第55回午前第36問の類似問題

第50回午前:第44問

6分間歩行テストで誤っているのはどれか。  

1: テストは2回施行する。

2: 被検者の横に並んで歩く。

3: 自覚症状の変化を記録する。

4: 被検者に残りの時間を伝える。

5: 6分間の総歩行距離で評価する。

第55回午後:第27問

Timed Up and Go Test〈TUG〉で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 開始肢位は立位である。

2: 6 m先に目印を設置する。

3: 歩行補助具の使用を禁止する。

4: バランス機能の評価方法である。

5: 動作開始から背もたれ座位までの時間を測定する。

第49回午前:第46問

バランスを評価できるのはどれか。2つ選べ。  

1: 6分間歩行テスト

2: Functional reach test

3: Physiological cost index

4: Modified Ashworth scale

5: Timed up and go test(TUG)

第35回午後:第48問

正常歩行について誤っているのはどれか。  

1: 一側の踵接地から次の同側踵接地までを1歩行周期という。

2: 一側下肢の立脚相と遊脚相の比率は1:1である。

3: 1分間の歩数を歩行率という。

4: 歩行速度と歩幅とは正の相関がある。

5: 自由歩行時の歩幅は50~80 cmである。

第36回午後:第47問

歩行周期について誤っているのはどれか。  

1: 一歩とは一方の踵接地から他方の踵接地までをいう。

2: 重複歩とは踵接地から次の同側の踵接地までをいう。

3: 歩行率とは1秒または1分当たりの歩数である。

4: 正常歩行の遊脚相は歩行周期の25%を占める。

5: 走行時には二重支持期が消失する。

第43回午後:第47問

歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 重心点の高さは立脚中期に最大となる。

2: 歩行速度は重複歩時間に比例する。

3: 両脚支持期は1歩行周期に1回ある。

4: 歩行率は一般に男性が女性よりも高い。

5: エネルギー効率は快適歩行速度で最もよい。

第48回午後:第25問

FIMの移動(歩行)項目の評定で6はどれか。  

1: 時間は健常の3倍かかるが装具、杖なしで50 m歩ける。

2: 軽度の介助があれば装具、杖なしで50 m歩ける。

3: そばで見ていれば装具、杖なしで50 m歩ける。

4: 装具を装着すれば30 mは歩ける。

5: 声かけすれば30 mは歩ける。

第47回午後:第26問

測定値が小さい場合にバランス機能が良好であると判断できるのはどれか。2つ選べ。  

1: 片足立ち保持時間

2: Functional Reach Test

3: Timed Up and Go Test

4: Cross Testによる軌跡長

5: 静止立位時の重心動揺面積

第53回午前:第23問

歩行について正しいのはどれか。  

1: 身長が高いほど重複歩距離は短くなる。

2: 進行方向と足の長軸がなす角度を足角という。

3: 両脚支持期は歩行速度が速くなると長くなる。

4: 水平面上の進行方向に対して垂直方向の両足の開きを歩幅という。

5: 一側の踵が接地してから再び接地するまでの時間をステップ時間という。

第53回午前:第30問

運動失調症状のうち、時間測定異常を評価するのはどれか。  

1: foot pat

2: 指鼻試験

3: 継ぎ足歩行

4: 跳ね返り現象

5: コップ把持検査

  • 答え:4
  • 解説:運動失調症状の評価方法には様々なものがあり、それぞれ異なる症状を評価する。時間測定異常を評価する方法は跳ね返り現象である。
  • foot patは変換運動障害を評価する方法であり、座位で踵部を床につけ、足関節の底背屈を繰り返させ、回数を測定する。
  • 指鼻試験は測定障害、協働収縮異常、企図振戦を評価する方法であり、上肢を外転させた肢位から示指で被検者の鼻の先端を触れさせ、開眼・閉眼における差異を確認する。
  • 継ぎ足歩行は運動失調の程度を評価する方法であり、一方の踵ともう片方のつま先を交互に合わせて歩かせる。軽度の運動失調では身体の動揺や不安定性が増強し、重度の場合はバランスを崩して歩行困難となる。
  • 跳ね返り現象は時間測定異常を評価する方法であり、被験者を肘屈曲60°程度とし、そこから検者が抵抗をかけながら、さらに肘を屈曲させる。その後、検者は急に手を離し、被験者が自分の手で胸を打たないことを確認する。正常では肘の屈曲をすぐに止めることができるが、運動失調では運動を止められず、自分の胸を打ってしまう。
  • コップ把持検査は測定障害、協働収縮異常、企図振戦を評価する方法であり、被験者に指を中間肢位でコップを把持する動作を行わせるが、運動失調があると、指の過度の開排と上肢の大きな運動軌跡がみられる。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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  • この問題について報告する

