第38回午後第49問の類似問題

第54回午後:第90問

神経系の感染症と病原体の組合せで正しいのはどれか。  

1: HIV脳症―スピロヘータ

2: 急性灰白髄炎―ウイルス

3: Creutzfeldt-Jakob病―細菌

4: 進行麻痺―ウイルス

5: 日本脳炎―細菌

  • 答え:2
  • 解説:神経系の感染症は、様々な病原体によって引き起こされる。正しい病原体と感染症の組み合わせを選ぶことが重要である。
  • HIV脳症は、HIV-1によって引き起こされる感染症であり、スピロヘータではない。HIV脳症は、認知障害や昏睡などの症状が進行する。
  • 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症であり、正しい組み合わせである。この病気は、脊髄前角細胞や脳幹の運動ニューロンを損傷し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、細菌ではなく、感染型プリオン蛋白によって引き起こされる感染症である。この病気は、認知症症状や錐体路・錐体外路症状が急速に進行し、植物状態となる。
  • 進行麻痺は、ウイルスではなく、スピロヘータである梅毒トレポネーマによって引き起こされる感染症である。この病気は、髄膜血管型神経梅毒の代表的な病態である。
  • 日本脳炎は、細菌ではなく、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって引き起こされる感染症である。この病気は、急性脳炎に属し、発熱や髄膜刺激症状、意識障害などの症状が現れる。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第60問

脳卒中片麻痺の病的共同運動で正しいのはどれか。  

1: 肩甲骨挙上に伴う肘関節伸展

2: 肘関節屈曲に伴う手関節背屈

3: 股関節外転に伴う膝関節伸展

4: 股関節内旋に伴う膝関節屈曲

5: 膝関節屈曲に伴う足関節背屈

第37回午後:第15問

誤っている組合せはどれか。  

1: 膀胱尖-正中臍索

2: 膀胱底-内尿道口

3: 膀胱三角-粘液腺

4: 内尿道括約筋-横紋筋

5: 排尿筋-骨盤内臓神経

第47回午前:第54問

外側皮質脊髄路について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 後索を通る。

2: 延髄で交叉する。

3: 運動前野からの投射線維を含まない。

4: 脊髄で前角細胞にシナプス結合する。

5: 上肢に対応する線維は下肢に対応する線維よりも外側にある。

第45回午後:第21問

疾患と作業種目との組合せで適切なのはどれか。  

1: 呼吸器疾患-木工

2: 関節リウマチ-タイルモザイク

3: Parkinson病-毛糸のかぎ針編み

4: 脊髄小脳変性症-卓球

5: 筋萎縮性側索硬化症-パソコン

第56回午後:第56問

体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体があるのはどれか。  

1: 延 髄

2: 視 床

3: 脊髄後角

4: 大脳皮質

5: 脊髄後根神経節

  • 答え:5
  • 解説:体性感覚神経は、感覚情報を末梢の受容器から脊髄神経節へ伝える一次ニューロン、脊髄または脳幹へ伝える二次ニューロン、視床へ伝える三次ニューロンの3段階で構成されています。この問題では、一次ニューロンの細胞体がどこにあるかを問うています。
  • 延髄は、二次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 視床は、三次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 脊髄後角は、二次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 大脳皮質は、三次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 脊髄後根神経節は、体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体がある場所であり、正しい答えです。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第78問

スポーツ傷害と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 膝蓋軟骨軟化症-膝屈曲位での大腿四頭筋強化

2: ハムストリングス断裂予防-ストレッチング

3: 脛骨疲労骨折-PTB免荷装具

4: 野球肩-PNF

5: テニス肘-アイスマッサージ

第35回午前:第52問

脊髄損傷患者の異所性骨化で正しいのはどれか。  

1: 関節拘縮の原因になる。

2: 下肢では足関節に多い。

3: 上肢では手関節に多い。

4: 受傷後1か月以内に発症する。

5: 血清カルシウム値が上昇する。

第44回午前:第65問

多発性硬化症患者の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 球後視神経炎では眼帯をして運動療法を行う。

2: 有痛性強直性痙攣に対して超音波療法を行う。

3: Lhermitte徴候に対して神経筋促通手技を行う。

4: Uhthoff現象が出現しないような運動負荷を行う。

5: ステロイドパルス療法では直後から筋力増強運動を行う。

第36回午後:第83問

第4・5腰椎間の椎間板ヘルニアで適切でないのはどれか。  

1: 椎間板の変性が関与する。

2: 椎間板の後側方突出が多い。

3: 第4腰髄神経根が障害される。

4: くしゃみによって症状が増強する。

5: ラセーグ徴候が陽性である。

第45回午前:第86問

骨折と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。  

1: 上腕骨骨幹部骨折-腋窩神経麻痺

2: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺

3: 橈骨遠位端骨折-橈骨神経麻痺

4: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺

5: 脛骨骨幹部骨折-脛骨神経麻痺

第41回午前:第85問

疾患と装具との組合せで正しいのはどれか。  

1: 橈骨神経麻痺-パンケーキ型装具

2: 腰椎圧迫骨折-ジュエット型装具

3: 頸椎脱臼骨折-ウイリアムス型装具

4: 多発性硬化症-バネ付長下肢装具

5: 大腿神経麻痺-PTB型装具

第36回午前:第48問

自助具と疾患との組合せで適切でないのはどれか。  

1: ソックスエイド-アテトーゼ型脳性麻痺

2: レバー式水道栓-慢性関節リウマチ

3: 万能カフ- ─頸髄損傷

4: ループ付きタオル─脳卒中片麻痺

5: ストローホルダー─進行性筋ジストロフィー

第56回午前:第97問

知的障害がみられうる疾患の中で、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)が特徴的なのはどれか。  

