第57回午前第22問の類似問題

第44回午前:第51問

歩行に介助が必要なParkinson病患者の指導で適切なのはどれか。  

1: 段差はスロープにする。

2: 居室に厚めのじゅうたんを敷く。

3: 歩行リズムに合わせて声かけをする。

4: すくみ足には両手を引いて下肢の振り出しを導く。

5: 自主訓練として立位での体幹前後屈運動を指導する。

第51回午後:第28問

すくみ足現象がみられるParkinson病患者の歩行練習を理学療法士の近位見守り下で実施した。このときの練習法で適切でないのはどれか。  

1: 横歩き

2: 階段昇降

3: スラローム歩行

4: 歩隔を狭めた歩行

5: メトロノームの音を活用した歩行

第49回午後:第74問

運動学習において部分法に最も適している動作はどれか。  

1: 歩行

2: 食事動作

3: 階段の降段

4: リーチ動作

5: 立ち上がり動作

第36回午後:第47問

歩行周期について誤っているのはどれか。  

1: 一歩とは一方の踵接地から他方の踵接地までをいう。

2: 重複歩とは踵接地から次の同側の踵接地までをいう。

3: 歩行率とは1秒または1分当たりの歩数である。

4: 正常歩行の遊脚相は歩行周期の25%を占める。

5: 走行時には二重支持期が消失する。

第53回午前:第45問

外傷性の前頭葉損傷による高次脳機能障害の患者に対する動作指導として適切なのはどれか。  

1: 床からの起き上がりは、起き上がる方向を次々と変えながら練習する。

2: 歩行では、股・膝・足関節の運動に同時に注意を払うよう指導する。

3: 車椅子操作は、手順を1つずつ確認しながら進めるよう指導する。

4: 動作の手順を間違えた場合は、自分で気付くまで指摘しない。

5: 更衣動作では、上衣と下衣を交互に練習する。

第52回午前:第32問

右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。  

1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。

2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。

3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。

4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。

5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。

第48回午前:第41問

運動学習理論で練習の後に与えられるのはどれか。  

1: 言語教示

2: ガイダンス

3: 結果の知識

4: ハンドリング

5: デモンストレーション

第43回午前:第71問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 練習動作の難易度は低いほどよい。

2: フィードバックは多いほどよい。

3: 覚醒度は高いほどよい。

4: 休憩は多いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第47回午前:第44問

Parkinson病患者では、すくみ足の症状があっても、床の上の横棒をまたぐことは円滑にできる。この現象と同じ機序を利用した訓練法はどれか。  

1: 水中での歩行訓練

2: 重りを用いた筋力増強訓練

3: リズム音に合わせた歩行訓練

4: バランスボードを用いた立位訓練

5: 自転車エルゴメーターによる有酸素運動

第43回午前:第98問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 休憩は多いほどよい。

2: 覚醒度は高いほどよい。

3: フィードバックは多いほどよい。

4: 練習動作の難易度は低いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第54回午後:第34問

車椅子とベッドとの移乗動作の練習方法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 疲労度を同程度に保って練習するのは恒常練習である。

2: 車椅子からの立ち上がりのみ練習するのは部分練習である。

3: 動作手順を正しく言えるように練習するのは全体練習である。

4: アプローチ角度やベッドの高さを変えて練習するのは多様練習である。

5: 車椅子のブレーキ操作と移乗に区切って練習するのは分散練習である。

  • 答え:2 ・4
  • 解説:この問題では、車椅子とベッドとの移乗動作の練習方法に関する正しい選択肢を2つ選ぶ必要があります。正しい選択肢は2(部分練習)と4(多様練習)です。
  • 選択肢1は間違いです。恒常練習は、障害による制御できないエラーがある場合に、代償手段や難易度調整を行いながら繰り返す練習です。疲労度を同程度に保って練習する場合は、分散練習のように休憩を取りながら行います。
  • 選択肢2は正しいです。部分練習は、動作分析に基づいて特定の運動スキルを抽出し、それを反復する練習です。車椅子からの立ち上がりのみを練習することは、部分練習の一例です。
  • 選択肢3は間違いです。全体練習は、課題を始めから終わりまで行い、それを反復する練習です。動作手順を正しく言えるように練習するのは、運動スキルの言語化を用いた練習であり、全体練習ではありません。
  • 選択肢4は正しいです。多様練習は、習得した運動をさまざまな条件下で出力できるようにするための練習です。アプローチ角度やベッドの高さを変えて移乗動作の練習をすることで、実生活で要求されるさまざまな条件下でのパラメータ制御を獲得できるようになります。
  • 選択肢5は間違いです。分散練習は、反復練習の際に、各練習の間の時間間隔を比較的長く空けて行う練習です。車椅子のブレーキ操作と移乗に区切って練習するように、課題内容を部分に分けて行うのは、部分練習であり、分散練習ではありません。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午前:第31問

