生体物性について誤っているのはどれか。
1: 異方性とは、例えば電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことをいう。
2: 非線形とは、例えば刺激強度と反応とが比例関係にないことをいう。
3: 周波数依存性とは、例えば導電率や誘電率が周波数によって変化することをいう。
4: 粘弾性とは、例えば筋組織が粘性と弾性の両方の性質をあわせ持つことをいう。
5: 細胞膜の興奮性とは、例えば神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することをいう。
電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。
a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。
b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。
c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。
d: 手に20mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。
e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
誤っているのはどれか。
1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。
2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。
3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。
4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。
5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。
電撃に対する人体の反応に対して誤っているのはどれか。
1: 電流の流出入部によって異なる。
2: 最小感知電流の10倍の電流で行動の自由を失う。
3: 50kHz付近で最も感じやすい。
4: 1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。
5: 感じられない電流により心室細動が誘発される。
電撃に対する人体の反応について誤っているのはどれか。
1: 電流の流出入部位によって異なる。
2: 最小感知電流の10~20倍の電流で行動の自由を失う。
3: 50kHz付近で最も感じやすい。
4: 1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。
5: 心室細動は最小感知電流より小さい電流によっても誘発される。