似問題

第35回午前:第73問

高齢者の特徴として適切でないのはどれか。  

1: 最大筋力が低下する。

2: 筋持久力が低下する。

3: 反応時間が延長する。

4: 固有感覚閾値が上昇する。

5: 体力の個人差が減少する。

第52回午前:第68問

老化に伴う生理機能の変化で正しいのはどれか。  

1: 血管抵抗は低下する。

2: 残気量は減少する。

3: 心拍出量は増加する。

4: 肺活量は増加する。

5: 予備呼気量は減少する。

第52回午前:第25問

フレイルの説明で正しいのはどれか。  

1: サルコペニアと関連がある。

2: 体重は増加している者が多い。

3: 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。

4: 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。

5: 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。

第43回午前:第66問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 褥瘡が生じやすい。

2: 嚥下障害が起こる。

3: 筋萎縮は近位に強い。

4: 四肢遠位の感覚障害が強い。

5: 眼球運動は末期まで維持される。

第49回午前:第32問

多発性硬化症について正しいのはどれか。  

1: 高齢者に多い。

2: 脱髄が主病変である。

3: 症状に日内変動がみられる。

4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。

5: 脳神経系では聴覚が障害されやすい。

第49回午後:第18問

87歳の女性。転倒による大腿骨近位部骨折に対する手術後。理学療法を行っているが、筋力増強の効果が不十分で全身の持久性も低下している。下肢の浮腫を認めたため主治医へ報告したところ、栄養障害はあるが内科的な併存症はないといわれた。理学療法を行う上で、特に参考となる血液検査所見はどれか。  

1: アルカリフォスファターゼ

2: クレアチニン

3: 空腹時血糖

4: アルブミン

5: 赤血球

第44回午後:第87問

多発性硬化症について正しいのはどれか。  

1: 高齢者に多い。

2: 脱髄が主病変である。

3: 症状に日内変動がみられる。

4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。

5: 脳神経では聴覚が障害されやすい。

第37回午前:第73問

ギラン・バレー症候群で機能的予後への影響が少ないのはどれか。  

1: 高齢者

2: 自律神経障害の合併

3: 人工呼吸器装着

4: 軸索変性の存在

5: 下肢腱反射の低下

第52回午後:第50問

栄養状態の評価として有用性が低いのはどれか。  

1: 血小板数

2: 下腿周囲径

3: 体重減少率

4: Body Mass Index

5: 血清アルブミン値

第50回午前:第29問

Down症候群について正しいのはどれか。  

1: 転座型に次いで21トリソミーが多い。

2: 発症リスクに高齢出産がある。

3: 言語表出に問題はない。

4: 筋緊張は高い。

5: 男子に多い。

第47回午後:第30問

高齢者の筋力について誤っているのはどれか。  

1: 筋断面積は経年的に減少する。

2: 上肢よりも下肢の筋力低下が大きい。

3: 筋力強化によって筋線維の肥大が期待できる。

4: タイプII線維よりもタイプI線維の萎縮が優位である。

5: 筋力強化の初期効果は動員される運動単位が増加することによる。

第46回午前:第87問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

第57回午前:第89問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

  • 答え:2 ・3
  • 解説:原発性骨粗鬆症は、閉経後の女性に多く、骨代謝が速い海綿骨の減少を伴います。喫煙や飲酒は危険因子となりますが、血清カルシウムやリンは正常です。骨折好発部位は大腿骨近位部や椎体です。
  • 原発性骨粗鬆症は閉経後の女性に多いため、男性に多いというのは誤りです。
  • 海綿骨は骨代謝が速いため、原発性骨粗鬆症では骨量の減少を伴います。この選択肢は正しいです。
  • 喫煙は原発性骨粗鬆症の危険因子であり、飲酒も危険因子となります。この選択肢は正しいです。
  • 原発性骨粗鬆症では、血清カルシウムおよびリンは正常であり、低カルシウム血症を伴わないため、この選択肢は誤りです。
  • 原発性骨粗鬆症の骨折好発部位は大腿骨近位部および椎体であり、尺骨ではないため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第34問