車椅子とベッドとの移乗動作の練習方法について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 疲労度を同程度に保って練習するのは恒常練習である。

2: 車椅子からの立ち上がりのみ練習するのは部分練習である。

3: 動作手順を正しく言えるように練習するのは全体練習である。

4: アプローチ角度やベッドの高さを変えて練習するのは多様練習である。

5: 車椅子のブレーキ操作と移乗とに区切って練習するのは分散練習である。

第53回午後:第17問

70歳の男性。3年前に右手の振戦によってParkinson病を発症し、在宅で治療を行っている。ADLは自立していたが、1か月前に風邪をひいてから歩く速さが遅くなり、歩行の際に一歩めが思うように前に出ず、歩き出してからも前方に転びそうになることが多いという。在宅での理学療法における歩行指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 両下肢に弾性包帯を装着する。

2: 足関節に重錘バンドを装着する。

3: 一歩目を小さく前に出すよう指導する。

4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。

5: かけ声などをかけてもらいながら歩くよう指導する。

第53回午前:第23問

歩行について正しいのはどれか。  

1: 身長が高いほど重複歩距離は短くなる。

2: 進行方向と足の長軸がなす角度を足角という。

3: 両脚支持期は歩行速度が速くなると長くなる。

4: 水平面上の進行方向に対して垂直方向の両足の開きを歩幅という。

5: 一側の踵が接地してから再び接地するまでの時間をステップ時間という。

第43回午後:第47問

歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 重心点の高さは立脚中期に最大となる。

2: 歩行速度は重複歩時間に比例する。

3: 両脚支持期は1歩行周期に1回ある。

4: 歩行率は一般に男性が女性よりも高い。

5: エネルギー効率は快適歩行速度で最もよい。

第34回午後:第47問

正常歩行で正しいのはどれか。  

1: 歩行の一周期は一側の踵接地から他側の踵接地までである。

2: 歩行率(ケイデンス)は身長に比例して大きくなる。

3: 歩隔は踵が接地して、次に再び同側の踵が接地するまでの距離である。

4: 重心の上下・左右の移動が高振幅である方がエネルギー効率がよい。

5: 両脚支持期は一歩行周期に2回ある。

第41回午前:第81問

パーキンソン病患者のすくみ足に対する家族への指導で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.向かい合って両手を引いて歩く。イ.後方から骨盤を押して歩く。ウ.リズムに合わせて1歩を踏み出す。エ.床に踏み越える目印のテープを貼る。オ.両腕を大きく振って階段を昇る。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午前:第72問

Parkinson病のすくみ足への対処法で誤っているのはどれか。  

1: 常に同じ側の足から踏み出させる。

2: 一旦、足を後ろへ引いてから踏み出させる。

3: 「いち、に」などの声を出しながら踏み出させる。

4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。

5: 目標物を注視させて歩かせる。

第51回午前:第14問

図のようなハンドリングを実施することで運動発達促進効果として期待されるのはどれか。 

51_0_14

1: Galant反射の抑制

2: 下肢のキッキング促通

3: 正中位指向の促進

4: 体幹伸展筋の促通

5: 頭部回旋運動の促通

第55回午前:第36問

6分間歩行テストで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 自覚症状の変化を記録する。

2: 被験者の斜め前方に並んで歩く。

3: 6分間の総歩行距離で評価する。

4: 被験者に残りの時間を伝えることはできない。

5: 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。