輸液ポンプについて正しいのはどれか。
1: 低流量の場合にはシリンジ方式がよい。
2: シリンジ方式には気泡アラームがある。
3: 滴数制御方式は薬液の表面張力の影響を受けない。
4: 気泡を除去する際はドアを開けてからクレンメを閉じる。
5: サイフォニング現象はペリスタルティック方式で発生する。
人工心肺操作中のトラブル対策として正しいのはどれか。
a: 停電時には先ず送血回路を閉鎖する。
b: 回路内圧が上昇したら送血を止める。
c: 脱血不能時には先ず脱血カニューレ先端部のチェックが必要である。
d: 空気塞栓の防止には頭側を低くする。
e: 停電に備え非常電源を用意する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。
1: .SVO275%
2: 灌流量70mL/分/kg
3: 灌流圧(平均大動脈圧)60mmHg
4: 中心静脈圧20mmHg
5: ヘマトクリット20%
人工心肺を用いた開心術について正しいのはどれか。
a: 軽度~中等度の低体温も併用される。
b: 血液希釈法の限界はヘマトクリット値25%である。
c: 心停止液にはCa2+を用いる。
d: 心筋保護のために局所加温が行われる。
e: 回路に血液を全く充填しない方法が行われる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
気管吸引について正しいのはどれか。
a: 人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。
b: 人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。
c: 1 回の吸引操作で 10 秒以上の陰圧はかけない。
d: 重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。
e: 滅菌手袋を使用しなければならない。
人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。
1: 正常生体血液循環量の3.0L/min/m2と同量を維持する必要がある。
2: 常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。
3: 腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。
4: 体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。
5: 灌流圧は平均大動脈圧で100mmHgを下回らないことが重要である。
PCPSについて誤っているのはどれか。
1: 経皮的カニューレを用いる。
2: 膜型人工肺を用いる。
3: 遠心ポンプを用いる。
4: 閉鎖回路である。
5: 貯血槽を用いる。
人工心肺装置を用いるのはどれか。(体外循環装置)
a: 左心バイパス術
b: 大動脈内バルーンパンピング法(IABP)
c: 開心術
d: A-Cバイパス術
e: 胸部大動脈手術
人工心肺からの離脱について正しいのはどれか。
1: 先ず送血量を減少させる。
2: 先ず人工肺の酸素送気量を減少させる。
3: 離脱操作中はSvo2(混合静脈血酸素飽和度)50%以上が望ましい。
4: ヘパリンの中和にプロタミンを使用する。
5: 血圧が回復しないときは先ずVAD(補助人工心臓)を用いる。
人工肺の交換が必要なのはどれか。
a: 回路内空気混入
b: 血漿漏出
c: 人工肺抵抗の増大
d: 血液漏れ
e: 一時的な停電
補助人工心臓で正しいのはどれか。
1: 血液ポンプを体内に植え込むものはない。
2: 生体の心臓を取り除き血液ポンプと交換する。
3: 抗凝固療法を必要とする。
4: 肺と心臓の機能を代行できる。
5: 心拍動と同期させなければならない。
人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。
1: 血液希釈によって溶血量は増加する。
2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。
3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。
4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。
5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。
従圧式人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 気道抵抗が増加すると換気量が減少する。
b: 調節呼吸、補助呼吸のいずれも可能である。
c: 吸入療法によく用いられる。
d: 気道に洩れがあるときに不利である。
e: 長期人工呼吸に適している。
補助人工心臓について正しいのはどれか。
a: 心臓移植へのブリッジとして用いられる。
b: 左房脱血は左室脱血より高流量を得やすい。
c: 右心補助を主目的とする。
d: 拍動流型には一方向性の弁が用いられる。
e: 連続流型は拍動流型より小型のものが多い。
人工心肺を用いた開心術において正しいのはどれか。
a: 通常の開心術には軽度~中等度の低体温が用いられる。
b: 血液希釈法の限界はへマトクリット値25%である。
e: 回路に血液を全く充填しない方法がよく使用される。
人工心肺装置を使用しないのはどれか。
1: 心室中隔欠損閉鎖術
2: 胸部大動脈瘤の人工血管置換術
3: 経皮的冠動脈形成術
4: 僧帽弁置換術
5: 大動脈弁置換術
人工心肺による体外循環で使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。(生体機能代行装置学)
1: 乳酸加リンゲル 血液希釈
2: マニトール 浸透圧の調整
3: 重炭酸ナトリウム アルカローシスの補正
4: アルブミン 膠質浸透圧の保持
5: ヘパリン 血液凝固能の低下
人工心肺による体外循環時に使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。
a: マンニトール 浸透圧の調節
b: 乳酸加リンゲル 膠質浸透圧の保持
c: 炭酸水素ナトリウム アルカローシスの補正
d: ハプトグロビン製剤 高度溶血への対応
e: 塩化カルシウム 心収縮力の増強
従量式人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。
b: 終末吸気気道内圧を設定することによって換気量を決める方式である。
c: 回路の漏れは問題にならない。
d: 重症呼吸不全患者に適している。
e: 呼吸量、吸入圧のモニタが重要である。
人工心肺により体外循環を開始したところ脱血が不能であった。 行うべき処置として正しいのはどれか。
a: 落差が適切かどうか確認する。
b: 脱血回路が鉗子で遮断されていないか確認する。
c: 脱血カニューレ挿入部位の点検を術者に依頼する。
d: 思者の頭部を低位にする。
e: 逆行性に脱血カニューレから送血する。
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