第51回午後第77問の類似問題

第48回午後:第86問

熱傷について正しいのはどれか。  

1: Ⅰ度では皮膚の発赤をきたす。

2: 浅達性Ⅱ度では肥厚性瘢痕を残す。

3: Ⅲ度では強い痛みがある。

4: 小児の熱傷面積の概算には9の法則が用いられる。

5: 熱傷指数はⅠ度とⅡ度の面積から算出する。

第53回午前:第77問

熱傷について正しいのはどれか。  

1: 第Ⅰ度熱傷では熱感はみられない。

2: 浅達性第Ⅱ度熱傷では瘢痕を残す。

3: 深達性第Ⅱ度熱傷の水疱底は発赤している。

4: 第Ⅲ度熱傷では疼痛が著明である。

5: 鼻咽腔内に煤が見られたときは気道熱傷が疑われる。

  • 答え:5
  • 解説:熱傷は皮膚や組織が熱によって損傷を受ける状態で、その程度によって第Ⅰ度熱傷から第Ⅲ度熱傷まで分類される。また、火災後の患者で鼻咽腔内に煤が見られた場合、気道熱傷が疑われる。
  • 第Ⅰ度熱傷は表皮のみの損傷であり、皮膚は発赤と紅斑が生じる。症状として熱感と疼痛がみられるため、この選択肢は間違いです。
  • 浅達性第Ⅱ度熱傷は真皮浅層までの損傷であり、皮膚は紅斑と水疱を生じるが、瘢痕は残さない。強い疼痛と灼熱感がみられるため、この選択肢は間違いです。
  • 深達性第Ⅱ度熱傷は真皮深層までの損傷であり、皮膚は水疱底の白い水疱とびらんがみられる。しかし、水疱底は発赤していないため、この選択肢は間違いです。
  • 第Ⅲ度熱傷は真皮全層、皮下組織に及ぶ損傷であり、皮膚は蒼白、羊皮紙様となる。痛覚の損傷により無痛となるため、この選択肢は間違いです。
  • 火災後の患者など、鼻咽腔内に煤が見られたときは気道熱傷が疑われる。気道熱傷ではこのほか、呼吸困難、嗄声、喘鳴、顔面熱傷、口咽頭の発赤、浮腫、ラ音、チアノーゼなどがみられる。この選択肢が正しい。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第57回午後:第34問

熱傷について正しいのはどれか。  

1: Ⅰ度熱傷では水疱がみられる。

2: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。

3: 深達性Ⅱ度熱傷では痛覚鈍麻がみられる。

4: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。

5: 熱傷面積はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。

第34回午後:第93問

消化器疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.十二指腸潰瘍による痛みは食後に生じる。イ.胆石による典型的な痛みは鈍痛である。ウ.腹膜炎では腹部を軽く押すと腹筋の緊張が低下する。エ.食道静脈瘤の基礎疾患として肝硬変がある。オ.広汎な熱傷には胃潰瘍が続発しやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第38回午前:第54問

頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。  

1: 排尿障害

2: 麻痺性イレウス

3: 胃潰瘍

4: 異所性骨化

5: 起立性低血圧

第37回午前:第70問

高齢障害者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器感染症が多い。

2: 尿路感染症が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 軽度の意識障害を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子である。

第54回午前:第94問

熱傷で正しいのはどれか。  

1: 熱傷面積はI、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。

2: I度熱傷では水疱がみられる。

3: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。

4: 深達性Ⅱ度熱傷では疼痛がみられる。

5: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。

  • 答え:4
  • 解説:熱傷は、皮膚が熱や化学物質、放射線などによって損傷を受けることで発生します。熱傷の程度は、I度、II度、III度に分類され、それぞれの症状や治療法が異なります。
  • 選択肢1は間違いです。熱傷面積の計算は、II度とIII度の熱傷面積を合わせて行います。具体的には、1/2×II度熱傷面積(%)+III度熱傷面積(%)で求められます。
  • 選択肢2は間違いです。I度熱傷では、皮膚が赤くなり、軽度の痛みがあるものの、水疱は見られません。水疱は、浅達性II度熱傷や深達性II度熱傷で見られることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。水疱底が蒼白であるのは、深達性II度熱傷の特徴です。浅達性II度熱傷では、水疱底は赤みがかっています。
  • 選択肢4は正しいです。深達性II度熱傷では、疼痛が見られますが、浅達性II度熱傷に比べて軽度であることが一般的です。
  • 選択肢5は間違いです。III度熱傷では、皮膚の全層が損傷し、再生組織は創傷辺縁からしか生じません。創底から上皮化が起こるのは、深達性II度熱傷の場合です。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第45回午前:第89問

熱傷で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Ⅲ度熱傷は真皮層までの損傷をいう。

2: 四肢関節部位は特殊部位と呼ばれる。

3: 瘢痕形成の予防として圧迫と伸張とが用いられる。

4: 手の熱傷では手内筋プラスポジションとなりやすい。

5: 小児の熱傷面積を算出する場合は9の法則を用いる。

第50回午後:第36問

熱傷患者に対する作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 肥厚性瘢痕部は圧迫する。

2: 急性期から装具で良肢位に保持する。

3: 急性期はゆっくりとした運動を行う。

4: 皮膚移植部は生着してから伸張する。

5: 体幹の熱傷では肩関節は内転位とする。

第36回午前:第73問

高齢の障害者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器感染症が多い。

2: 尿路感染症が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 意識状態の悪化を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子の一つである。

第38回午後:第79問

誤っているのはどれか。  

1: 朝のこわばりは慢性関節リウマチの診断基準項目に含まれる。

2: 全身性エリテマトーデスは男性に多い。

3: レイノー現象は寒冷により誘発される。

4: リウマチ熱は溶連菌感染と関連する。

5: 強直性脊椎炎は仙腸関節に好発する。

第35回午後:第49問

急性炎症で誤っているのはどれか。  

1: 循環障害

2: 滲 出

3: 壊 死

4: 増 殖

5: 充 血

第41回午前:第68問

高齢者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器系が多い。

2: 尿路系が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 意識障害を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子である。

第42回午後:第35問

体温で誤っているのはどれか。  

1: 午前に比べ午後が高い。

2: 呼気は熱放散に関与する。

3: 血管収縮で熱放散が増加する。

4: 交感神経活動は放熱を防止する。

5: 高齢者は小児より低い。

第37回午後:第86問

肝炎について誤っているのはどれか。  

1: A型肝炎は経口感染である。

2: B型肝炎は血液や体液を介して感染する。

3: B型肝炎は垂直感染の可能性がある。

4: C型肝炎は呼吸器を介して感染する。

5: C型肝炎は慢性肝炎に移行しやすい。

第52回午後:第25問

我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。  

1: 男性よりも女性が多い。

2: 不全損傷よりも完全損傷が多い。

3: 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。

4: 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。

5: 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。

第51回午後:第30問

深達性Ⅱ度熱傷に分類されるのはどれか。  

1: 表皮までの損傷

2: 真皮浅層までの損傷

3: 真皮深層までの損傷

4: 皮下組織までの損傷

5: 筋肉までの損傷

第34回午前:第56問

重症心不全患者について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練や作業は食事の直後に行う。イ.入浴でつかるのは臍から胸までにする。ウ.四季を通じて保温に注意する。エ.筋力増強にはハンドグリップでの訓練を行う。オ.しゃがんでの草取りを勧める。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午前:第95問

肝硬変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。  

1: 出血性胃炎

2: 吻合部潰瘍

3: 食道静脈瘤

4: アカラシア

5: 逆流性食道炎