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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第5回 午後 第67問
20件の類似問題
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。...
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77
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:52% 類似度 67.7%
エネルギーの人体作用について正しいのはどれか。
a
1.5Tの超電導MRI検査で頭部に熱傷を起こす。
b
43°Cの温熱の長時間曝露で低温熱傷が生じる。
c
15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。
d
2.45GHz、0.5W/cm2の電磁波の照射部位で温度上昇が生じる。
e
波長193nmの光照射によって深部組織に熱傷が生じる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
86
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:73% 類似度 67.7%
誤っているのはどれか。
a
人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。
b
人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。
c
商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。
d
電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。
e
His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
34
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:77% 類似度 67.6% 解説あり
カテーテルアブレーションについて正しいのはどれか。
1
冠動脈内病変を標的部位として焼灼する治療法である。
2
装置には3〜7kHzの低周波発生装置が必要である。
3
対極板に接している組織が焼灼される。
4
心房細動患者の治療に使用される。
5
発作中の心室細動を止めるのに有用である。

解説

カテーテルアブレーションは、心筋内の不整脈起源(異常自動能、トリガー、リエントリー回路など)をカテーテル先端電極から通電して熱変性させ、病的伝導を遮断・修飾する治療である。一般に約300〜700kHzの高周波(RF)電流を用い、筋・神経刺激を回避しつつ、先端周囲の組織に抵抗加熱を生じさせる。対極板(パッド)は電流帰路として用いられ、広い面積で電流密度を下げるため焼灼は生じにくく、病変はカテーテル先端周囲に形成される。適応は上室頻拍、WPW症候群、心房粗動、心房細動(肺静脈隔離など)を含む頻脈性不整脈で、心房細動に対する治療として広く実施される。一方、発作中の心室細動の中止は除細動が第一選択であり、アブレーションは再発予防や基質修飾として検討されるにとどまる。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。標的は冠動脈内病変ではなく、不整脈の発生・維持に関与する心筋組織(異常伝導路やリエントリー回路、トリガー起源など)である。冠動脈内病変の治療は主にPCI(ステント留置など)が対象となる。

2
不正解

誤り。用いるのは約300〜700kHzの高周波電流であり、3〜7kHzの低周波ではない。高周波帯を用いることで筋・神経刺激を避けつつ、先端周囲組織に抵抗加熱を生じさせる。

3
不正解

誤り。病変形成(焼灼)はカテーテル先端電極に接する心筋組織で生じる。対極板は電流の帰路として体表に広く貼付され、面積が大きく電流密度が低いため焼灼は起こりにくい。

4
正解

正しい。心房細動はカテーテルアブレーションの主要適応の一つであり、肺静脈隔離などの手技が標準的に行われる。

5
不正解

誤り。発作中の心室細動の急性停止は電気的除細動が第一選択である。アブレーションは再発予防や基質修飾として検討されることはあるが、進行中のVFの停止手段としては有用ではない。

