誘発筋電図検査について正しいのはどれか。
1: 電気刺激にはパルス幅0.1~0.5msの波形を用いる。
2: アイソレータはミクロショックを防ぐために用いる。
3: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。
4: 筋の機械振動を音で確認するためにスピーカを用いる。
5: 検出回路の時定数は1sとする。
脳波計のフィルタについて正しいのはどれか。
a: 時定数0.3秒のとき低域遮断周波数は0.5Hzである。
b: 基線のゆるやかな動揺を除去するには時定数を0.1秒に下げる。
c: 時定数を0.3秒から0.1秒にするとβ波が抑制される。
d: 高域遮断フィルタを使用すると校正電圧曲線に棘が出現する。
e: 筋電図が混入するときには高域遮断フィルタによって除去する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電撃に対する人体の反応について正しいのはどれか。
1: 心臓に直接電流が流れることによる電撃をマクロショックという。
2: 体表面に0.1mAの商用交流電流が流れると心室細動が起こる。
3: 1kHz以上では周波数が高くなるにつれ感知電流の閾値は低くなる。
4: 離脱限界電流が流れると筋肉が不随意的に収縮する。
5: 直流電流では表皮効果による電撃が生じる危険がある。
正しいのはどれか。
1: 手に感じられない電流値でもミクロショックは起きる。
2: 手に30mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。
3: 人体は50~100Hzの交流に最も感じにくい。
4: 心室細動を誘発するマクロショックとミクロショックの電流値の比は10,000:1である。
5: 0.3mA程度の商用交流ではミクロショックを起こさない。
商用交流を1秒間通電したときの人体の電撃反応として正しいのはどれか。
a: 最少感知電流0.1mA
b: 離脱限界電流は10mA
c: マクロショック心室細動電流は100mA
d: ミクロショック心室細動電流は0.01mA
e: 心室細動が誘発される電流値はミクロショックではマクロショックの1/100
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電撃について正しいのはどれか。
a: 人体の反応は電流の流入出部によって異なる。
b: His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み、心室細動が発生しないよう注意して行われる。
c: 皮膚に0.1mAの商用交流電流が流れるとビリビリと感じる。
d: 体表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。
e: ミクロショックの場合、数μAの交流電流でも危険である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誤っているのはどれか。
a: ビリビリと感じ始める電流値を最小感知電流という。
b: 人体への電撃の作用機序は電流によって発生する熱による組織破壊である。
c: 商用交流電流が危険なのは人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。
d: 電気メスで心室細動が起こらないのは高周波電流を使用しているからである。
e: 右房圧のモニタリングではミクロショックの危険がある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
成人に影響を及ぼす電気エネルギーの値で誤っているのはどれか。
a: ミクロショックで心室細動を生じる商用交流 :10μA
b: マクロショックで心室細動を生じる商用交流 :200mA
c: 手で触れて感じる最小商用交流 :1mA
d: 電線を握った手を自分で離脱できる商用交流 :5mA
e: 電撃閾値が変化し始める周波数 :20kHz
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
1秒間の通電によって成人に影響を及ぼす商用交流電流の値で考えられないのはどれか。
1: 電流による熱傷が起きる A
2: マクロショックで心室細動が生じる 200mA
3: 筋肉の不随意運動が生じる 30mA
4: 手で触れてビリビリと感じる 2mA
5: ミクロショックで心室細動が生じる 10μA