廃用症候群が原因となるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 糖尿病

3: 心筋梗塞

4: 沈下性肺炎

5: 閉塞性動脈硬化症

第57回午後:第34問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 脱髄病変がみられる。

3: 発症は70代以上に多い。

4: 神経症状の進行は稀である。

5: 視力低下が出現する頻度が高い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:多発性硬化症は、中枢神経系において神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害される病気です。脱髄病変が見られることや視力低下が出現する頻度が高いことが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。多発性硬化症は女性に多い病気であり、男性よりも女性の方が罹患率が高いとされています。
  • 選択肢2は正しいです。多発性硬化症では、神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害されるため、脱髄病変が見られます。
  • 選択肢3は間違いです。多発性硬化症の発症は、一般的に20代から40代にかけて多く見られます。70代以上では発症は稀です。
  • 選択肢4は間違いです。多発性硬化症では、神経症状の進行が徐々に進むことが一般的であり、進行が稀であるとは言えません。
  • 選択肢5は正しいです。多発性硬化症では、視神経炎が起こることがあり、これが原因で視力低下が出現する頻度が高いとされています。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第49問

萎縮の原因で誤っているのはどれか。  

1: 栄養の低下

2: 血液供給の減少

3: 対臓器の一側の欠損

4: 仕事負荷の消失

5: 内分泌刺激の消失

第54回午後:第89問

続発性骨粗鬆症発症の危険因子はどれか。  

1: 肥満

2: 副腎不全

3: 関節リウマチ

4: 甲状腺機能低下

5: 副甲状腺機能低下

  • 答え:3
  • 解説:続発性骨粗鬆症は、他の疾患や薬剤などが原因で発症する骨粗鬆症です。関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、Cushing症候群などの内分泌疾患や、ステロイド薬、抗けいれん薬などの薬剤性、慢性腎不全、糖尿病、アルコールや廃用、栄養不良などの生活習慣が危険因子とされています。
  • 肥満は続発性骨粗鬆症の危険因子ではありません。むしろ、適度な体重は骨密度を維持するのに役立ちます。
  • 副腎不全は糖質コルチコイドの分泌が減少するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副腎皮質ホルモンの過剰分泌がある場合、ステロイドによる骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 関節リウマチは続発性骨粗鬆症発症の危険因子です。関節リウマチの治療に用いられるステロイド薬や炎症による骨密度低下が、骨粗鬆症の発症につながることがあります。
  • 甲状腺機能低下は、破骨細胞の形成が抑制されないため、骨粗鬆症の危険因子になる場合がありますが、関節リウマチがより大きな危険因子です。甲状腺機能亢進症の場合は、骨の吸収が抑制され、石灰化が促進されるため、骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 副甲状腺機能低下は、骨形成に作用するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副甲状腺機能亢進症の場合は、骨吸収が亢進され、続発性骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第47問

慢性腎臓病で正しいのはどれか。  

1: 若年者に多い。

2: 血清クレアチニンは筋量に影響を受ける。

3: 蛋白尿の評価には随時尿のみ用いられる。

4: レジスタンストレーニングは禁忌である。

5: 推算糸球体濾過量〈eGFR〉は4つの段階に分類される。

第48回午前:第95問

老年症候群について誤っているのはどれか。  

1: 虚弱な老人に特有の症候である。

2: ADLの阻害要因となる。

3: 活動性が低下しやすい。

4: 単一の原因で起こる。

5: 悪循環に陥る。

第49回午後:第68問

基礎代謝について正しいのはどれか。  

1: 男性は女性より低い。

2: 過食によって低下する。

3: 老化に伴い上昇する。

4: 寒冷の環境に慣れた人は低下する。

5: 副腎髄質ホルモンによって上昇する。