高気圧酸素治療環境で正しいのはどれか。
a: 燃焼率が増加する。
b: 燃焼速度が増加する。
c: 発火温度が上昇する。
d: 不燃物は発火しない。
e: 酸素の支燃性が高くなる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
呼吸回路の加温加湿で正しいのはどれか。
1: ホースヒーターは呼気回路に組み入れる。
2: 回路内に結露を生じていれば相対湿度はほぼ100%である。
3: 加温加湿器の貯水槽には水道水を用いる。
4: 人工鼻は加湿加湿器との組合せが効果的である。
5: 人工鼻は分時換気量の増加によって加湿効率が増加する。
PCV(pressure control ventilation)で正しいのはどれか。
1: 吸気時間は肺コンプライアンスに左右される。
2: 吸気フローは気道抵抗に左右されない。
3: 呼気時間は気道抵抗に左右される。
4: 1回換気量を規定できない。
5: 小児に適さない。
酸素療法の合併症で正しいのはどれか。
1: 副鼻腔炎
2: 気道乾燥
3: イレウス
4: 過換気症候群
5: 空気塞栓症
ネブライザについて正しいのはどれか。
a: リザーバの水はセラチア菌などに汚染されやすい。
b: 径5~10μmの粒子は下気道に到達しない。
c: 超音波型の粒子径はジェットネブライザよりも大きい。
d: メインストリーム型ジェットネブライザは薬剤投与目的で使用す る。
e: 超音波型は過剰加湿になりやすい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
透析液について誤っているのはどれか。
1: カプラは定期的に消毒する。
2: 透析液ナトリウム濃度を上昇させると血圧が安定する。
3: 透析液に用いる原水は水道法による水質基準を満たす必要がある。
4: エンドトキシン捕捉フィルタは細菌も捕捉する。
5: 水処理装置は上流から逆浸透、活性炭吸着、硬水軟化装置の順である。
バスキュラーアクセスで正しいのはどれか。
1: 動脈表在化法の合併症にスチール症候群がある。
2: 作成の第一選択は自己血管を用いた内シャントである。
3: 静脈カテーテルの穿刺部位として外頸静脈が選択される。
4: 合併症で最も頻度が高いのは感染である。
5: 最も多く用いられている人工血管はポリウレタン製である。
抗凝固薬で正しいのはどれか。
1: ヘパリンには抗トロンビン作用がある。
2: ヘパリンは陰性荷電膜に吸着される。
3: 低分子量ヘパリンは分子量1,500程度の製剤である。
4: メシル酸ナファモスタットの半減期は30分である。
5: アルガトロバンは出血性病変を持つ患者に用いられる。
ポリスルホン膜で正しいのはどれか。
a: 対称構造を持つ。
b: 陰性荷電膜である。
c: 我が国で最も使われている透析膜である。
d: セルロース膜より透水性が高い。
e: アンギオテンシン変換酵素阻害薬は併用禁忌である。
ダイアライザで正しいのはどれか。
1: 限外濾過率は透水性を表す指標である。
2: クリアランスは血流量の影響を受けない。
3: ふるい係数が大きい溶質は膜透過しにくい。
4: 透析液は中空糸束の中心部ほど流れやすい。
5: 膜面積が大きいと不均衡症候群は起きにくい。
血液浄化の原理で誤っているのはどれか。
1: 吸 着
2: 浸 透
3: 拡 散
4: 濾 過
5: 分 解
人工心肺中の空気塞栓の原因で誤っているのはどれか。
1: 脱血回路からの大量の空気混入
2: 貯血槽内の血液レベルの低下
3: 膜型肺における血漿漏出
4: 送血ポンプ流入側回路の破損
5: 左室ベントの過剰な吸引
心筋保護について正しいのはどれか。
a: 阻血時間の延長を目的としている。
b: 血液を併用した心筋保護液がある。
c: 化学的心停止は高カルシウムが基本である。
d: 心筋保護液は大動脈遮断前に注入される。
e: 逆行性注入は冠静脈洞から行われる。
人工心肺の操作で誤っているのはどれか。
1: PaO2は吹送ガス濃度の増減で調整する。
2: 至適灌流量で体外循環を開始する。
3: 大動脈遮断時には一時的に送血流量を下げる。
4: 心腔内圧の減圧はベント吸引によって行う。
5: 離脱開始時には最初に脱血量を減少させる。
人工心肺用ローラポンプチューブの圧閉度調整で誤っているのはどれか。
1: 落差1mで調整する。
2: 滴下速度は30~50滴/分とする。
3: 過度の圧閉は溶血を増大させる。
4: 不十分な圧閉は溶血を増大させる。
5: 不十分な圧閉は逆流を発生させる。
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
膜型人工肺で誤っているのはどれか。
1: 疎水性を持つ膜素材が使用される。
2: 均質膜ではガスと血液とは非接触である。
3: シリコン膜は酸素よりも二酸化炭素の透過性が高い
4: 多孔質膜はシリコン膜よりも強度面で優れている。
5: 複合膜は長時間使用すると血漿成分の漏出がある。
大気圧下酸素治療と比較したときの 3 絶対気圧高気圧酸素治療の動脈血酸素について正しいのはどれか。ただし、健常肺でヘモグロビン濃度は正常とする。
1: 動脈血酸素分圧は変わらない。
2: 溶解型酸素量は変わらない。
3: 結合型酸素量は3倍に増加する。
4: 動脈血酸素含量は3倍に増加する。
5: 溶解型酸素量は結合型酸素量を上回ることはない。
人工呼吸器関連肺炎で正しいのはどれか。
1: カフ付気管チューブでは予防できない。
2: 予防には呼吸回路を毎日交換する。
3: 吸気ガスからの感染が最も多い。
4: 閉鎖式吸引は予防に有効である。
5: 人工呼吸開始 24時間以内に発症する。
量規定換気でフロー30L/分、換気回数15回/分、吸気呼気比1:3のとき、1回換気量[mL]はどれか。
1: 500
2: 600
3: 700
4: 800
5: 900
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