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臨床工学技士国家試験

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第5回 午後 第67問
20件の類似問題
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。...
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59
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:77% 類似度 71.3%
超音波吸引装置(超音波メス)について誤っているのはどれか。
1
ニッケルが磁界内で伸縮する性質を利用したトランスデューサなどを用いている。
2
プローブから発せられた高周波電流が組織を破砕する。
3
本装置の使用によって乳化・細分化された組織は、吸引除去される。
4
微小血管は熱凝固でき、太い血管は浮き出て残る。
5
肝腫瘍手術に用いられる。
73
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:84% 類似度 71.2%
レーザメスについて正しいのはどれか。
a
レーザの高い収束性を利用している。
b
使用中は防護眼鏡が必要である。
c
皮膚は切開できない。
d
炭酸ガスレーザは凝固に適している。
e
YAGレーザは内視鏡手術に用いられる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
55
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午後
正答率:55% 類似度 71.2%
医用治療器に使用されるエネルギーのうち、電磁波でないのはどれか。
a
RF(ラジオ周波数)波
b
マイクロ波
c
超音波
d
機械力
e
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
75
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:72% 類似度 71.1%
超音波吸引装置(超音波メス)について誤っているのはどれか。
1
磁歪形ではニッケルが磁界内で伸縮する性質を利用している。
2
プローブから発せられた高周波電流が組織を破砕する。
3
乳化・細分化された組織は吸引除去される。
4
微小血管は熱凝固され、太い血管は浮き出て残る。
5
肝腫瘍手術に用いられる。
79
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:71% 類似度 71.1%
ME機器と起こり得る事故・問題点との組合せで適切でないのはどれか。
1
マイクロ波加温装置 キャビテーション
2
熱希釈式心拍出量計 不整脈
3
経皮的酸素分圧モニタ 水疱
4
電気メス 熱傷
5
レーザーメス 眼障害
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37
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:67% 類似度 71.0% 解説あり
超音波凝固切開装置について誤っているのはどれか。
a
摩擦熱を利用する。
b
切開部の組織温度は $300 \text{℃}$ 程度になる。
c
動脈よりも静脈の止血に適する。
d
切開と凝固が同時にできる。
e
電気メスと比べて凝固に時間がかかる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

超音波凝固切開装置は電気エネルギーを超音波振動(約数十kHz)に変換し、ブレードの微小振動による圧迫・摩擦で発生する熱と機械的作用でタンパク質を変性させ、切開と同時に凝固(シール)を行う。発生する組織温度は概ね80〜100℃と電気メス(約300℃前後)より低く、炭化や熱損傷が少ない一方、低温ゆえ凝固に要する時間は電気メスより長くなる傾向がある。また、シールの成立はコラーゲン・エラスチン量と血管壁厚に依存するため、壁が厚くコラーゲンに富む動脈の方が静脈より止血(封止)が安定しやすい。以上より、誤りは「2」と「3」である。

選択肢別解説

a
不正解

正しい。ブレード先端の超音波振動により組織と接触部で圧迫・摩擦が生じ、摩擦熱と機械的エネルギーによりタンパク質が変性して凝固・切開が行われる。

b
正解

誤り。超音波凝固切開装置での組織温度は一般に80〜100℃程度で、約300℃は電気メスにおける高温炭化域の温度目安である。したがって「300℃程度になる」は超音波装置の説明として不適切。

c
正解

誤り。超音波による血管シールはコラーゲン・エラスチンの変性収縮による封止が主体で、壁が薄くコラーゲン量の少ない静脈はシールが不安定になりやすい。相対的には動脈の方が止血に適するため、「動脈よりも静脈に適する」は不正確。