73
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:67% 類似度 67.6%
CO2レーザ手術装置について適切でないのはどれか。
a
乾燥したガーゼによる防護
b
多関節金属パイプ(マニピュレータ)
c
波長10.6μm
d
He-Neレーザガイド光
e
動脈性出血の止血
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
9
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午後
類似度 67.5%
ペースメーカについて正しいのはどれか。
1
刺激パルスは正弦波交流である。
2
刺激パルス電圧は1mV程度である。
3
刺激電極は大動脈基部に留置する。
4
ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。
5
刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。
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67
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午前
正答率:78% 類似度 67.5%
除細動器について正しいのはどれか。
a
出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗(無誘導)を用いる。
b
出力電流波形は20ms以上長く尾を引くパルスがよい。
c
有効に除細動が行われた場合はパドルを接触させた皮膚に熱傷ができる。
d
心房細動の除去はR波同期で行う。
e
出力端子と接地問の静電容量によって高周波分流が起こる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
79
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:79% 類似度 67.3%
ME機器に由来する事故の安全対策について適切でないのはどれか。
1
レーザーメスの使用にあたり、立ち会う者も防護眼鏡を掛けるようにする。
2
生命維持装置には非常電源設備が必須である。
3
多数の機器の使用時に個々の機器ごとの安全性を保てば全体の安全性を確保できる。
4
電気メスの使用の際、分流対策を実施する。
5
高圧酸素室で使用する機器としては防爆設計を施したものを用いる。
3
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 67.3%
心電図テレメータについて誤っているのはどれか。
1
UHF帯の電波を利用している。
2
心電図信号は受信機でAD変換される。
3
送信機に使用するアルカリ乾電池の寿命は1週間程度である。
4
3電極のうち2電極に患者測定電流を流して呼吸をモニタすることが多い。
5
A型の送信機の出力は1mW以下である。
64
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:77% 類似度 67.3%
電気メスの高周波分流による熱傷の原因となりうるのはどれか。
a
対極板のコードを長くとり、コイル状にたるみをつける。
b
大きな対極板を装着する。
c
心電図電極用ペーストを対極板に使用する。
d
肩甲骨付近に対極板を装着する。
e
接地された金属部分に患者が接触している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
58
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:88% 類似度 67.3%
適切でない組合せはどれか。
1
心臓ペースメーカ・・・・・・・完全房室ブロック
2
除細動器・・・・・・・・・・・・・・直流方式
3
マイクロ波治療器・・・・・・・ハイパーサーミア
4
レーザメス・・・・・・・・・・・・・炭酸ガス
5
電気メス・・・・・・・・・・・・・・凍結療法
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65
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:79% 類似度 67.2%
治療機器について正しいのはどれか。
1
物理的エネルギーを利用するものは副作用が生じることはない。
2
主作用(効果)Mと副作用Sとの比M/Sの大きな物理的エネルギーを用いる。
3
皮膚を介して伝達される物理的エネルギー密度は10W/cm2まで許される。
4
治療余裕度が高ければ治療効果比は低い。
5
使用後の保守・点検や出力校正は不要である。
75
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:93% 類似度 67.2%
がんの温熱療法について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a
マイクロ波加温法は浅在性腫瘍の加温に有効である。
b
外部加温法の加湿目標は60°C以上である。
c
集束超音波照射には加温作用はない。
d
RF容量結合型では電磁障害は発生しない。
e
体表面の冷却にボーラスを利用する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
66
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:59% 類似度 67.2%
体外式除細動器について誤っているのはどれか。
1
電極回路の一方が接地されている。
2
成人用電極の最小面積は50cm2に規定されている。
3
心室細動の除去には150~400Jのエネルギーを使用する。
4
心房細動の除去にはR波に同期して通電する。
5
心房細動の除去には50~150Jのエネルギーを使用する。
78
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:84% 類似度 67.0%
エネルギーの人体への作用について正しいのはどれか。
1
400nm以下の波長の光を長時間浴びても障害を生じない。
2
常伝導磁石による静磁場に30分間爆露されると発熱による障害を生じる。
3
加熱作用を生じる超音波の強さはキャビテーションを生じるそれよりも大きい。
4
温熱療法(ハイパーサーミア)では42.5°C以上で細胞致死効果が急激に高まる。
5
細胞分裂が盛んな組織ほど放射線感受性は低い。
68
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:75% 類似度 67.0%
除細動器について正しいのはどれか。
a
コイルに充電した数千ボルトのエネルギーをコンデンサを介して生体に放出する。
b
通電時間は数ミリ秒である。
c
心房細動の除細動にはR波同期出力装置を使用する。
d
電極にはペーストを十分に塗り、また出力フローティングを確保する。
e
最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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17
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 67.0%
炭酸ガスレーザ手術装置について正しいのはどれか。
1
光ファイバで導光する。
2
凝固専用である。
3
波長10.6μmの赤外光を使用する。
4
組織深部に到達する。
5
出力光はガラスを透過する。
58
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:74% 類似度 67.0%
超音波吸引器で正しいのはどれか。
a
超音波トランスデューサでプローブ先端を振動させる。
b
超音波によってプローブ先端を加熱し、組織を凝固する。
c
微小血管だけでなく太い血管も凝固する。
d
肝切除術によく使用される。
e
乳化した組織を吸引する機能をもつ。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
4
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 67.0%
生体用電極で接触面積が小さいほうが望ましいのはどれか。
1
心電図モニタ用電極
2
電気メスの対極板
3
除細動器のパドル電極
4
体脂肪率測定用電極
5
植込み型ペースメーカの刺激電極
34
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午後
重要度:低 正答率:45% 類似度 66.8% 解説あり
電気メスについて正しいのはどれか。
a
対極板の接触面積は10cm²前後である。
b
ゲルパッド型は静電結合である。
c
導電結合型対極板は、静電結合型よりも接触インピーダンスが高い。
d
高周波漏れ電流の測定には200Ωの無誘導抵抗を使用する。
e
アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは400Ω前後である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

