電撃について正しいのはどれか。
a: 人体の反応は電流の流出入部によって異なる。
b: His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み心室細動が発生しないよう注意して行われる。
c: 皮膚に0.1mAの商用交流電流が流れるとビリビリ感じる。
d: 体対表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。
e: ミクロショックの場合、数μAの商用交流電流でも危険である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
各種エネルギーの人体への作用で正しいのはどれか。
1: 全身が30°C程の温度にさらされると白血球が死滅する。
2: 磁界の人体に及ぼす作用の一つとしてキャビテーションがある。
3: 超音波の加熱作用は10W/cm2以上の照射により初めて発現する。
4: 放射線の感受性は細胞分裂が盛んな細胞ほど高い傾向を示す。
5: 波長1400nm以上の光を長時間浴びると皮膚の色素の増加を来す。
電撃電流の値と成人の生体反応の関係について正しいのはどれか。
1: 体表から心室細動を誘発する電流閾値は100kHzでは1mAである。
2: 心臓に10μAの直撃電流が流れると心室細動が誘発される。
3: 体表電極から商用交流電流が10mA以上流れると筋の持続的収縮が起こる。
4: 交流電流は直流電流に比べて生体組織に化学的な変化を起こしやすい。
5: 1kHzを超えると周波数に比例して感知電流の閾値が下がる。
電撃に対する人体反応について正しいのはどれか。
1: マクロショックでビリビリ感じる程度の電流値を離脱限界電流という。
2: 人体内部の細胞が良導体であるのは純水と同じ性質を有するからである。
3: 人体の電撃反応は電流の流入・流出部位によっても異なる。
4: ミクロショック心室細動電流の値は最小感知電流の値とほぼ等しい。
5: 電撃を引き起こす電流閾値は周波数が低いほど小さい。
エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。
1: 癌細胞は正常細胞より熱に弱い。
2: 加温すると細胞の放射線感受性が高まる。
3: 低酸素状態の細胞は熱に強い。
4: 可視光はヘモグロビンに吸収される。
5: 生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。