第6回国試午前64問の類似問題

国試第20回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: 熱の産生は1kW程度である。

b: 皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は熱放散を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午前:第78問

各種エネルギーの生体に対する作用で誤っているのはどれか。

a: 超音波の照射エネルギーが1W/cm2を超えるとキャビテーションを起こす。

b: がん組織を42.5°C以上に加温すると壊死が生じる。

c: レーザ光以外の可視光線でも網膜損傷が起こる。

d: 細胞分裂が盛んな組織では放射線の感受性が高い。

e: 短時間でも3Tの磁界を生体に作用させるとがんが発生する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午前:第52問

生体用金属電極について正しいのはどれか。(生体計測装置学)

a: 電極と生体間の接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。

b: 電極接触インピーダンスは周波数が高くなると増加する。

c: 電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。

d: 新しい金属電極はエージングされた金属電極と比べて基線の変動が大きい。

e: 電極で発生する分極電圧は金属の種類によって異なる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。

b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。

c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。

d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。

e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第78問

各種エネルギーの人体作用について誤っているのはどれか。

a: 1.5Tの超伝導磁石によるMRI検査で頭部に熱傷を起こす。

b: 40°Cの温熱で癌細胞が死滅する。

c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。

d: 1GHz、0.5W/cm2の電磁波により皮膚で温度上昇が生じる。

e: 波長150nmの光線照射により深部組織に熱傷が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午前:第77問

誤っているのはどれか。

a: ビリビリと感じ始める電流値を最小感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスで心室細動が起こらないのは高周波電流を使用しているからである。

e: 右房圧のモニタリングではミクロショックの危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午前:第27問

生体用金属電極について正しいのはどれか。

a: 電極と生体間の接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。

b: 周波数が高くなると電極接触インピーダンスは増加する。

c: 電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。

d: 新しい金属電極はエージング後の電極と比べて基線の変動が大きい。

e: 電極電位は使用する金属の種類によって異なる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第83問

興奮性細胞の電気特性について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 細胞内液はNa+を多く含む。

2: 細胞外液はCl-を多く含む。

3: 静止電位は-50~-90mVである。

4: オーバーシュートは0~40mVである。

5: 過分極状態では興奮性が低下する。

国試第27回午後:第86問

誤っているのはどれか。

1: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

2: 生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

3: 脂肪組織の熱伝導度は水の値よりも小さい。

4: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導によって起こる。

5: 身体の外部環境温度が低くなると代謝量が増加する。

国試第17回午前:第55問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 電極静止電位は小さい方がよい。

b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。

c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。

d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。

e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第36回午後:第35問

筋電図測定についての組合せで誤っているのはどれか。

1: 針電極 -- 神経伝導速度

2: 電気刺激 -- 誘発反応

3: 誘発電位 -- 同期加算

4: 電位変化 -- 10μV~10mV

5: 周波数成分 -- 1~10,000Hz

国試第15回午後:第83問

正しいのはどれか。

1: 細胞膜は直流電流を通しにくい。

2: 生体組織の導電率は周波数に反比例する。

3: 比誘電率の大きさは生体組織の種類に依存しない。

4: 細胞外液は細胞内液よりカリウムイオンを多く含む。

5: 興奮していない細胞内の電位は細胞外に対して正である。

国試第21回午前:第52問

生体電気信号増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。

a: 入力信号の周波数に依存する。

b: 電極接触インピーダンスより充分大きくする。

c: 入力電圧と入力電流の波形から位相特性がわかる。

d: 単位にはデシベルを用いる。

e: 入力部に電界効果トランジスタを使うと小さくなる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午前:第69問

誤っているのはどれか。

1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。

2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。

3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。

4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。

5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。

国試第34回午前:第87問

生体の磁気特性について誤っているのはどれか。

1: 生体の比透磁率は 5000 程度である。

2: 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。

3: 神経伝導で磁界が発生する。

4: 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。

5: 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

国試第10回午前:第78問

エネルギーの人体への作用について正しいのはどれか。

1: 400nm以下の波長の光を長時間浴びても障害を生じない。

2: 常伝導磁石による静磁場に30分間爆露されると発熱による障害を生じる。

3: 加熱作用を生じる超音波の強さはキャビテーションを生じるそれよりも大きい。

4: 温熱療法(ハイパーサーミア)では42.5°C以上で細胞致死効果が急激に高まる。

5: 細胞分裂が盛んな組織ほど放射線感受性は低い。

国試第8回午前:第57問

生体計測で使用される電極について正しいのはどれか。

a: 電極ペーストの主な役割は皮膚と電極との間のインピーダンスを下げることである。

b: 電極と電解質との界面で電極電位が発生し基線が変動する原因となる。

c: 脳波は針電極を用いるより皿電極を用いた方が雑音の少ない測定ができる。

d: 不分極電極を用いると、通常の電極を用いた場合より信号振幅が小さくなる。

e: 双極導出とは基準電極との電位差を差動増幅器を用いて測定する方法である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第37回午前:第53問

生体計測用電極について正しいのはどれか。

1: 電極面積が大きいほど電極インピーダンスは大きい。

2: 電極面積が大きいほど交流雑音の影響が大きい。

3: 電極面積が大きいほど電極電位が大きい。

4: 同種の金属電極の使用は電極電位の影響を軽減させる。

5: 電極インピーダンスは周波数とともに増加する。

ME2第30回午後:第24問

誘発筋電図の電気刺激について誤っているのはどれか。

1: パルス幅が0.1~1msの短形のパルスを用いる。

2: 定電圧刺激と定電流刺激がある。

3: 針電極を使用する。

4: 皮下脂肪の多い人には強い刺激が必要である。

5: 感覚神経伝達時間の測定は刺激に同期して加算平均を行う。

国試第12回午前:第77問

エネルギーの人体作用について正しいのはどれか。

a: 1.5Tの超電導MRI検査で頭部に熱傷を起こす。

b: 43°Cの温熱の長時間曝露で低温熱傷が生じる。

c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。

d: 2.45GHz、0.5W/cm2の電磁波の照射部位で温度上昇が生じる。

e: 波長193nmの光照射によって深部組織に熱傷が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e