第40回午後第88問の類似問題

第56回午前:第29問

疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド

2: 関節リウマチ ── キーボードカバー

3: 頸髄損傷 ── マウススティック

4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー

5: Parkinson病 ── 万能カフ

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、疾患とそれに適した自助具の組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、頸髄損傷とマウススティックです。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合、マウススティックを利用できます。
  • アテトーゼ型脳性麻痺とソックスエイドの組み合わせは正しくありません。アテトーゼ型脳性麻痺患者が長柄のリーチャーを使用すると目標となる足部へ正確に到達させることが難しいためです。
  • 関節リウマチとキーボードカバーの組み合わせは正しくありません。キーボードカバーは振戦症状がある場合に使用される自助具であり、振戦が主症状ではない関節リウマチでは不要です。
  • 頸髄損傷とマウススティックの組み合わせは正しいです。マウススティックは操作する棒を口にくわえて顎と頭部の動きでキー入力などを行えるようにするもので、四肢麻痺あるいは四肢末梢部の機能不全に適応できます。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合は利用できます。
  • 脊髄小脳変性症とリーチャーの組み合わせは正しくありません。脊髄小脳変性症では運動失調があるため、目標物へのリーチ部が振動して使いにくいです。
  • Parkinson病と万能カフの組み合わせは正しくありません。万能カフは手指の把持機能が障害されたときに使用される自助具ですが、Parkinson病では手指の把持機能が失われることは特徴的でなく、適用性は低いです。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午前:第77問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: BPRS − 陰性症状尺度

2: GATB − 精神作業検査

3: WAIS − 知能検査

4: POMS − 気分尺度

5: LASMI − 性格検査

第50回午後:第73問

疾患または症候と異常歩行の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 運動失調 - 酩酊歩行

2: Parkinson病 - すくみ足歩行

3: 脳卒中片麻痺 - 尖足歩行

4: 総腓骨神経麻痺 - 分回し歩行

5: 両下肢痙性麻痺 - はさみ脚歩行

第34回午前:第44問

疾患と運動療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 腰痛症-ウイリアムス体操

2: 失調症-フレンケル体操

3: 五十肩-コッドマン体操

4: 圧迫骨折-ベーラー体操

5: 変形性膝関節症-バージャー・アレン体操

第49回午前:第79問

正しい組合せはどれか。  

1: Adler ― リビドー

2: Freud ― 病的人格

3: Jung ― 劣等コンプレックス

4: Kretschmer ― 体型分類

5: Schneider ― 内向・外向

第40回午後:第69問

誤っている組合せはどれか。  

1: 鶏状歩行-多発筋炎

2: 小刻み歩行-多発性脳梗塞

3: 失調性歩行-脊髄小脳変性症

4: すくみ足歩行-パーキンソン病

5: 動揺性歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー

第36回午前:第81問

スプリントと末梢神経障害との組合せで正しいのはどれか。  

1: コックアップスプリント - 正中神経麻痺

2: 尺側偏位防止スプリント - 尺骨神経麻痺

3: ナックルベンダー - 橈骨神経麻痺

4: 長対立装具 - 尺骨神経麻痺

5: 短対立装具 - 正中神経麻痺

第43回午後:第83問

骨折、脱臼の合併症として組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩関節前方脱臼 - 筋皮神経麻痺

2: 上腕骨顆上骨折 - 正中神経麻痺

3: 股関節後方脱臼 - 坐骨神経麻痺

4: 大腿骨骨折 - 大腿神経麻痺

5: 脛骨骨折 - 脛骨神経麻痺

第56回午後:第98問

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症 ── パーキンソニズム

2: 血管性認知症 ── 情動失禁

3: 進行性核上性麻痺 ── 他人の手徴候

4: 大脳皮質基底核変性症 ── 幻 視

5: Lewy小体型認知症 ── アテトーゼ

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と症状の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは血管性認知症と情動失禁です。
  • Alzheimer型認知症ではパーキンソニズムは見られません。パーキンソニズムはLewy小体型認知症で見られる症状です。
  • 血管性認知症では情動失禁が見られます。これは正しい組み合わせです。
  • 進行性核上性麻痺では他人の手徴候は見られません。他人の手徴候は大脳皮質基底核変性症の症状です。
  • 大脳皮質基底核変性症では幻視は見られません。幻視はLewy小体型認知症の初期で見られる症状です。
  • Lewy小体型認知症ではアテトーゼは見られません。パーキンソニズムや幻視の症状が見られます。アテトーゼは脳性麻痺などが原因で見られる不随意運動です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第93問

