6分間歩行テストで誤っているのはどれか。
1: テストは2回施行する。
2: 被検者の横に並んで歩く。
3: 自覚症状の変化を記録する。
4: 被検者に残りの時間を伝える。
5: 6分間の総歩行距離で評価する。
Timed Up and Go Test〈TUG〉で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 開始肢位は立位である。
2: 6 m先に目印を設置する。
3: 歩行補助具の使用を禁止する。
4: バランス機能の評価方法である。
5: 動作開始から背もたれ座位までの時間を測定する。
バランスを評価できるのはどれか。2つ選べ。
1: 6分間歩行テスト
2: Functional reach test
3: Physiological cost index
4: Modified Ashworth scale
5: Timed up and go test(TUG)
正常歩行について誤っているのはどれか。
1: 一側の踵接地から次の同側踵接地までを1歩行周期という。
2: 一側下肢の立脚相と遊脚相の比率は1:1である。
3: 1分間の歩数を歩行率という。
4: 歩行速度と歩幅とは正の相関がある。
5: 自由歩行時の歩幅は50~80 cmである。
歩行周期について誤っているのはどれか。
1: 一歩とは一方の踵接地から他方の踵接地までをいう。
2: 重複歩とは踵接地から次の同側の踵接地までをいう。
3: 歩行率とは1秒または1分当たりの歩数である。
4: 正常歩行の遊脚相は歩行周期の25%を占める。
5: 走行時には二重支持期が消失する。
歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 重心点の高さは立脚中期に最大となる。
2: 歩行速度は重複歩時間に比例する。
3: 両脚支持期は1歩行周期に1回ある。
4: 歩行率は一般に男性が女性よりも高い。
5: エネルギー効率は快適歩行速度で最もよい。
FIMの移動(歩行)項目の評定で6はどれか。
1: 時間は健常の3倍かかるが装具、杖なしで50 m歩ける。
2: 軽度の介助があれば装具、杖なしで50 m歩ける。
3: そばで見ていれば装具、杖なしで50 m歩ける。
4: 装具を装着すれば30 mは歩ける。
5: 声かけすれば30 mは歩ける。
測定値が小さい場合にバランス機能が良好であると判断できるのはどれか。2つ選べ。
1: 片足立ち保持時間
2: Functional Reach Test
3: Timed Up and Go Test
4: Cross Testによる軌跡長
5: 静止立位時の重心動揺面積
歩行について正しいのはどれか。
1: 身長が高いほど重複歩距離は短くなる。
2: 進行方向と足の長軸がなす角度を足角という。
3: 両脚支持期は歩行速度が速くなると長くなる。
4: 水平面上の進行方向に対して垂直方向の両足の開きを歩幅という。
5: 一側の踵が接地してから再び接地するまでの時間をステップ時間という。
運動失調症状のうち、時間測定異常を評価するのはどれか。
1: foot pat
2: 指鼻試験
3: 継ぎ足歩行
4: 跳ね返り現象
5: コップ把持検査
1歳児よりも3歳児で計測値が減少するのはどれか。2つ選べ。
1: 歩隔(cm)
2: 歩行率(歩/分)
3: 1歩行周期(秒)
4: 単脚支持期(秒)
5: 重複歩距離(cm)
身体計測で正しいのはどれか。
1: 体重の測定は午後6時ころが望ましい。
2: 身長は両足前方を開角せずに測定する。
3: 胸囲は安静呼吸の呼気の終わりに測定する。
4: 棘果長は上前腸骨棘から外果までの長さを測定する。
5: 手長は尺骨茎状突起から第3指先端までの長さを測定する。
小脳性運動失調の検査の目的で正しいのはどれか。
1: 鼻指鼻試験で反復拮抗運動障害をみる。
2: 線引き試験で運動変換障害をみる。
3: 跳ね返り現象で運動分解をみる。
4: 踵膝試験で測定障害をみる。
5: 膝打ち試験で振戦をみる。
歩行率で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歩行比ともいう。
2: 身長で補正する。
3: 幼児では高齢者より大きい。
4: 単位時間当たりの歩数を意味する。
5: 加齢による変化は歩幅より大きい。
健常成人が歩行速度を上げた場合の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歩隔の拡大
2: 歩行率の増加
3: 重複歩距離の増加
4: 両脚支持期の延長
5: 重心の左右移動の増加
反復拮抗運動障害の検査法はどれか。
1: 線引き試験
2: 継ぎ足歩行
3: 片足立ち検査
4: 示指─耳朶試験
5: 前腕回内外試験
疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。
1: 運動失調 ── 酩酊歩行
2: フレイル ── すくみ足歩行
3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行
4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行
5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行
失調症の歩行時に出現しやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 歩隔の拡大
2: 歩行速度の漸増
3: 二重支持期の短縮
4: 前傾前屈姿勢
5: 不規則な歩調
NIHSSで評価されるのはどれか。2つ選べ。
1: バランス障害
2: 深部腱反射
3: 意識障害
4: 顔面麻痺
5: 歩行速度
歩行導入初期における運動学習の方法として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ハンドリングを行う。
2: 休憩を入れずに練習する。
3: 踵接地の練習を繰り返し行う。
4: 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。
5: フィードバックを与える頻度は少なくする。