生体機能代行装置学の過去問


国試第6回午後:第71問

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。

1: 急性一酸化炭素中毒

2: 脳血栓による急性脳浮腫

3: バージャー病

4: 急性肺炎

5: 重症肺空気塞栓

国試第6回午後:第70問

3絶対気圧の環境で純酸素吸入をしているとき、動脈血酸素含有量(vol%)として最も近い値はどれか。ただし、ヘモグロビン量は15g/dLとする。

1: 23

2: 25

3: 27

4: 29

5: 31

国試第6回午後:第61問

大動脈バルーンパンピング法(IABP)で、バルーンを膨張させる時期として適切なのはどれか。

1: 心室拡張期

2: 心房拡張期

3: 心室拡張期と心室収縮期の両方

4: 心房拡張期と心房収縮期の両方

5: 心室拡張期と心室収縮期を交互に

国試第6回午後:第54問

正しいのはどれか。

a: 限外濾過量は溶質のクリアランスと関係がない。

b: 溶質のクリアランスは血流量を超えない。

c: 同一血液透析器を用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。

d: 透析器圧は限外濾過圧に関係しない。

e: 除水量は血流量に比例して減少する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第53問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。

a: 血液側への空気誤入

b: 透析液側への漏血

c: 静脈側の回路内圧

d: 動脈血酸素分圧

e: 血清カリウム濃度

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第52問

中空糸型を用いる血液透析の標準的回路構成で重要なポンプはどれか。

a: ヘパリン注入ポンプ

b: 血液希釈ポンプ

c: 置換液注入ポンプ

d: 透析液再循環ポンプ

e: 血流供給ポンプ

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第51問

透析用希釈水の水処理法で適切でないのはどれか。

1: 限外濾過法

2: 逆浸透法

3: イオン交換法

4: 吸着法

5: 抽出法

国試第6回午後:第50問

血液透析器の透水性を示す指標はどれか。

a: クリアランス (CL)

b: 濾過係数 (Lp)

c: 限外濾過率 (UFRP)

d: 膜間圧力差 (TMP)

e: ふるい係数 (SC)

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第49問

血漿交換について正しいのはどれか。

1: 二重濾過法の2本目の濾過器により血液成分とアルブミンを分離する。

2: 二重濾過法の1本目の濾過器に入る血液は生理食塩液を用いて希釈する。

3: 二重濾過法では疾患の原因となるグロブリン分画を除去する。

4: 単純濾過法では置換液に濃厚赤血球を用いる。

5: 単純濾過法では抗凝固薬としてヘパリンを用いることはできない。

国試第6回午後:第48問

腎性骨異栄養症の対策で正しいのはどれか。

a: リン含有量の多い食品の摂取

b: 上皮小体 (副甲状腺)ホルモンの吸着除去

c: 血清カルシウム値の正常化

d: 活性型ビタミンDの投与

e: 輸 血

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第47問

慢性透析患者の血圧上昇の原因として正しいのはどれか。

a: 血管内水分量の過剰

b: レニン分泌の過剰

c: BUNの上昇

d: 血中リン値の上昇

e: ヘマトクリット値の低下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第46問

透析液について正しいのはどれか。

a: 高ナトリウム透析は血圧上昇を起こしやすい。

b: 高カルシウム透析は上皮小体 (副甲状腺) 機能 進症を起こす。

c: 酢酸透析は血圧を上昇させる。

d: 重炭酸透析は血圧を低下させる。

e: 無糖透析は低血糖を起こしやすい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第45問

慢性透析患者の合併症について正しいのはどれか。

a: 心不全はナトリウムと水の過剰によることが多い。

b: 腎性貧血の主因はエリスロポエチン産生低下である。

c: 低血圧は血清カルシウム値の上昇による。

d: 透析脳症は鉄の蓄積による。

e: 透析アミロイドシスはβ2ミクログロブリンの蓄積による。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第44問

透析患者の食事療法について誤っているのはどれか。

a: 透析によってたんぱく制限は緩和できる。

b: 塩分制限は血圧上昇の一因となる。

c: 水分制限は肺水腫を起こす。

d: 上皮小体 (副甲状腺) 機能こう進症に対しリンの多い食品を制限する。

e: カリウムの多い食品は果実、野菜などである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第43問

血液透析の原理について誤っているのはどれか。

1: 血液透析の原理は拡散と限外濾過である。

2: 拡散の推進力は膜間にかかる圧力差である。

3: 拡散は濃度差によって起こる。

4: 濾過による水の移動は膜透水性の高い方が多い。

5: 濾液には水と膜を透過できる溶質とが含まれる。

国試第6回午後:第42問

正しいのはどれか。

a: 半透膜は溶液中の溶媒のみ透過させる。

b: EUCMは補液置換する限外濾過である。

c: 体液量が正常化されたときには心胸比は50%以上となる。

d: シングルパスは透析器に透析液を再循環させない方式である。

e: 分画曲線は溶質の分子量とふるい係数との関係を表した曲線である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第41問

気管内挿管(経口、経鼻、経気管切開口)の合併症として考えられないのはどれか。

1: 分泌物による内腔閉塞

2: 気管食道瘻

3: 食道静脈瘤

4: 声門浮腫

5: 皮下気腫

国試第6回午後:第40問

自発呼吸下で行うことができる換気様式はどれか。

a: CPPV

b: CPAP

c: IMV

d: プレッシャーサポート

e: IPPV

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第39問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

a: 従圧式では肺胸郭コンプライアンスが変化しても換気量の変化が少ない。

b: 従量式では回路漏れがあっても換気量の変化が少ない。

c: 成人には従量式の方が多く使用される。

d: 従量式は換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。

e: 長期人工呼吸には従圧式の方が適している。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第38問

人工呼吸器が適切に使用されていないことを示唆するのはどれか。

a: 動脈血pHが7.45である。

b: PaCO2(動脈血炭酸ガス分圧)が35mmHgである。

c: ファイティングを起こしている。

d: 発汗、頻脈がみられる。

e: チアノーゼがみられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e