第26回国試午前35問の類似問題

国試第20回午前:第23問

大動脈瘤について正しいのはどれか。(循環器学)

1: 手術は人工血管を用いたバイパス術が基本である。

2: 胸腹部大動脈瘤手術合併症の対麻痺は脳梗塞が原因である。

3: 解離性大動脈瘤は血管外膜の亀裂によって生じる。

4: 急性大動脈解離ではIABPが禁忌である。

5: 腎動脈下腹部大動脈瘤の手術には人工心肺装置が必要である。

ME2第33回午後:第33問

心房内血栓の有無を検査する方法で適切なのはどれか。

1: IVUS(血管内超音波法)

2: TEE(経食道心エコー)

3: 伝送型超音波血流計(トランジットタイム法)

4: 頸動脈エコー

5: 造影ハーモニックイメージング

国試第23回午後:第12問

心房細動について正しいのはどれか。

a: 脳塞栓の原因となる。

b: 除細動によって心機能は改善する。

c: 抗凝固療法は禁忌である。

d: 左心房内血栓があるとカテーテル治療を行う。

e: 植込み型除細動器(ICD)の適応である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第30回午後:第38問

大動脈バルーンパンピング(IABP)について正しいのはどれか。

1: PCPSとの併用は禁忌である。

2: ベッドサイドで施行できない。

3: ACTは400秒以上で管理する。

4: 大動脈弁閉鎖不全症では禁忌である。

5: 心電図トリガではP波を使用する。

ME2第30回午前:第48問

冠動脈インターベンションに用いられる薬剤溶出性ステントに塗布された薬剤は血管再狭窄の防止を目的とするが、この薬剤のおもな作用はどれか。

1: 血栓溶解作用

2: 血液凝固作用

3: 血小板凝集抑制作用

4: 細胞増殖抑制作用

5: 細胞増殖促進作用

ME2第35回午前:第52問

IABPについて誤っているのはどれか。

1: 冠動脈の血流が増加する。

2: 左室の圧仕事が軽減される。

3: 収縮期にバルーンを拡張させる。

4: トリガ信号には体表心電図を用いる。

5: 体格に合わせてバルーンのサイズを選択する。

国試第35回午前:第5問

循環障害について正しいのはどれか。 

a: 動脈血栓は抗血小板薬で予防する。 

b: 急性心筋梗塞は冠動脈の閉塞で起こる。 

c: 腫瘍や炎症によりリンパ浮腫が起こる。 

d: 血漿膠質浸透圧上昇により浮腫が起こる。 

e: 組織内血流量低下により充血が起こる。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第68問

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)の適応で誤っているのはどれか。

1: 急性心筋梗塞に続発した心原性ショック

2: 心室細動

3: 開心術後の人工心肺からの離脱不能

4: 開心術後の低心拍出量症候群

5: 切迫梗塞

ME2第28回午後:第31問

心臓カテーテル検査において、カテーテルの先端を左心室から大動脈へ引き抜いたとき、収縮期の圧較差が認められた。どのようなことが考えられるか。

1: 僧帽弁狭窄

2: 僧帽弁閉鎖不全

3: 大動脈弁狭窄

4: 大動脈弁閉鎖不全

5: 心室中隔欠損

ME2第38回午後:第7問

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行時に使用しないのはどれか。

1: シース・イントロデューサ

2: ガイドワイヤ

3: ガイディング・カテーテル

4: バルーン用インデフレータ

5: トラカール

ME2第32回午後:第27問

心臓カテーテル検査において、カテーテルの先端を左心室から大動脈へ引き抜いたとき、収縮期の圧較差が認められた。原因として考えられるのはどれか。

1: 僧帽弁狭窄

2: 僧帽弁閉鎖不全

3: 大動脈弁狭窄

4: 大動脈弁閉鎖不全

5: 心筋梗塞

国試第11回午後:第47問

人工心肺を用いて行う治療はどれか。

a: 脳動脈瘤クリッピング

b: 心室中隔欠損閉鎖術

c: 冠状動脈バイパス術

d: 胸部大動脈瘤人工血管置換術

e: 冠状動脈ステント術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午後:第54問

IABPについて正しいのはどれか。

a: 全身循環を代行する治療法である。

b: ガス圧によって駆動される。

c: 人工心肺と併用できる。

d: 心臓の拡張期に冠動脈血流量を増加させる。

e: 心臓の収縮期にバルーンを膨らます。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第23問

先天性心疾患で外科治療の適応となるのはどれか。

a: 心室中隔欠損症でロジャー病の症例

b: 動脈管開存症で右→左短絡が優位の症例

c: 心房中隔欠損症で左→右短絡が50%以上の症例

d: 肺動脈弁狭窄症で右室・肺動脈収縮期圧較差が30mmHg以上の症例

e: 大動脈縮窄症(管後型)で狭窄部前後の圧較差が50mmHg以上の症例

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第35問

PTCAで誤っているのはどれか。

1: PTCAのTはtransluminalを意味する。

2: 施行には冠動脈造影検査と同等の設備が必要である。

3: ガイドワイヤを用いてバルーンを血管狭窄部に導く。

4: 0.2~0.3気圧でバルーンを拡張する。

5: 再狭窄防止にステントを挿入する。

国試第11回午後:第55問

IABPについて正しいのはどれか。

a: 心臓の収縮期に冠状動脈血流量を増加させる。

b: 心臓の収縮期の負荷を軽減させる。

c: 心筋酸素消費量の減少に有効である。

d: 動脈圧波形をトリガ信号に利用できる。

e: 液体圧で駆動される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第31回午前:第72問

補助循環について正しいのはどれか。

1: IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。

2: PCPSは全身麻酔を必要とする。

3: PCPSは左心系の後負荷を軽減する。

4: 補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。

5: 補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

国試第26回午後:第73問

補助循環について正しいのはどれか。

1: IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。

2: PCPSは全身麻酔を必要とする。

3: PCPSは左心系の後負荷を軽減する。

4: 補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。

5: 補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

国試第33回午前:第13問

急性肺動脈血栓塞栓症について誤っているのはどれか。

1: 長期臥床が誘因となる。

2: 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。

3: Dダイマーの測定が診断に有用である。

4: 胸部造影 CT 撮影が診断に有用である。

5: 治療には抗凝固療法を行う。

国試第21回午前:第25問

心房細動の治療について正しいのはどれか。

a: ジギタリスは有効である。

b: 外科治療は心室内リエントリ回路を接続することである。

c: 心房細動はオーバードライブペーシングで停止する。

d: 抗凝固療法の目的は血栓症の予防である。

e: 徐脈性心房細動はペースメーカ植込みの適応である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e