正しいのはどれか。
a: 肺動脈弁は二尖である。
b: 三尖弁は房室弁である。
c: 大動脈弁は左心室の出口にある。
d: 僧帽弁は?索で乳頭筋につながる。
e: 冠状静脈洞は右心室に開口する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
b: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。
c: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度は増加する。
d: 大動脈では動圧の値と静圧の値はほぼ等しい。
e: 動脈径が大きいほど脈波伝搬速度は増加する。
心電計について正しいのはどれか。
a: 正常心電図の周波数成分は0.5~60Hzである。
b: 高域の周波数特性は電極の性能に影響される。
c: 低域の周波数特性は時定数によって規定される。
d: 周波数特性はサーマルアレイ式が熱ペン式より優れている。
e: ハムフィルタを入れると心電図波形のQRSがひずむ。
ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: 刺激パルスは正弦波交流である。
2: 刺激パルス電圧は1mV程度である。
3: 刺激電極は大動脈基部に留置する。
4: ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。
5: 刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。
a: 眼振図は眼球を動かす筋肉の筋電図のことである。
b: 容積脈波は心臓の拍動に伴う動脈血管の容積変化を反映する。
c: 筋電図の振幅は筋を強く収縮させると増大する。
d: サーモグラフィは体表面の温度の分布を画像表示する。
e: 皮膚電気反射は皮膚感覚受容器の電気活動を反映する。
a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。
b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。
c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。
d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。
e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。
心臓タンポナーデについて正しいのはどれか。
a: 心臓の収縮機能が障害される。
b: 急性大動脈解離の合併症の一つである。
c: 心臓超音波検査が有用である。
d: 心嚢液の排液が必要である。
e: 静脈圧は低下する。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: 胸腔内にジェネレータ(本体)を留置する。
b: NBG(ICHD)コードの第二文字はセンシング部位を表す。
c: パルス幅は0.5 ms 前後である。
d: 電極装着直後は刺激閾値の低下が続く。
e: 体外式ペースメーカの出力点検時には50Ωの負荷抵抗を接続する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
健常成人の冠循環について正しいのはどれか。
a: 安静時の心拍出量の約5%が注ぐ。
b: 運動時には心拍出量の約25%が注ぐ。
c: 左冠状動脈血流は拡張期に比べて収縮期に増加する。
d: 冠状動脈は大動脈弓から左右一対が分枝する。
e: 冠循環血流の約70%が冠状静脈洞を通って右心房にかえる。
体内式心臓ペースメーカで正しいのはどれか。
1: 単極刺激方式の本体は負極である。
2: 単極刺激方式の刺激電極は左心室に留置する。
3: 双極刺激方式の関電極と不関電極との間隔は約1mmである。
4: DDDでは刺激電極を心室と心房とに留置する。
5: VVIではファイティングが起こる。
心臓の収縮周期における弁開閉の順序について正しいのはどれか。ただし、心室の収縮開始を始点とする。
1: 僧帽弁開放→僧帽弁閉鎖→大動脈弁開放→大動脈弁閉鎖
2: 僧帽弁開放→大動脈弁開放→僧帽弁閉鎖→大動脈弁閉鎖
3: 大動脈弁開放→僧帽弁開放→僧帽弁閉鎖→大動脈弁閉鎖
4: 僧帽弁閉鎖→僧帽弁開放→大動脈弁開放→大動脈弁閉鎖
5: 僧帽弁閉鎖→大動脈弁開放→大動脈弁閉鎖→僧帽弁開放
1: 僧帽弁開放-僧帽弁閉鎖- 大動脈弁開放-大動脈弁閉鎖
2: 僧帽弁開放-大動脈弁開放-僧帽弁閉鎖-大動脈弁閉鎖
3: 大動脈弁開放-僧帽弁開放-僧帽弁閉鎖-大動脈弁閉鎖
4: 僧帽弁閉鎖-僧帽弁開放-大動脈弁開放-大動脈弁閉鎖
5: 僧帽弁閉鎖-大動脈弁開放-大動脈弁閉鎖-僧帽弁開放
心臓の構造で正しいのはどれか。
a: 僧帽弁は左心房と左心室との間に位置する。
b: 大動脈弁は左心室からの流出路に位置する。
c: 肺動脈弁は腱索で乳頭筋に連結する。
d: 右冠状動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる。
e: 左心室壁は右心室壁よりも厚い。
次の電撃反応を起こす最少電流の大小関係で正しいのはどれか。A.心電図を計測中に被検者の患者がビリビリ感じた。B.体外式心臓ペースメーカを適用中の患者が心室細動を起こした。C.His束心電計に触れた医師が感電で行動の自由を失った。
1: A > B > C
2: B > A > C
3: B > C > A
4: C > A > B
5: C > B > A
心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: ジェネレータの交換後はペーシング閾値が上昇する。
2: 慢性心房細動の患者はVVIモードでペーシングする。
3: VVIモードでは電磁干渉によりペーシングが抑制される。
4: センシング感度はR波高の1/2~1/3程度とする。
5: 心室電極は右心室に留置される。
ペースメーカで正しいのはどれか。
1: VVIのペースメーカの電極は左心房に留置する。
2: 完全A-V(房室)ブロックの患者には右心房を刺激する。
3: 低周波治療器と併用してもよい。
4: 自発心電図を検出しないときに刺激を出すことをデマンド機能という。
5: 刺激電圧は1~5mV程度である。
心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。
a: ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。
b: 単極式の植え込み式ぺースメーカでは本体ケースを陽極とする。
c: 一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。
d: デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。
e: 心室電極は左心室心尖部に置く。
心電図モニタで心拍数の誤検出の原因となりにくいのはどれか。
1: 高振幅T波
2: 筋電図の混入
3: ペースメーカ刺激電圧
4: 低振幅R波
5: 低振幅P波
上腕動脈の血圧について正しいのはどれか。
a: 平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の加算平均である。
b: 聴診法による血圧測定ではクスマウル音を聴取する。
c: 収縮期血圧と拡張期血圧との差が脈圧である。
d: 細動脈の血管抵抗増加により上昇する。
e: 交感神経興奮により上昇する。
図Aに示す正常な心電図で記録された心電図が別の心電図で図Bのように記録された。考えられる原因は何か。
1: 時定数が小さくなった。
2: 記録感度が高すぎた。
3: 同相弁別比が低下していた。
4: 高域遮断周波数が低すぎた。
5: 右足電極コードに断線があった。
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