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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第7回 午後 第75問
9件の類似問題
ME機器による事故の原因と症状との組み合わせで誤っているのはどれか。...
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47
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:96% 類似度 60.5%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
抗凝固剤としてヘパリンを用いる。
b
送血カニューレの不適切な固定は動脈回路内圧の異常の原因になる。
c
加温器の温水の温度が高いほど溶血が少ない。
d
動脈送血用カニューレが細いと血管内で流れが乱れない。
e
ローラ圧迫度が強すぎると溶血が起こる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
44
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:79% 類似度 60.5%
人工呼吸中に低圧アラームが作動した。何を点検すべきか。
a
加温加湿器
b
呼吸回路
c
吸気中酸素濃度
d
吸気相:呼気相比(I:E比)
e
気管チューブカブ
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
63
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:92% 類似度 60.3%
電気メス使用時の注意事項として誤っているのはどれか。
1
対極板コードの断線
2
電気ショック
3
雑音障害
4
爆発事故
5
気道閉塞
29
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:79% 類似度 60.3%
人工呼吸器装着後のチェックポイントで誤っているのはどれか。
1
胸部の持ち上がり
2
分時換気量
3
呼吸回数
4
予備呼気量
5
最高気道内圧
52
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午後
正答率:80% 類似度 60.3%
体外循環中、空気塞栓が発生した。多量の空気が入り込む部位として考えられるのはどれか。
a
気管チューブ
b
左心べント挿入部
c
脱血回路
d
貯血槽
e
熱交換器
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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57
臨床工学技士国家試験 - 第21回 午後
正答率:74% 類似度 60.2% 解説あり
人工心肺使用中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。
1
吸引ポンプの回転数上昇
2
脱血不良による陰圧の発生
3
熱交換器による過度の加温
4
小口径カニューレによるジェット流形成
5
ヘパリン投与不足

解説

体外循環中の溶血は、赤血球膜が機械的・熱的ストレスを受けて破壊され、遊離ヘモグロビンが血漿中に漏出する現象である。直接的な誘因は、過度な陰圧・陽圧、強いずり応力(高流速・狭窄・乱流・ジェット流)、空気‐血液界面の多用(強い吸引)、キャビテーション、過度な加温などの「物理的・熱的ダメージ」である。選択肢1〜4はいずれもこれらの機械的・熱的要因に該当し、溶血の直接的原因となり得る。一方、ヘパリン投与不足(選択肢5)は抗凝固不十分により回路内凝血や圧損増大等を招くが、赤血球に直接機械・熱的損傷を与える事象ではないため、溶血の直接的原因とはいえない。

選択肢別解説

1
不正解

吸引ポンプ(カーディオトミー吸引・ベント)の回転数を過度に上げると、強い陰圧と空気混入に伴う空気‐血液界面、ならびに高いずり応力が生じ、赤血球損傷から溶血を直接惹起し得る。したがって直接的原因となる。

2
不正解

脱血不良のままポンプ回転を上げると静脈側に過度な陰圧がかかり、配管内でキャビテーションや高ずり応力が発生して赤血球膜が損傷する。よって溶血の直接的原因である。

3
不正解

熱交換器の過度な加温は血漿タンパク変性や赤血球膜の熱損傷を招き、溶血を直接引き起こす。一般に温水側は約42℃以下に管理し、血液温は安全域に保つ。従ってこれは直接的原因となる。

4
不正解

送血流量に対して小さすぎるカニューレは流速上昇とジェット流を生じ、出口部や対向壁で高いずり応力・乱流を作って赤血球を損傷する。場合によりキャビテーションも助長し、溶血の直接的原因となる。

5
正解

ヘパリン投与不足は抗凝固不全による凝血・回路閉塞や酸素ator圧損増大の原因であり、赤血球に機械的・熱的ストレスを直接与えるものではない。二次的に回路条件悪化を通じて溶血を助長し得るが、直接的原因とはいえない。

44
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 60.1%
量規定式人工呼吸器使用中に気道内圧上限警報が鳴っている。
原因として考えられるのはどれか。
1
気管チューブのカフ圧低下
2
吸気側回路の閉塞
3
ネブライザの停止
4
ウォータトラップの緩み
5
加温加湿器のチャンバの亀裂
48
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:78% 類似度 60.1%
体外循環時に血漿遊離ヘモグロビンの増加が認められたとき、原因でないのはどれか。
1
人工肺など異物への血液の接触
2
送血ポンプの圧閉度の調節不良
3
太い送血カニューレの使用
4
心腔内血液吸引回路からの多量の空気の吸引
5
熱交換器における血液と温水との温度差の増大
69
臨床工学技士国家試験 - 第25回 午前
重要度:低 正答率:64% 類似度 60.1% 解説あり
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1
血糖値が低下する。
2
血小板数が減少する。
3
体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4
体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5
アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。

解説

体外循環(特に低体温併用)では代謝が抑制され、全身酸素消費量が低下するため、至適灌流量は低く設定でき、末梢での酸素摂取が減ることで混合静脈血酸素飽和度(SvO2)は上昇しやすい。また、回路・人工肺など人工物との接触や希釈、せん断応力、補助循環操作(吸引など)により血小板は消費・破壊され、血小板数は減少する。pH管理では、アルファスタット法は体温補正を行わず低体温下で実際のPaCO2が低めとなり脳血管収縮を来すため脳血流は減少しやすい。一方、血糖については低体温・術侵襲・カテコラミンやコルチゾール上昇、インスリン分泌低下・感受性低下などにより高血糖になりやすく、「血糖値が低下する」は不適切で本問の誤りである。

選択肢別解説

1
正解

誤り。体外循環(低体温・手術侵襲)ではストレスホルモン(カテコラミン、コルチゾール)上昇、膵β細胞からのインスリン分泌低下や末梢でのインスリン抵抗性により高血糖になりやすい。したがって「血糖値が低下する」は不正確。

2
不正解

正しい。希釈体外循環および人工物表面との接触活性化、せん断応力、サクション等により血小板の消費・破壊・機能障害が生じ、血小板数は一般に減少する。

3
不正解

$正しい。低体温では酸素消費量が温度低下に応じて減少するため、必要酸素供給量も低下し、至適灌流量は低めに設定できる(例:常温時の2.2–2.6 L/min/m^2から低体温でさらに低流量へ)。$

4
不正解

正しい。低体温による全身代謝・酸素消費の低下で末梢での酸素取り込みが減少し、同一灌流条件では混合静脈血酸素飽和度(SvO2)は上昇しやすい。

5
不正解

正しい。アルファスタット法は体温補正を行わず、低体温下で実際のPaCO2が低めとなるため脳血管が収縮し、脳血流は減少傾向となる(pHスタットに比べて低い)。

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