生体の電気的な性質として誤っているのはどれか。
1: 導電率は周波数の増加とともに増加する。
2: 誘電率は周波数の増加とともに減少する。
3: 細胞内外液は脂肪組織と比較して導電率が大きい。
4: 細胞膜は細胞内外液と比べて導電率が極めて小さい。
5: γ分散は生体固有の組織構造による分散である。
表は生体組織の導電率(ms/cm)を表す。Aの値で正しいのはどれか。
1: 0.01
2: 0.1
3: 1
4: 20
5: 100
生体表面で最も吸収されやすい電磁波の周波数はどれか。(生体物性材料工学)
1: 20Hz
2: 2 kHz
3: 200 kHz
4: 20MHz
5: 2 GHz
図の周波数特性を持つ生体計測機器はどれか。
1: 脳波計
2: 心電計
3: 筋電計
4: 視覚誘発電位計
5: 観血式血圧計
生体組織における2450MHzのマイクロ波のおよその波長[cm]はどれか。ただし、光速を3.0×10^8 m/s、生体組織の比誘電率を36とする。
1: 0
2: 1.5
3: 2
4: 3
5: 6
図の回路の合成静電容量はどれか。
1: 1.2 μF
2: 2.0 μF
3: 2.4 μF
4: 4.0 μF
5: 4.8 Μf
生体の電気特性について正しいのはどれか。
a: α分散は水分子の分極に起因する。
b: β分散は組織の構造に起因する。
c: 脂肪の導電率は筋肉よりも低い。
d: 骨格筋の異方性は弱い。
e: 有髄神経の髄鞘は高い導電性を示す。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
周波数1MHzの超音波が生体軟部組織を進行するときのおよその波長はどれか。
1: 0.015mm
2: 0.15mm
3: 1.5mm
4: 15mm
5: 150mm
生体組織の超音波減衰定数のおおよその周波数特性について正しいのはどれか。
1: 周波数に比例する。
2: 周波数の2乗に比例する。
3: 周波数の平方根に比例する。
4: 周波数に反比例する。
5: 周波数の2乗に反比例する。
生体の能動的電気的性質を表すのはどれか。
a: 活動電位
b: 周波数分散
c: 線形特性
d: 誘電率
e: 興奮の伝導
生体の磁気特性について正しいのはどれか。
1: へモグロビンは非磁性体である。
2: 心磁図は心筋の透磁率分布を表す。
3: 神経伝導の際に磁界が発生する。
4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。
5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。
正しいのはどれか。
1: 細胞膜は直流電流を通しにくい。
2: 生体組織の導電率は周波数に反比例する。
3: 比誘電率の大きさは生体組織の種類に依存しない。
4: 細胞外液は細胞内液よりカリウムイオンを多く含む。
5: 興奮していない細胞内の電位は細胞外に対して正である。
生体電気現象でないのはどれか。
1: 脳 波
2: 心電図
3: 筋電図
4: 眼振図
5: 肺磁図
生体電気と発生信号振幅の組合せで正しいのはどれか。
a: 心電図・・・・・・・・・・1~2mV
b: 脳 波・・・・・・・・・・0.05~0.1mV
c: 筋電図・・・・・・・・・100~150mV
d: 眼振図・・・・・・・・・1~5mV
e: 網膜電位・・・・・・・10~50mV
図の回路の共振周波数に最も近いのはどれか。
1: 16kHz
2: 100 kHz
3: 160 kHz
4: 1 MHz
5: 1.6 MHz
電気抵抗率の高い組織はどれか。
a: 骨
b: 脂 肪
c: 血 液
d: 肝
e: 骨格筋
筋電図測定についての組合せで誤っているのはどれか。
1: 針電極 -- 神経伝導速度
2: 電気刺激 -- 誘発反応
3: 誘発電位 -- 同期加算
4: 電位変化 -- 10μV~10mV
5: 周波数成分 -- 1~10,000Hz
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。
図の波を表わす式はどれか。
骨組織中の超音波の伝搬速度(m/s)はどれか。
1: 0.34
2: 3.4
3: 34
4: 340
5: 3400
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