疾患と病変の組合せで正しいのはどれか。
1: Lewy小体型認知症 − 白質の病変
2: Alzheimer型認知症 − 大脳皮質の老人斑
3: 血管性認知症 − 黒質の神経細胞脱落
4: 大脳皮質基底核変性症 − 運動ニューロン病変
5: 前頭側頭型認知症 − 大脳皮質の腫大神経細胞
外傷による骨折や脱臼と合併する神経麻痺との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺
2: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺
3: モンテジア骨折-尺骨神経麻痺
4: 上腕骨骨幹部骨折-橈骨神経麻痺
5: 橈骨遠位端骨折-正中神経麻痺
疾患と神経学的検査法との組合せで適切なのはどれか。
1: 筋萎縮性側索硬化症-母指球擦過によるオトガイ筋収縮
2: 書痙-手関節部でのTinel徴候
3: 小脳梗塞-母指球叩打後の持続的筋収縮
4: 筋緊張性ジストロフィー-手掌擦過時の強制把握
5: パーキンソン病-中指尖部を弾いた後の母指内転運動
誤っている組合せはどれか。
1: ラセーグ徴候-腰椎椎間板ヘルニア
2: トーマステスト-股関節屈曲拘縮
3: オーバーテスト-大腿筋膜張筋短縮
4: 腹臥位での尻上がり現象-大腿四頭筋短縮
5: 下腿の前方引き出し徴候-後十字靱帯損傷
誤っているのはどれか。
1: 前脊髄小脳路は前索を通る。
2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。
3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。
4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。
5: 内側毛帯は延髄下部で交差する。
絞扼性神経障害の組合せで誤っているのはどれか。
1: 尺骨神経-肘部管症候群
2: 正中神経-手根管症候群
3: 橈骨神経-回外筋症候群
4: 坐骨神経-梨状筋症候群
5: 深腓骨神経-足根管症候群
神経疾患と振戦の組合せで正しいのはどれか。
1: パーキンソン病-姿勢時振戦
2: ウィルソン病-安静時振戦
3: 無酸素性脳症-羽ばたき振戦
4: 脊髄小脳変性症-企図振戦
5: ハンチントン病-運動時振戦
疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1: 多発性硬化症 − 脱髄
2: Binswanger病 − 感染
3: Huntington病 − 炎症
4: Creutzfeldt-Jakob病 − 出血
5: Charcot-Marie-Tooth病 − 虚血
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 褥瘡が生じやすい。
2: 嚥下障害が起こる。
3: 筋萎縮は近位に強い。
4: 四肢遠位の感覚障害が強い。
5: 眼球運動は末期まで維持される。
絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 梨状筋症候群 ― 坐骨神経
2: 肘部管症候群 ― 正中神経
3: Guyon管症候群 ― 尺骨神経
4: 円回内筋症候群 ― 尺骨神経
5: Hunter管症候群 ― 大腿神経
誤っているのはどれか。
1: 内側毛帯は延髄で交叉する。
2: 脊髄視床路は脊髄で交叉する。
3: 前皮質脊髄路は延髄で交叉する。
4: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。
5: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角とを結ぶ。
筋萎縮性側索硬化症で下位運動ニューロン障害の徴候はどれか。
1: 痙縮
2: 仮性球麻痺
3: 線維束性収縮
4: 腹壁反射消失
5: アキレス腱反射亢進
誤っている組合せはどれか。
1: 鶏状歩行-多発筋炎
2: 小刻み歩行-多発性脳梗塞
3: 失調性歩行-脊髄小脳変性症
4: すくみ足歩行-パーキンソン病
5: 動揺性歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー
認知障害がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
筋萎縮性側索硬化症で適切なのはどれか。
1: 筋の圧痛
2: 筋線維束攣縮の存在
3: 近位筋優位の筋萎縮
4: 筋電図の低振幅電位
5: 筋生検上、顕著な壊死線維の存在
脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Frenkel体操は無効である。
2: 視覚障害を伴うことが多い。
3: 包括的な評価指標にSARAがある。
4: 患者数は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。
5: 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。
誤っている組合せはどれか。
1: 踵接地直後の前脛骨筋-遠心性収縮
2: 踵接地直後の大腿四頭筋-求心性収縮
3: 踵離地時のヒラメ筋-求心性収縮
4: 踵離地期後の腸腰筋-求心性収縮
5: 減速期のハムストリングス-遠心性収縮
末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。
1: 長胸神経 − 翼状肩甲
2: 後骨間神経 − 手指MP関節伸展の筋力低下
3: 大腿神経 − 股関節伸展の筋力低下
4: 総腓骨神経 − 下垂足
5: 閉鎖神経 − 股関節内転筋筋力低下
脊髄損傷患者に生じる異所性骨化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 脊柱に好発する。
2: 初期には局所の熱感を生じる。
3: 関節拘縮の矯正手技が誘因になる。
4: 血中アルカリフォスファターゼ値が低下する。
5: 血中カルシウム値が上昇する。
脊髄損傷の合併症とその対策との組合せで適切でないのはどれか。
1: 拘 縮-他動運動
2: 褥 瘡-体位交換
3: 異所性骨化-電気刺激
4: 自律神経過反射-血圧測定
5: 起立性低血圧-腹帯装着