電気メスでは、患者帰還電極(対極板)は十分な接触面積を確保して生体との接触インピーダンスを低く保つことが安全上重要である。ゲルパッド型は電解質ゲルを介して生体と直流的に導通する導電結合型であり、静電(コンデンサ)結合ではない。導電結合型は静電結合型より接触インピーダンスが低い。高周波漏れ電流の点検では、インダクタンス成分を含まない200 Ωの無誘導抵抗を用いる測定回路が規格で定められている。アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは500 kHz近傍で概ね300〜500 Ω、約400 Ωを想定して校正されることが多い。以上より、正しいのは4と5である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。『接触面積』の表現に対して単位が長さ(cm)になっており本来は面積(cm²)が適切である。いずれにせよ、対極板は十分な面積(成人でおおむね100 cm²以上)で設計され、10(cm²相当)前後のような小面積では接触インピーダンスが高くなり熱傷リスクが増すため不適切である。

b
不正解

誤り。ゲルパッド型は電解質ゲルを介して生体と電気的に導通する『導電結合型』である。『静電結合型』は電極と生体の間を誘電体で隔てコンデンサ結合で電流を流す方式で、ゲルパッド型とは異なる。

c
不正解

誤り。導電結合型は生体と直に導通するため接触インピーダンスを低く抑えられる。一方、静電結合型はコンデンサ結合でありリアクタンス $X_C=\frac{1}{\omega C}$ を介するため一般に接触インピーダンスは導電結合型より高くなる。

d
正解

正しい。電気メスの高周波漏れ電流測定では、インダクタンスの影響を避けるため無誘導の200 Ω抵抗を用いる測定回路が用いられる。点検手順でもこの条件が前提とされる。

e
正解

正しい。電気メスの動作周波数(例:500 kHz)付近でのアクティブ電極—生体接触部のインピーダンスは概ね300〜500 Ωと見なされ、機器やアナライザの校正・試験でも約400 Ωの負荷が想定される。

33
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午前
正答率:72% 類似度 66.7% 解説あり
治療原理について誤っている組合せはどれか。
a
電気メス — 低周波電流
b
除細動器 — 高周波電流
c
高気圧治療装置 — 静圧
d
ネブライザ — 超音波
e
サイクロトロン — 電子線
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

治療機器と、その作用に用いる物理エネルギー(電気・機械・音波・放射線など)の対応を問う問題。電気メスは高周波電流(おおむね300 kHz〜5 MHz)のジュール熱で切開・凝固を行うため「低周波」は不適。除細動器はコンデンサに蓄えた直流エネルギーを短時間に放電(単相あるいは二相のパルス)する機器であり、「高周波電流」ではない。高気圧治療装置は静圧(周囲圧の上昇)により酸素分圧・溶解量を高める。ネブライザは方式により異なるが、超音波ネブライザは超音波で霧化する。サイクロトロンは荷電粒子の加速装置で、粒子線(陽子線等)を主用途とするが、選択肢の意図としては荷電粒子ビームの生成(電子線を含む概念)に整合すると解釈できる。したがって誤りの組合せは1と2。

選択肢別解説

a
正解

誤り。電気メスは高周波電流(約300 kHz〜5 MHz)を用い、メス先端の高い電流密度で生じるジュール熱により組織の切開・凝固を行う。低周波では神経・筋の興奮や感電を起こしやすく、電気メスの原理に適さない。

b
正解

誤り。除細動器は直流電源(コンデンサ放電)を患者に短時間印加し、心筋を一斉脱分極させてリエントリーを途絶させる。波形は単相のダンピング波形や二相性パルスであり、高周波交流を用いるものではない。

c
不正解

正しい組合せ。高気圧治療装置は静圧(周囲圧力の上昇)を利用して酸素分圧および血漿中の溶解酸素量を増加させ、CO中毒や減圧症などの治療に寄与する。物理量としては機械力(静圧)に分類される。

d
不正解

正しい組合せ(方式を特定すれば妥当)。超音波ネブライザはピエゾ素子などで発生させた超音波により薬液を霧化する。一方でジェットネブライザは圧縮気体を用いるため、一般名の「ネブライザ」は方式により原理が異なる点に留意する。

e
不正解

正しい組合せとして扱われる。サイクロトロンは荷電粒子を加速してビームを得る装置であり、医療では主に陽子線・重粒子線やPET核種製造に用いられる。臨床の電子線治療は一般にリニアック由来だが、本設問の対応は「加速装置と荷電粒子ビーム(電子線を含む)」の概念対応として妥当と判断する。

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