1: 結節性硬化症

2: 神経線維腫症

3: ネコ鳴き症候群

4: Williams症候群

5: Prader-Willi症候群

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、知的障害がみられる疾患の中で、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)が特徴的な疾患を選ぶ必要があります。正解は神経線維腫症で、生まれた時からミルクコーヒー色の皮膚色素沈着がみられます。
  • 結節性硬化症は優性遺伝性疾患で、精神遅滞やけいれん発作、顔面部にあざのような皮脂腺腫を認めることがありますが、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)は特徴的ではありません。
  • 神経線維腫症は正解で、生まれた時からミルクコーヒー色の皮膚色素沈着(カフェオレ斑)がみられます。神経線維腫が脳神経や脊髄神経にみられることもあり、けいれん発作や精神遅滞を生じることがある。
  • ネコ鳴き症候群では、小頭、丸顔、眼間開離など顔貌所見はあるが、皮膚症状の特徴はなく、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)は特徴的ではありません。
  • Williams症候群では、太い内側眉毛、眼間狭小、鞍鼻など妖精様顔貌はあるが、皮膚症状の特徴はなく、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)は特徴的ではありません。
  • Prader-Willi症候群では、新生児期に筋緊張低下、色素低下、外性器低形成を特徴としていますが、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)は特徴的ではありません。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第96問

誤っている組合せはどれか。  

1: トーマステスト-股関節屈曲拘縮

2: オーベルテスト-腸脛靭帯短縮

3: パトリック徴候-股関節外転筋短縮

4: SLR(下肢伸展挙上テスト)-ハムストリングス短縮

5: 尻上がり現象-大腿四頭筋短縮

第41回午前:第72問

二分脊椎(脊髄髄膜瘤)で誤っているのはどれか。  

1: 水頭症の合併は知的障害と関連する。

2: 脊髄係留症候群は乳児期に出現する。

3: 神経因性膀胱が問題となる。

4: 足部は褥瘡の好発部位である。

5: 学童期には肥満が問題となる。

第54回午後:第92問

脳腫瘍とその症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 下垂体腺腫―両耳側半盲

2: 視神経膠腫―てんかん発作

3: 髄芽腫―下垂体機能不全

4: 聴神経鞘腫―尿崩症

5: 頭蓋咽頭腫―難聴

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、脳腫瘍とその症状の正しい組合せを選ぶ必要があります。脳腫瘍は、脳内に発生する異常な細胞の増殖によってできる腫瘍です。それぞれの腫瘍は、発生する場所や影響を与える神経や機能によって異なる症状を引き起こします。
  • 下垂体腺腫は、下垂体に発生する腫瘍で、ホルモン産生の低下や過剰、視交叉への圧迫症状(両耳側半盲)がみられやすいため、この組合せは正しいです。
  • 視神経膠腫は、一側性の視力低下や眼球突出、色覚異常などを呈する腫瘍です。てんかん発作は髄膜腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 髄芽腫は、小脳から発生し、第四脳室内を充満して増大するため、失調症状で発症し、閉塞性水頭症をきたして頭痛や嘔吐、意識障害を引き起こす腫瘍です。下垂体機能不全は頭蓋咽頭腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 聴神経鞘腫は、耳鳴や聴力障害、めまいで発症し、進行すると小脳症状や水頭症を呈する腫瘍です。尿崩症は、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫などでみられることがあるため、この組合せは間違いです。
  • 頭蓋咽頭腫は、下垂体に発生する腫瘍で、両耳側半盲や視力低下、下垂体機能低下(小人症)などを生じることがあります。難聴は聴神経鞘腫でみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第30問

筋疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 皮膚筋炎 — 叩打ミオトニア

2: 筋強直性ジストロフィー — 有痛性強直性けいれん

3: 肢帯型筋ジストロフィー — 動揺性歩行

4: Becker型筋ジストロフィー — floppy infant

5: Duchenne型筋ジストロフィー — 翼状肩甲

第39回午後:第95問

外傷性骨折の早期から発症する合併症はどれか。  

1: 阻血性骨壊死

2: 骨化性筋炎

3: フォルクマン拘縮

4: 偽関節

5: 変形性関節症

第40回午前:第41問

脊髄損傷の機能残存レベルによって生じうる拘縮で誤っている組合せはどれか。  

1: 第4頸髄節-肩甲骨挙上

2: 第5頸髄節-肩関節外転

3: 第6頸髄節-肘関節屈曲

4: 第6頸髄節-手関節背屈

5: 第7頸髄節-MP関節屈曲