第39回ME2午前56問の類似問題

国試第8回午前:第89問

非接地配線方式について正しいのはどれか。

a: 主目的はミクロショックを防止することにある。

b: ME機器故障時に漏れ電流を低く抑えることができる。

c: 1線の地絡時にも電源の供給を確保することができる。

d: 心臓手術室では必要性が高い。

e: 保護接地の設備は不要である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午前:第85問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1: 活動電位の発生は生体の能動特性である。

2: 組織によっては異方性を示す。

3: 低周波では導電率が大きい。

4: 高周波では誘電率が小さい。

5: β分散は細胞膜と細胞質との構造に起因する。

国試第27回午前:第34問

マイクロ波メスについて正しいのはどれか。

a: 2.45 GHz の周波数が使用される。

b: 対極板は不要である。

c: 出力エネルギーは組織の水分に吸収される。

d: 組織の比誘電率が大きいほど波長が長くなる。

e: 組織の凝固範囲は電極の形状で変化しない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第83問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が非常に大きい。

2: 電気定数が周波数に依存して変化することを周波数分散という。

3: α分散は約20GHzで観察される。

4: β分散は構造分散ともよばれる。

5: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。

ME2第31回午後:第36問

電気メスの取扱いについて正しいのはどれか。

1: 対極板の装着部位として肩甲骨部が適している。

2: 対極板は滅菌しなくてよい。

3: シングルパッド型対極板では接触不良時にアラームが鳴る。

4: 能動電極はメス先のみ滅菌する。

5: 術後に発赤が見られたら熱傷と断定する。

国試第16回午前:第78問

手術直後に電気メスが原因と思われる熱傷が発見された。とるべき処置として正しいのはどれか。

a: ディスポーザブル対極板を回収して保管した。

b: 電気メス本体の高周波漏れ電流を測定した。

c: 覚醒した患者に断って熱傷部位の写真を撮った。

d: 原因究明が済むまで患者を長時間手術室にとどめた。

e: 併用心電図モニタの患者漏れ電流Iを測定した。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午前:第85問

電気メスの定期点検項目に該当しないのはどれか。

1: 患者安全回路の動作

2: ディマンド機構の動作

3: 漏れ電流

4: 接地線抵抗

5: 出力波形の観測

国試第22回午前:第33問

治療原理について誤っている組合せはどれか。

a: 電気メス ------------------------------ 低周波電

b: 除細動器 ----------------------------- 高周波電流

c: 高気圧治療装置 ----------------------- 静 圧

d: .ネブライザ ---------------------------- 超音波

e: サイクロトロン -------------------------- 電子線

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第21問

負帰還増幅器がよく用いられる理由として正しいのはどれか。

1: 周波数特性が優れている。

2: 電磁的雑音が小さい。

3: 発振しやすい。

4: 消費電力が小さくできる。

5: 増幅度(利得)が大きい。

国試第22回午後:第26問

心電計の入力インピーダンスを高くする理由として正しいのはどれか。

1: 大きな増幅度を必要とするため

2: 増幅度の安定化のため

3: 信号源インピーダンスが高いため

4: 低周波信号を計測するため

5: 筋電図の混入を防ぐため

ME2第32回午後:第2問

除細動器について正しいのはどれか。

1: コンデンサに貯めた電荷を放電する。

2: 心房細動除去にはR波同期装置を用いない。

3: 充電電圧の最高値は700V程度である。

4: 成人の場合、体表通電には15~36Jのエネルギーが必要である。

5: 成人用体表通電電極の面積は180cm2以上である。

ME2第35回午後:第57問

電気メスによる熱傷の原因として考えられないのはどれか。

1: 体位変換による対極板の剥がれ

2: 患者と手術台との間の血液貯留

3: 平坦な身体部位への対極板装着

4: 患者の足と手術台金属部との接触

5: 身体の部分同士のわずかな接触

国試第1回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。

b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。

c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。

d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。

e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第77問

エネルギーの人体作用について正しいのはどれか。

a: 1.5Tの超電導MRI検査で頭部に熱傷を起こす。

b: 43°Cの温熱の長時間曝露で低温熱傷が生じる。

c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。

d: 2.45GHz、0.5W/cm2の電磁波の照射部位で温度上昇が生じる。

e: 波長193nmの光照射によって深部組織に熱傷が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第68問

電気メスの熱傷事故の原因として考えられないのはどれか。

1: 対極板コードが断線している。

2: 対極板面積が小さい。

3: 対極板コードが短い。

4: 患者の背部に水分がたまっている。

5: 患者の手が周囲の金属部に接している。

国試第6回午後:第59問

低周波治療器について正しいのはどれか。

1: 皮膚に針電極を刺入して低周波電流を通電する。

2: 使用される周波数は1MHz以上である。

3: 数千Vで数msの繰り返しパルスを用いる。

4: 主に麻痺筋の非活動性萎縮を予防するために使用される。

5: 主に老人性痴呆の治療に使用される。

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第6回午前:第85問

生体組織の電気的性質として正しいのはどれか。

a: 生体の電気抵抗率は周波数に依存しない。

b: 細胞膜は微小な直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。

c: 生体組織の中では骨は電気抵抗率が高い。

d: 生体組織の中では血液は電気抵抗率が高い。

e: 生体組織の中では脂肪は電気抵抗率が低い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第28回午前:第53問

電気メスの対極板に求められる条件として誤っているのはどれか。

1: 皮膚刺激性が低い。

2: 導電材が乾燥しにくい。

3: 柔軟性を有する。

4: 粘着度が高い。

5: 高周波インピーダンスが大きい。

ME2第28回午前:第58問

ペースメーカの電極リードとして、図のようなマルチフィラーコイル(平行巻き構造)が用いられる理由として正しいのはどれか。

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1: 刺激閾値上昇の防止

2: 血栓の防止

3: 横隔膜刺激の防止

4: 断線の防止

5: 電極溶出の防止