血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。
a: 限外濾過溶質の濃度差による移動
b: 拡散圧力差による移動
c: 浸透溶媒の移動
d: 半透膜細孔によるふるい分け
e: 吸着吸着材への溶解
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析中の血液回路内に空気が入る原因として誤っているのはどれか。
a: 動脈側カニューレの接続不良
b: 洗浄充填回路の閉塞のし忘れ
c: 圧モニター回路の接続不良
d: 静脈側カニューレの接続不良
e: 静脈回路の折れ曲がり
腎臓について誤っているのはどれか。(腎臓・泌尿器学)
1: 糸球体濾過は血管壁内外の圧差によって行われる。
2: 原尿に含まれる水の約99%は再吸収される。
3: ヘンレ係蹄では浸透圧勾配が形成させる。
4: アルドステロンの作用によってNa+が排泄される。
5: 抗利尿ホルモンの作用によって水が再吸収される。
一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)
1: 血液を希釈すると増加する。
2: 低体温にすると増加する。
3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。
4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。
5: 血液粘度が上昇すると増加する。
人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。
1: 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。
2: 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。
3: 高度溶血例ではヘパリンを追加する。
4: 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。
5: 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。
透析用水作成のための水処理法とその目的との組合せで誤っているのはどれか。
1: プレフィルタ -- 懸濁粒子の除去
2: イオン交換 -- ナトリウムの除去
3: 活性炭吸着 -- クロラミンの除去
4: 限外濾過 -- 細菌の除去
5: 逆浸透 -- クロールの除去
人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。
a: 赤血球の損傷
b: 血漿蛋白の変性
c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加
d: 血液粘度の低下
e: ヘマトクリット値の増加
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液透析の標準的回路構成で重要なものはどれか。
a: ヘパリン注入ポンプ
b: 回路内圧モニタ
c: 血液再循環ポンプ
d: 脈流除去器
e: 静脈側ドリップチャンパ
人工心肺の操作・対処として誤っているのはどれか。
1: 尿の排出によって貯血量が低下してきたので補液した。
2: 動脈圧(血圧)が低いので末梢血管を収縮させる薬剤を投与した。
3: 体外循環中にACT (全血活性化凝固時間)値が低いのでプロタミンを投与した。
4: 動脈血炭酸ガス分圧が高いので人工肺への酸素流量を増やした。
5: 術野で無血視野が確保できないので吸引量を増やした。
人工心肺を用いる体外循環時の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 酸素運搬能が増加する。
b: 末梢組織での循環不全を防止する。
c: 血液使用量を節減する。
d: ヘマトクリット値を20%前後に保つ。
e: 血液粘度が上昇する。
体液調節に関わる物質の作用で正しいのはどれか。
a: レニンは血中アンギオテンシンを減少させる。
b: アンギオテンシンIIは細動脈を拡張させる。
c: アルドステロンはNa+の再吸収を促進する。
d: バソプレッシンは水の再吸収を促進する。
e: 心房性ナトリウム利尿ペプチドは水の再吸収を抑制する。
血液透析の目的はどれか。(生体機能代行装置学)
a: 余分な水分を除去する。
b: 電解質濃度を調節する。
c: 生体内の活性酸素を除去する。
d: エリスロポエチンの産生を促す。
e: 代謝性アシドーシスを是正する。
人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。
1: 膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換
2: 送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
3: 脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖
4: 大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
5: 停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖
体外循環に用いられる血液ポンプについて誤っているのはどれか。
a: 遠心ポンプでは末梢血管抵抗により流量が変化する。
b: 遠心ポンプは拍動流型ポンプである。
c: ローラポンプには逆止弁が必要である。
d: ローラポンプではローラ回転速度により送血量を調節できる。
e: 大動脈バルーンパンピング(IABP)併用により定常流型ポンプで拍動流が得られる。
体外循環中の生体監視について誤っているのはどれか。
1: 動脈圧は臓器の灌流状態の指標となる。
2: 中心静脈圧は循環血液量を反映する。
3: 直腸温は深部体温を反映する。
4: 尿量は毎時20ml/kg以上に保つ。
5: 血液ガス分析値は人工肺機能の指標となる。
透折中の溶血の原因で誤っているのはどれか。
1: 配管内消毒液の残存
2: 抗凝固薬注入量の過多
3: 配管材劣化による有害成分の混入
4: 水処理装置の故障による希釈水の汚染
5: 液温監視装置の故障による透析液温の上昇
誤っているのはどれか。(人の構造及び機能)
1: 体液は成人体重の60%を占める。
2: 細胞外水分量は体液の60%を占める。
3: 静脈圧の上昇によって浮腫が生じる。
4: 血漿膠質浸透圧の低下によって浮腫が生じる。
5: リンパ管の閉塞によって浮腫が生じる。
透析液について誤っているのはどれか。
a: 透析液Na濃度が高いと血圧が低下する。
b: 透析液Mg濃度は5mEq/l程度がよい。
c: 酢酸不耐症にはアルカリ化剤を炭酸水素ナトリウム(重曹)に変更すると良い。
d: 透析中の低血糖を予防するためブドウ糖が添加されているものが多い。
e: 低Ca透析液は上皮小体ホルモン(パラトルモン)の分泌を促進する。
血液透析の標準的な回路について誤っているのはどれか。
a: 抗凝固剤は血液ポンプを通過する前に注入される。
b: 動脈側ドリップチャンバを通過後の血液は透析器へ運ばれる。
c: 静脈側ドリップチャンバ内の圧は常にモニタされている。
d: 多人数用透析液供給装置でつくられた透析液はベッドサイドモニタに導かれる。
e: 透析器の中で血液と透析液は並流で流される。
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
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