誤っているのはどれか。
1: 生体での荷重、衝撃力、機械振動などの現象には力学特性が関係する。
2: 超音波特性は音響インピーダンス、音速、減衰定数で示すことができる。
3: 生体組織は赤外光を吸収する。
4: 血管壁は縦方向より横方向に伸びやすい。
5: 生体での機械振動、音響振動は変位速度と応力の関係で表される。
画像診断用超音波装置について正しいのはどれか。
1: 音響レンズにはガラスが使用される。
2: 距離分解能はパルス幅が短いほど向上する。
3: 方位分解能は振動子の口径が小さいほど向上する。
4: リニア電子スキャンプローブの振動子には水晶が用いられている。
5: 周波数が高いと到達深度が深くなる。
1: 波動を伝える物質を媒質という。
2: 弾性体では縦波と横波が存在し得る。
3: 波動の干渉は縦波と横波が重なることによって生じる。
4: 定常波の振幅には腹と節とがある。
5: 空気中を伝わる音波は縦波である。
機械的振動について誤っているのはどれか。
a: 単振動とは振幅および振動数が一定の周期的振動のことである。
b: 単振動の振動数は振動の周期に比例する。
c: 強制振動とは振幅が時間とともに指数関数的に減少する振動のことである。
d: 単振動において振動の速度に比例する抵抗力が作用すると減衰振動になる。
e: 減衰振動では振幅の隣合う極値の絶対値は等比級数的に減衰する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
超音波診断装置について正しいのはどれか。
a: 超音波探触子には圧電素子が用いられる。
b: 生体組織中の音速は空気中よりも遅い。
c: 超音波探触子の距離分解能は周波数が低いほど向上する。
d: 超音波探触子の方位分解能は口径が大きいほど向上する。
e: STC(SDC)のツマミは体表面からの距離に応じて部位ごとに輝度を調節する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 遠赤外光は組織をよく透過する。
b: 超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。
c: エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。
d: ガンマ線は組織で吸収されない。
e: マイクロ波は組織をほとんど透過しない。
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。
a: 2.45 GHz の周波数が使用される。
b: 対極板は不要である。
c: 出力エネルギーは組織の水分に吸収される。
d: 組織の比誘電率が大きいほど波長が長くなる。
e: 組織の凝固範囲は電極の形状で変化しない。
図は一定周波数の音波の波形を表している。縦軸として妥当なのはどれか。
1: 音 圧
2: 周 期
3: 音 速
4: 音 色
5: エネルギー
超音波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 超音波の屈折は音速の異なる生体組織の境界で生じる。
2: 超音波の反射は音響インピーダンスの異なる生体組織の境界で生じる。
3: 生体組織による超音波の減衰は周波数が高くなるほど大きい。
4: 筋肉での超音波の減衰は水と同程度である。
5: 筋肉での音速は水と同程度である。
超音波吸引装置について正しいのはどれか。
1: 使用周波数は500kHz程度である。
2: 超音波発生にCdSe素子を用いる。
3: 術野洗浄用に蒸留水を用いる。
4: 超音波エネルギーの回収に対極板を使用する。
5: 実質性組織の破砕に適している。
波の伝搬速度v、周期T、振動数f、角振動数w、波長λの関係として正しいのはどれか。
a: v=λf
b: w=2πf
c: λ=v/T
d: f=vT
e: T=1/f
a: 水晶振動子を用いた発振回路は周波数安定度が高い。
b: オペアンプでは発振回路を実現できない。
c: 発振には負帰還が必要である。
d: 双安定マルチバイブレータは発振回路である。
e: LC発振回路ではインダクタンスと静電容量の値で発振周波数が決まる。
a: 時系列信号をフーリエ変換すると周波数成分を知る事ができる。
b: 繰り返し方形波の周波数スペクトルを求めるには逆フーリエ変換を用いる。
c: 角周波数ωと周波数fとの間の関係はf=2πωで表される。
d: 角周波数ωの正弦波(sinωt)は一つの周波数成分で構成される。
e: 繰り返し三角波には基水波以外に高調波成分が含まれる。
図の正弦波電圧波形について正しいのはどれか。
1: 周期は10msである。
2: 周波数は50Hzである。
3: 電圧の実例直は100Vである。
4: 電圧の平均値は100Vである。
5: 角周波数は100rad/sである。
5MHzの超音波が軟部組織を10cm伝播したとき、おおよその減衰量はどれか。ただし、減衰定数は周波数に比例し、その比例定数は1dB/cm・MHz とする。(生体物性材料工学)
1: 10dB
2: 30dB
3: 50dB
4: 70dB
5: 90dB
超音波診断について正しいのはどれか。
a: 肺表面では超音波の大部分が反射される。
b: 超音波造影剤は血管壁との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c: 音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
d: 20~100kHzの超音波が用いられる。
e: 周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
超音波画像計測法について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
1: 音速が同じ2つの組織の境界面では超音波の反射は生じない。
2: 音速が遅い組織は実際より薄く表示される.
3: Bモードは超音波ビームを走査しない測定法である。
4: 電子スキャンは焦点距離を電子的に変えられる。
5: カラードプラ法では血流速度の角度依存性がない。
生体組織の超音波減衰定数のおおよその周波数特性について正しいのはどれか。
1: 周波数に比例する。
2: 周波数の2乗に比例する。
3: 周波数の平方根に比例する。
4: 周波数に反比例する。
5: 周波数の2乗に反比例する。
振動数300Hzの音源が速さ40m/sで直線上を進んでいる。音速を340m/sとするとき、音源の進行方向前方に伝わる音の波長は何mか。
1: 0.9
2: 1.0
3: 1.1
4: 1.2
5: 1.3
超音波画像診断装置で誤っているのはどれか。
1: プローブの振動子は超音波の送受信を交互に行う。
2: パルスドプラ法では断層像とドプラ情報を交互に採取している。
3: プローブの中心周波数が高いと距離分解能は向上する。
4: セクタスキャンでは振動子を駆動させる時間差を替えてビーム方向を変える。
5: 画像のフレーム数を多くするには1画面当たりの走査線数を増やす。
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