d
不正解

正しい。超音波振動による機械的作用と発熱により、切開操作と同時にタンパク質変性によるコアギュラム形成が進み、切開と凝固を同時に行える。

e
不正解

正しい。超音波装置は電気メスより低温域で凝固が進むため、同等の止血を得るまでの時間は長くなる傾向がある。結果として電気メスに比べ凝固に時間を要する。

71
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:76% 類似度 70.9%
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a
固体レーザを用いている。
b
レーザ波長は10.6μmである。
c
レーザ光は水分に吸収される。
d
金鏡を使用したマニピュレータで伝送する。
e
内径2mmの動脈からの出血を止められる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
46
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午前
類似度 70.9%
超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。
1
組織の炭化に伴い煙が発生する。
2
機械的振動によって組織を断裂させ切開する。
3
凝固では組織温が300℃前後に達する。
4
ジュール熱により血管壁を収縮させ止血する。
5
鋭利な切開に適している。
49
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午前
類似度 70.9%
超音波吸引手術装置について正しいのはどれか。
1
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に機械的振動を加え超音波を発生させる。
2
プローブ先端チップの発熱により組織を凝固する。
3
使用周波数は2450MHz程度である。
4
プローブ先端の振動振幅は1~3mmである。
5
ハンドピースの冷却水として蒸留水が用いられる。
73
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:74% 類似度 70.9%
超音波吸引手術装置について誤っているのはどれか。
1
振動数は20~30kHzである。
2
ニッケル製トランスデューサは磁歪素子である。
3
メス先の最大ストロークは300μmである。
4
術中の灌流液には蒸留水を用いる。
5
血管を残すことができる。
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71
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午前
正答率:82% 類似度 70.9%
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
1
色素レーザである。
2
波長が紫外領域にある。
3
組織凝固能力が高い。
4
術野周辺を水で湿らせたガーゼで覆い保護する。
5
鋼刃メスより出血が多い。
68
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:65% 類似度 70.4%
電気メスについて正しいのはどれか。
a
使用する対極板は約10cm2である。
b
スプレー凝固では高周波電流を連続的に流す。
c
ゲルパッド型対極板の電気的特性は静電結合である。
d
バイポーラ電極はマイクロサージェリーで多用される。
e
出力試験に用いる標準的な負荷抵抗は500Ω前後である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
33
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午前
正答率:30% 類似度 70.1%
電気メスによる熱傷の原因として考えられるのはどれか。
a
高周波非接地(フローティング)形電気メスの使用
b
消毒液の貯留
c
対極板の接触不良
d
身体の部分同士の接触
e
ディスポーザブル対極板の使用
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
79
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:61% 類似度 70.1%
人体の電撃反応について正しいのはどれか。
a
心尖拍動図の検査はミクロショックを起こす可能性がある。
b
10mAの商用交流で手足の運動の自由が失われる可能性がある。
c
体表から100mAの商用交流が流れ込むと心室細動が誘発されるおそれがある。
d
電気メスで電撃が起きないのは高周波を使用しているからである。
e
ミクロショックはジュール熱の作用によって発生する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
37
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午後
正答率:83% 類似度 70.0% 解説あり
超音波吸引手術器で正しいのはどれか。
1
100MHzの振動を利用する。
2
先端は1〜2mmの振幅で振動する。
3
冷却には蒸留水を用いる。
4
金属メスより鋭利に切開する。
5
骨切離に適する。

解説

超音波吸引手術器(CUSA など)は、主に20〜30 kHz程度の超音波振動と100〜300 µm程度の小さな振幅で先端を振動させ、実質性臓器の組織を機械的破砕・乳化しながら灌流液とともに吸引除去する機器である。プローブ内部の振動子(多くは圧電素子)で発生する熱は循環させた蒸留水で冷却する。一方、切除部位の洗浄・組織搬送には滅菌生理食塩水が用いられることが多い。鋭利な切開能力は金属メスに劣り、骨のような硬組織の切離には適さない。以上より、正しい記述は「冷却には蒸留水を用いる」である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。超音波吸引手術器の作動周波数は一般に20〜30 kHz程度であり、100 MHzのような高周波は用いない。100 MHzは桁違いで、本装置の駆動原理から外れる。

2
不正解

誤り。先端振幅はおおよそ100〜300 µm程度であり、1〜2 mmというミリメートルオーダーの大振幅ではない。ミリメートル振幅だと過剰な機械的損傷を招くため、装置仕様とも一致しない。

3
正解

正しい。プローブ内部の振動子で生じる発熱は、循環させた蒸留水で冷却する運用が一般的である。なお、手術野での洗浄や破砕組織の搬送には滅菌生理食塩水が用いられることが多い。

4
不正解

誤り。本装置は組織を破砕・乳化して吸引することを目的としており、金属メスのように鋭利に切開する器具ではない。弾力に富む血管・神経などは相対的に温存しやすい特性がある。

