第33回国試午前70問の類似問題

国試第27回午前:第74問

人工心肺について正しいのはどれか。

1: 落差脱血では少なくとも1m以上の落差を確保する。

2: 吸引からの戻りが多い場合は脱血量よりも送血流量を増やす。

3: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入をできるだけ深くする。

4: 脱血不良時には利尿剤を投与して尿量を増やす。

5: 大動脈解離を認めたら送血流量を上げる。

国試第22回午後:第45問

臨床工学技上が医師の指示下に行えるのはどれか。

a: 気管内および気管挿管内の吸引

b: 人工心肺装置の操作に必要な装置からの採血

c: 血液浄化装置の先端部の外シャントヘの接続

d: 人工呼吸装置回路の先端部の気管チューブヘの接続

e: 血圧測定用に単独に留置された血管カテーテルからの採血

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1: 脱血不良時

2: 大動脈遮断時

3: 大動脈遮断解除時

4: 復温時

5: 大動脈解離発生時

ME2第32回午後:第19問

補助人工心臓に使用されない血液ポンプはどれか。

1: 軸流ポンプ

2: 遠心ポンプ

3: ローラポンプ

4: 空気駆動式拍動ポンプ

5: 機械駆動式拍動ポンプ

国試第2回午後:第41問

人工心肺の操作中の条件として適切でないのはどれか。

1: 血液のヘマトクリット:23%

2: 平均動脈圧:75mmHg

3: 送血潅流量:1.5L/(min・m2)

4: ACT(activated clotting time):500秒

5: 静脈血酸素飽和度:65%

ME2第29回午後:第14問

人工心肺装置を使用しないのはどれか。

1: 心室中隔欠損閉鎖術

2: 胸部大動脈瘤の人工血管置換術

3: 経皮的冠動脈形成術

4: 僧帽弁置換術

5: 大動脈弁置換術

国試第33回午後:第74問

成人男性の人工心肺完全体外循環中のトラブルやその対応について正しいのはどれか。

1: 貯血槽が完全に空にならなくても空気の誤送が生じ得る。

2: 動脈解離発生時には送血流量を増やし続行する。

3: 脱血不良時には脱血カニューレをより深く挿入する。

4: 人工肺内血栓形成時にはヘパリンの追加投与を行う。

5: 脱血回路に持続的に微小気泡が引けてくる場合は直ちに送血を停止する。

国試第23回午後:第70問

人工心肺中のトラブルと対処について誤っているのはどれか。

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。

2: 代謝性アルカローシス時には重炭酸ナトリウムを追加する。

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。

4: ACTが延長しない時にはヘパリンを追加する。

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。

国試第5回午後:第38問

人工心肺装置を用いるものはどれか。

a: IABP

b: BLS

c: VAD

d: ECMO

e: VAB

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第49問

誤っている組合せはどれか。

1: 熱交換器 ― ステンレス管

2: 人工肺 ― 多孔質中空糸膜

3: 遠心ポンプ ― マグネット

4: 血液回路 ― ポリ塩化ビニルチューブ

5: バブルトラップ ― シリコーン中空糸膜

ME2第36回午後:第1問

PCPSの構成要素でないのはどれか。

1: 経皮的脱血カニューレ

2: 遠心ポンプ

3: 貯血槽

4: 膜型人工肺

5: 酸素ブレンダ

国試第7回午後:第41問

人工心肺からの離脱について正しいのはどれか。

1: 先ず送血量を減少させる。

2: 先ず人工肺の酸素送気量を減少させる。

3: 離脱操作中はSvo2(混合静脈血酸素飽和度)50%以上が望ましい。

4: ヘパリンの中和にプロタミンを使用する。

5: 血圧が回復しないときは先ずVAD(補助人工心臓)を用いる。

国試第27回午前:第70問

人工心肺による体外循環時に使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。

a: マンニトール 浸透圧の調節

b: 乳酸加リンゲル 膠質浸透圧の保持

c: 炭酸水素ナトリウム アルカローシスの補正

d: ハプトグロビン製剤 高度溶血への対応

e: 塩化カルシウム 心収縮力の増強

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第69問

人工心肺送血ポンプにおけるローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはどれか。

a: ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。

b: 遠心ポンプは流量計を必要とする。

c: 血液損傷は遠心ポンプに多く見られる。

d: ローラポンプでは回路閉塞時の回路破裂の危険は少ない。

e: 遠心ポンプは長期補助循環に適している。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第54問

人工心肺による体外循環中の空気塞栓発生時、送血停止後の対策として正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 頭部を高位にして上大静脈から逆行性送血を行う。

2: 頭部を低位にして上大静脈から逆行性送血を行う。

3: 頭部を高位にして下大静脈から逆行性送血を行う。

4: 頭部を低位にして下大静脈から逆行性送血を行う。

5: 頭部を低位にして上行大動脈から送血を行う。

国試第36回午前:第72問

人工心肺を用いた体外循環について誤っているのはどれか。

1: 体重あたりの適正灌流量は小児では成人に比べて多い。 

2: 血液希釈により末梢血管抵抗は低下する。 

3: 低体温により血中酸素溶解度は低下する。 

4: 低体温によりヘモグロビンの酸素結合力が高くなる。 

5: 低体温により血液粘稠度は上昇する。 

国試第23回午前:第73問

人工心肺後の復温に要する時間に影響しないのはどれか。

1: 熱交換器の性能

2: 送血流量

3: 血液ガス分圧

4: 患者体重

5: 送水ポンプ流量

国試第10回午後:第37問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

a: 従圧式では補助呼吸性能がよい。

b: 従圧式ではPEEPができる。

c: 従量式では回路に漏れがあっても換気量は保たれる。

d: 従量式では気道内圧をモニタする必要はない。

e: 従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第52問

人工心肺による低体温灌流について誤っているのはどれか。(体外循環装置)

a: 血液凝固能が低下する。

b: ヘモグロビンの酸素解離曲線が左方ヘ移動する。

c: 組織の酸素需要量が増加する。

d: 血液粘度が低下する。

e: 血液希釈が必要となる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第36問

人工心肺装置運転中のモニタ項目として必要なのはどれか。

a: 心電図

b: 送血回路圧

c: 送血血液温度

d: 送血量

e: 一回換気量

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e