第46回午前:第37問

1歳児よりも3歳児で計測値が減少するのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔(cm)

2: 歩行率(歩/分)

3: 1歩行周期(秒)

4: 単脚支持期(秒)

5: 重複歩距離(cm)

第54回午後:第25問

身体計測で正しいのはどれか。  

1: 体重の測定は午後6時ころが望ましい。

2: 身長は両足前方を開角せずに測定する。

3: 胸囲は安静呼吸の呼気の終わりに測定する。

4: 棘果長は上前腸骨棘から外果までの長さを測定する。

5: 手長は尺骨茎状突起から第3指先端までの長さを測定する。

第55回午前:第25問

小脳性運動失調の検査の目的で正しいのはどれか。  

1: 鼻指鼻試験で反復拮抗運動障害をみる。

2: 線引き試験で運動変換障害をみる。

3: 跳ね返り現象で運動分解をみる。

4: 踵膝試験で測定障害をみる。

5: 膝打ち試験で振戦をみる。

第50回午後:第44問

歩行率で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩行比ともいう。

2: 身長で補正する。

3: 幼児では高齢者より大きい。

4: 単位時間当たりの歩数を意味する。

5: 加齢による変化は歩幅より大きい。

第48回午前:第74問

健常成人が歩行速度を上げた場合の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔の拡大

2: 歩行率の増加

3: 重複歩距離の増加

4: 両脚支持期の延長

5: 重心の左右移動の増加

第56回午後:第29問

反復拮抗運動障害の検査法はどれか。  

1: 線引き試験

2: 継ぎ足歩行

3: 片足立ち検査

4: 示指─耳朶試験

5: 前腕回内外試験

第56回午前:第38問

疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。  

1: 運動失調 ── 酩酊歩行

2: フレイル ── すくみ足歩行

3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行

4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行

5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患または症候と異常歩行の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは運動失調と酩酊歩行です。
  • 運動失調と酩酊歩行は正しい組み合わせです。酩酊歩行は小脳性の運動失調で見られる現象で、歩行時にバランスを保つことが難しくなります。
  • フレイルとすくみ足歩行は正しくありません。フレイルは加齢に伴って身体機能の予備機能が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を示すもので、すくみ足歩行はParkinson病の姿勢保持反射障害の1つです。
  • Parkinson病とはさみ脚歩行は正しくありません。はさみ脚歩行は脳性小児麻痺で見られる現象で、Parkinson病ではすくみ足や突進現象が見られます。
  • 脳卒中片麻痺と踵足歩行は正しくありません。踵足歩行は下腿三頭筋麻痺で見られる現象で、脳卒中片麻痺では下肢麻痺の重症度によりバリエーションがあり、膝屈曲型や膝伸展型のようにさまざまなパターンがある。分回し歩行も脳卒中片麻痺で見られることがある。
  • 総腓骨神経麻痺と分回し歩行は正しくありません。分回し歩行は上位運動ニューロンの障害で見られやすい現象で、総腓骨神経麻痺は下位運動ニューロンの障害である。下腿の外側から足背ならびに第5足指を除いた足趾背側にかけて感覚障害がみられる。足関節と足趾が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になる。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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  • この問題について報告する

第43回午前:第73問

失調症の歩行時に出現しやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔の拡大

2: 歩行速度の漸増

3: 二重支持期の短縮

4: 前傾前屈姿勢

5: 不規則な歩調

第57回午前:第33問

NIHSSで評価されるのはどれか。2つ選べ。  

1: バランス障害

2: 深部腱反射

3: 意識障害

4: 顔面麻痺

5: 歩行速度

第57回午前:第22問

歩行導入初期における運動学習の方法として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ハンドリングを行う。

2: 休憩を入れずに練習する。

3: 踵接地の練習を繰り返し行う。

4: 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。

5: フィードバックを与える頻度は少なくする。