5
不正解

誤り。適応は脳や肝などの実質性臓器で、骨のような硬組織の切離には適さない。骨切離には専用の器具(ノミ、鋸、ピエゾサージェリー用骨メスなど)を用いるのが一般的である。

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59
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:52% 類似度 69.9%
低周波治療器について誤っているのはどれか。
a
マイクロ波が多く用いられる。
b
皮下に電極を刺入して通電する。
c
数種類の周波数が選択できる。
d
麻痺筋の非活動性萎縮の防止に役立つ。
e
入眠の目的にも用いられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
78
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:46% 類似度 69.9%
エネルギーの生体作用について正しいのはどれか。
1
皮膚に対する熱作用効果は高周波電磁波の方が超音波より低い。
2
生殖細胞に対する超音波の安全限界は10mW/cm2である。
3
熱傷を起こす温度は患者短時間接触のとき、43°Cである。
4
眼障害に対する高周波電磁波の安全限界は100mW /cm2である。
5
ミクロショックで心室細動を起こす低周波電流は10μAである。
37
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午前
重要度:低 正答率:70% 類似度 69.9% 解説あり
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
a
容量結合型加温には数 kHz〜数十 kHz の周波数を使用する。
b
超音波加温は空気層を通して組織を加温する。
c
皮膚表面の冷却にボーラス(水バッグ)を用いる。
d
マイクロ波加温では周波数の増加に対して加温できる深さが減少する。
e
組織内加温では針電極を刺入する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

ハイパーサーミア(温熱療法)は腫瘍組織を選択的に約42〜43℃へ加温し、正常組織との熱感受性の差や併用療法(放射線・薬剤)の感受性増強を狙う治療である。加温法には電磁波(RF・マイクロ波)、超音波、組織内(侵襲的)などがあり、それぞれ物理特性に基づく適応と注意点がある。容量結合型は数MHz〜数十MHzのRF電流を用い、表在部の過熱を避けるためボーラス(水バッグ)で皮膚冷却を行う。超音波は空気層で強く反射するため、ゲルや脱気水で密着カップリングが必須。マイクロ波は周波数が高いほど生体内での減衰が増し、浸透深さが浅くなる。組織内加温では腫瘍内に針電極・アプリケータを刺入して内部から加温する。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。容量結合型(RF)加温で臨床的に用いられるのは数MHz〜数十MHzのRF帯(例:13.56 MHz、27.12 MHz、40.68 MHz など)であり、記載のkHz帯では適切な深部加温が得にくく、臨床標準ではない。

b
不正解

誤り。超音波は空気と生体の音響インピーダンス差が大きく、空気層を介すると大部分が反射して伝搬しない。実施時は超音波用ゲルや脱気水でプローブを密着させ、空気層を排除する。

c
正解

正しい。容量結合型やマイクロ波加温などで電極直下・アンテナ近傍の表面過熱(ホットスポット)を防ぐため、ボーラス(水バッグ)を用いて皮膚表面を冷却する。水ボーラスは冷却に加え、電磁界の均一化やインピーダンス整合にも寄与する。

d
正解

正しい。マイクロ波は周波数が上がるほど生体内での誘電損失が増大し、減衰が大きくなるため、加温可能な浸透深さは周波数の増加に伴って減少する(例:915 MHzの方が2.45 GHzより深部到達性が高い)。

e
正解

正しい。組織内加温(インタースティシャルハイパーサーミア)は腫瘍内に針状電極やアプリケータを刺入し、RFやマイクロ波などで腫瘍内部から加温する侵襲的手法である。

47
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午前
類似度 69.8%
超音波吸引装置について正しいのはどれか。
1
使用周波数は500kHz程度である。
2
超音波発生にCdSe素子を用いる。
3
術野洗浄用に蒸留水を用いる。
4
超音波エネルギーの回収に対極板を使用する。
5
実質性組織の破砕に適している。
11
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 69.8%
炭酸ガスレーザ手術装置について誤っているのはどれか。
1
主に切開用として使用する。
2
多関節ミラーで導光する。
3
使用する赤外光の波長は10.6μmである。
4
組織深部に到達する。
5
出力光はガラスを透過しない。
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