正しいのはどれか。
1: 手に感じられない電流値でもミクロショックは起きる。
2: 手に30mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。
3: 人体は50~100Hzの交流に最も感じにくい。
4: 心室細動を誘発するマクロショックとミクロショックの電流値の比は10,000:1である。
5: 0.3mA程度の商用交流ではミクロショックを起こさない。
電撃閾値の周波数特性について正しいのはどれか。
1: 直流で閾値は最小である。
2: 商用交流付近で閾値は最大である。
3: 1kHz以上で閾値は周波数に比例して高くなる。
4: 体表から100Hz、10mAの電流で心室細動を誘発する。
5: 10kHzで感知できる電流の最小値は200mA程度である。
生体磁気計測について正しいのはどれか。
a: 心臓から発生する磁界の強さは10-11~10-10Tである。
b: 脳から発生する磁界の強さは10-13T程度である。
c: 肺内に蓄積された磁性微粉体による磁界の強さは10-8~10-7Tである。
d: ホール素子の磁気センシング感度は10-20T程度である。
e: SQUIDの磁気センシング感度は10-14T程度である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
健常成人男性の電撃に対する生体反応で正しいのはどれか。
a: ミクロショックで心室細動を起こす電流値はマクロショックの最小感知電流の1/1000である。
b: マクロショックで心室細動を起こす電流値はミクロショックの1万倍である。
c: 離脱限界電流は5mA程度である。
d: 商用交流の周波数付近で最も反応しやすい。
e: 心電波形の受攻期に電気的刺激が加わると心室細動に移行しやすくなる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
1秒間の通電によって成人に影響を及ぼす商用交流電流の値で考えられないのはどれか。
1: 電流による熱傷が起きる A
2: マクロショックで心室細動が生じる 200mA
3: 筋肉の不随意運動が生じる 30mA
4: 手で触れてビリビリと感じる 2mA
5: ミクロショックで心室細動が生じる 10μA
人体の商用交流に対する電撃反応の概略値について誤っているのはどれか。
1: 最小感知電流値は1mAである。
2: 離脱限界電流値は10mAである。
3: 最大許容電流値は20mAである。
4: マクロショックの心室細動を誘発する最小電流値は100mAである。
5: ミクロショックの心室細動を誘発する最小電流値は100μAである。
電撃について誤っているのはどれか。
a: 心臓カテーテル検査用機器にはミクロショックを防ぐために特別の安全規格が必要である。
b: 電撃を受けるのは人体内部が電気を良く通すことによる。
c: 心室細動を起こす電流閾値はミクロショックとマクロショックで異なり、その大きさの比はおよそ1:100である。
d: 電気メスで大電流を患者に流してもショックを受けないのは低周波を使用しているからである。
e: 体表から100mAの商用交流電流が流れ込むと心室細動が発生することがある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。
1: 癌細胞は正常細胞より熱に弱い。
2: 加温すると細胞の放射線感受性が高まる。
3: 低酸素状態の細胞は熱に強い。
4: 可視光はヘモグロビンに吸収される。
5: 生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。