正しい組合せはどれか。  

1: 前十字靭帯損傷-後方引き出し徴候

2: 後十字靭帯損傷-マクマレーテスト

3: 半月板損傷-ロッキング現象

4: 膝蓋骨脱臼-ラックマンテスト

5: 外側側副靭帯損傷-アプレーテスト

第36回午前:第71問

症状と生活指導との組合せで正しいのはどれか。  

1: 視覚失認-認知に視覚以外の感覚を使わせる。

2: バリント症候群-食事は一皿にまとめて出す。

3: 観念運動失行-指示書で動作を促す。

4: 運動性失語-聞き役に専念させる。

5: 運動保続-保続動作を利用する。

第40回午前:第51問

誤っている組合せはどれか。  

1: トーマステスト-腸腰筋短縮

2: ファーレンテスト-正中神経圧迫

3: ヤーガソンテスト-肩関節拘縮

4: スパーリングテスト-神経根圧迫

5: アドソンテスト-血管圧迫

第39回午前:第65問

脳血管障害の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 関節拘縮-モビライゼーション

2: 下肢共同運動-ブリッジ運動

3: 肩手症候群-ホットパック

4: 肩関節亜脱臼-肩関節周囲筋の同時収縮

5: 非対称性座位姿勢-体幹装具の作製

第56回午後:第34問

脊髄性運動失調症でみられるのはどれか。  

1: 折りたたみナイフ現象

2: 断綴性発語

3: 羽ばたき振戦

4: 酩酊歩行

5: Romberg徴候陽性

第52回午前:第83問

運動障害と評価方法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 運動失調―――――指鼻試験

2: 筋力低下―――――Brunnstrom法ステージ

3: 持久力低下――――徒手筋力テスト

4: 錐体外路障害―――Babinski反射

5: 錐体路障害――――Romberg試験

第48回午後:第85問

病態とその治療薬の組合せで正しいのはどれか。  

1: ジスキネジア − L-dopa

2: 重症筋無力症 − コリンエステラーゼ阻害薬

3: 前立腺肥大症 − 抗コリン薬

4: 間質性肺炎 − メトトレキサート

5: 消化管出血 − アスピリン

第36回午後:第44問

誤っている組み合わせはどれか。  

1: パーキンソン病-酩酊歩行

2: 痙性対麻痺-はさみ足歩行

3: 腓骨神経麻痺-鶏状歩行

4: 進行性筋ジストロフィー-動揺歩行

5: 脳卒中片麻痺-分回し歩行

第41回午後:第63問

誤っている組合せはどれか。  

1: Mini-Mental State Examination(MMSE)-アルツハイマー病

2: Glasgow Coma Scale-脳血管障害

3: Hoehn-Yahr重症度ステージ-筋萎縮性側索硬化症

4: Frankelの評価法-脊髄損傷

5: Ossermannの分類-重症筋無力症

第51回午前:第31問

Guillain-Barré症候群でみられにくいのはどれか。  

1: 誤嚥

2: 運動時痛

3: 温痛覚脱失

4: 起立性低血圧

5: 拘束性換気障害

第57回午前:第37問

廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋萎縮―――――――装具固定

2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激

3: 下腿浮腫――――――安静保持

4: 起立性低血圧――――塩分制限

5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法

  • 答え:5
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって筋肉や骨が萎縮し、機能が低下する症状です。適切な治療法を選択することが重要です。
  • 筋萎縮に対して装具固定は適切ではありません。装具固定は関節を安静に保つために使用されますが、筋萎縮の治療にはダイナミックスプリントのように伸張力を発生できるものが適しています。
  • 骨萎縮に対して機能的電気刺激は適切ではありません。機能的電気刺激は運動神経を電気刺激で興奮を調整し、骨格筋の収縮を促すため、筋萎縮の予防や神経-筋の再教育に用いられます。
  • 下腿浮腫に対して安静保持は適切ではありません。安静によって筋収縮による血管へのポンプ作用が働かずに浮腫が生じます。適切な治療法は、適度な運動や圧迫療法などです。
  • 起立性低血圧に対して塩分制限は適切ではありません。塩分制限は高血圧に対して行われます。廃用が原因の起立性低血圧には、姿勢変化前に下肢を運動させることや弾性包帯等で静脈を軽く圧迫して血圧低下を予防する方法が適切です。
  • 深部静脈血栓症に対して抗凝固療法は適切です。ヘパリンなどの抗凝固剤は、トロンビン、プロトロンビンなどの血液凝固因子に作用して血液凝固を妨げるため、不動により生じた血栓を治療するのに有効です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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