第52回午後第50問の類似問題

第57回午前:第25問

栄養評価に適した項目はどれか。2つ選べ。  

1: 体 重

2: 血糖値

3: 前腕周囲径

4: 上腕三頭筋筋力

5: 血清アルブミン値

  • 答え:1 ・5
  • 解説:栄養評価に適した項目は、体重と血清アルブミン値です。体重は栄養状態を直接反映し、血清アルブミン値はタンパク質の状態を示すため、栄養状態の評価に適しています。
  • 体重は栄養状態を直接反映するため、栄養評価に適した項目です。適切な体重を維持することは、健康維持に重要です。
  • 血糖値は、糖尿病やインスリン抵抗性の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 前腕周囲径は筋肉量や筋力の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 上腕三頭筋筋力は筋力の評価に用いられる指標ですが、栄養評価には直接関係しません。
  • 血清アルブミン値は、アミノ酸を原料として主に肝臓で作られるタンパク質で、栄養状態をみる指標です。3.8 g/dL以下は低栄養に注意を要するため、栄養評価に適した項目です。
  • 科目:作業療法評価学
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第52回午後:第92問

高齢者にみられる病態のうち、低栄養の関与が低いのはどれか。  

1: 貧血

2: 褥瘡

3: 大腿骨骨折

4: サルコペニア

5: 虚血性心疾患

第54回午前:第49問

廃用症候群で正しいのはどれか。  

1: 加齢による影響は少ない。

2: 二次性サルコペニアを認める。

3: 筋萎縮は上肢に強くみられる。

4: 進行しても摂食嚥下機能は保たれる。

5: 高齢者では高アルブミン血症を認める。

第53回午後:第93問

我が国におけるメタボリックシンドロームの診断基準に含まれないのはどれか。  

1: 中性脂肪

2: 空腹時血糖

3: 収縮期血圧

4: ウエスト周囲径

5: LDLコレステロール

  • 答え:5
  • 解説:メタボリックシンドロームの診断基準は、ウエスト周囲径が必須項目で、高トリグリセリド血症、収縮期血圧、空腹時高血糖のうち2項目以上が選択項目です。LDLコレステロールは診断基準に含まれません。
  • 中性脂肪は高トリグリセリド血症として診断基準に含まれており、150 mg/dl以上が基準となります。
  • 空腹時血糖は診断基準に含まれており、110 mg/dl以上が基準となります。
  • 収縮期血圧は診断基準に含まれており、130 mmHg以上が基準となります。拡張期血圧も診断基準に含まれており、85 mmHg以上が基準となります。
  • ウエスト周囲径は診断基準の必須項目であり、男性85 cm以上、女性90 cm以上が基準となります。
  • LDLコレステロールは診断基準に含まれない項目です。代わりに、HDLコレステロール(低HDLコレステロール血症)が診断基準に含まれており、40 mg/dl未満が基準となります。
  • 科目:保健医療福祉
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第54回午前:第26問

検査結果を表に示す。6か月前と比べてバランス機能の低下を示すのはどれか。

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第55回午後:第32問

要因と症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 血液粘稠度低下―――――静脈血栓

2: 循環血漿量低下―――――起立性低血圧

3: 最大酸素摂取量増加―――運動耐容能の低下

4: 血清アルブミン値低下――褥瘡

5: 骨への物理的応力増加――骨萎縮

  • 答え:2 ・4
  • 解説:この問題では、要因と症状の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、循環血漿量低下と起立性低血圧、血清アルブミン値低下と褥瘡です。
  • 血液粘稠度低下は、静脈血栓の要因とはなりません。静脈血栓の要因には、血液凝固阻止因子低下やうっ血、組織因子の産生・放出、血液凝固因子活性上昇などがあります。血液粘稠度が亢進した場合に動脈・静脈血栓の要因となります。
  • 循環血漿量低下は、起立性低血圧の要因となります。急性の起立性低血圧の要因には、循環血漿量低下や長期臥床、副腎機能不全などがあります。この選択肢は正しいです。
  • 最大酸素摂取量増加は、運動耐容能の低下の要因とはなりません。運動耐容能の低下の要因には、慢性心不全などがあります。最大酸素摂取量が増加した場合は、運動耐容能は増加します。
  • 血清アルブミン値低下は、褥瘡の要因となります。褥瘡発生の要因には、低栄養や炎症、低蛋白による腎機能低下、感染症による全身のエネルギー消耗などがあります。栄養状態の評価として、血清アルブミン値も用いられ、一般に、3.5 g/dL以下の場合に褥瘡発生リスクが高いとされる。この選択肢は正しいです。
  • 骨への物理的応力増加は、骨萎縮の要因とはなりません。骨萎縮の要因には、不動(骨への物理的応力は減少する)などがあります。
  • 科目:その他の身体障害
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第53回午後:第84問

廃用症候群によって低下しないのはどれか。  

1: 筋力

2: 肺活量

3: 心拍数

4: 身体活動性

5: 胃腸管運動

  • 答え:3
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって生じる身体機能の低下を指します。筋力、肺活量、心拍出量、身体活動性、胃腸管運動などが低下することが一般的ですが、心拍数は低下しません。
  • 筋力は廃用症候群によって低下します。安静臥位により1日2%程度の割合で廃用性筋萎縮が生じるためです。
  • 肺活量は廃用症候群によって低下します。安静臥位により心肺機能が低下するためです。
  • 心拍数は廃用症候群によって低下しません。むしろ、安静臥位により1回拍出量が低下するため、心拍数は増加することがあります。
  • 身体活動性は廃用症候群によって低下します。安静による全身持久力の低下により、脱力感や易疲労性が生じるためです。
  • 胃腸管運動は廃用症候群によって低下します。不動による交感神経系の亢進の結果、胃腸管運動が低下するためです。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
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