各種エネルギーの人体に対する影響について誤っているのはどれか。
1: 安全性は周囲条件によって異なることがある。
2: 磁界は1T(テスラ)程度になると人体に大きな影響を及ぼす。
3: 0.1W/cm2程度の高周波電磁波により眼障害を生じることがある。
4: 48°Cの湯に入ると熱傷を起こす危険性が強い。
5: 超音波によりキャビテーションが生じるエネルギーの限界値は、熱作用が生じるよりも大きい。
エネルギーの生体作用について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
1: 皮膚に対する熱作用効果は高周波電磁波の方が超音波より低い。
2: 生殖細胞に対する超音波の安全限界は10mW/cm2である。
3: 熱傷を起こす温度は患者短時間接触のとき、43°Cである。
4: 眼障害に対する高周波電磁波の安全限界は100mW /cm2である。
5: ミクロショックで心室細動を起こす低周波電流は10μAである。
誘発筋電図検査について正しいのはどれか。
1: 電気刺激にはパルス幅0.1~0.5msの波形を用いる。
2: アイソレータはミクロショックを防ぐために用いる。
3: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。
4: 筋の機械振動を音で確認するためにスピーカを用いる。
5: 検出回路の時定数は1sとする。
筋電図測定時に用いるアイソレータの主たる目的は何か。
1: 刺激電流を目的の部位に限局して流す。
2: ミクロショックを防ぐ。
3: 定電流刺激を得る。
4: 刺激部位の抵抗を少なくする。
5: 離脱限界電流を大きくする。
心電計について正しいのはどれか。
a: 増幅器の高域遮断周波数が低すぎるとR波の立ち上がりが鋭くなる。
b: 心電図テレメータは患者漏れ電流に対する安全性の上で有利である。
c: 心電図のQRS波は心室筋の脱分極過程に対応している。
d: 電極にはぺーストを十分につけるのがよい。
e: ホルター型心電計は除細動器と併用するのに適した心電計である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液計測で誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 電磁流量計の原理は電磁誘導である。
2: 経皮的ドプラ血流計は無侵襲計測器である。
3: 色素希釈法は心拍出量測定に用いられる。
4: プレチスモグラフィは組織血流計測に用いられる。
5: 熱希釈式心拍出量計測法は大動脈血液温の変化を利用している。