人工呼吸器本体に供給する酸素の適正なおよその圧力[kPa]はどれか。
1: 100
2: 200
3: 300
4: 400
5: 500
人工呼吸療法について正しいのはどれか。
a: 患者と人工呼吸器の換気が同期しない状態をファイティングという。
b: 静脈潅流量が減少する。
c: 血圧は上昇する。
d: 人工呼吸の開始基準としての呼吸数は成人で60回/分以上である。
e: 人工呼吸の初期設定は成人で換気回数20~30回/分である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。
b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。
c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。
d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。
e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。
人工心肺による体外循環の至適灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)
1: 体表面積を基準に求める。
2: 血液を希釈した場合、増加させる。
3: 体温が低下した場合減少させる。
4: 混合静脈血の酸素飽和度によって調節する。
5: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べ多い。
心肺蘇生に用いられる薬剤はどれか。
a: ヘパリン
b: 硫酸プロタミン
c: リドカイン
d: アドレナリン
e: 重炭酸ナトリウム
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工心肺用ローラポンプの圧閉度調節のための試験回路の落差として正しいのはどれか。
1: 0.5m
2: 0.8m
3: 1.0m
4: 1.5m
5: 1.8m
人工心肺による常温下での体外循環において、単位体表面積当りの潅流量[L/(min・m2)]として適切なのはどれか。
1: 0.5~1.0
2: 1.0~2.0
3: 2.0~3.0
4: 3.0~4.0
5: 4.0~5.0
人工心肺離脱に向けて行うべきもので誤っているのはどれか。
1: 復 温
2: 換気再開
3: プロタミン投与
4: 電解質補正
5: 心腔内空気抜き
人工心肺による体外循環中の血液凝固時間はACT(activated clotting time)で何秒位に維持するのが適切か。
1: 100~150
2: 200~300
3: 400~600
4: 800~1,000
5: 1,000~1,500
成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。
1: .SVO275%
2: 灌流量70mL/分/kg
3: 灌流圧(平均大動脈圧)60mmHg
4: 中心静脈圧20mmHg
5: ヘマトクリット20%
人工心肺を用いる体外循環時の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 酸素運搬能が増加する。
b: 末梢組織での循環不全を防止する。
c: 血液使用量を節減する。
d: ヘマトクリット値を20%前後に保つ。
e: 血液粘度が上昇する。
人工心肺の使用で誤っているのはどれか。
1: ローラポンプの流量はローラの回転数から求められる。
2: 適正送血量は成人で1.1~1.3L/分/m2である。
3: 送血圧は50mmHg以上に設定する。
4: 送血温は人工心肺流出口で測定する。
5: 直腸温は食道温に比べて変化が遅い。
人工心肺の充填液に使用しないのはどれか。
1: 乳酸加リンゲル
2: マニトール
3: 代用血漿
4: 重炭酸ナトリウム
5: プロタミン
人工心肺装置を用いた体外循環が血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。(体外循環装置)
a: 血小板は変化しない。
b: リンパ球は減少する。
c: 凝固系が活性化される。
d: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。
e: ヘマトクリット値が上昇する。
人工心肺の熱交換器で血液を加温するとき血液と水との温度差の上限として適切なのはどれか。
1: 2°C
2: 10°C
3: 20°C
4: 30°C
5: 37°C
人工心肺のローラポンプのオクルージョン調整時における適切な落差はどれか。
2: 1.0m
3: 1.5m
4: 2.0m
5: 2.5m
人工心肺の操作で誤っているのはどれか。
1: PaO2は吹送ガス濃度の増減で調整する。
2: 至適灌流量で体外循環を開始する。
3: 大動脈遮断時には一時的に送血流量を下げる。
4: 心腔内圧の減圧はベント吸引によって行う。
5: 離脱開始時には最初に脱血量を減少させる。
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。
a: インスリン使用時には低カリウムになりやすい。
b: 低体温時には高カリウムになりやすい。
c: アルカローシス時には高カリウムになりやすい。
d: 保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。
e: 低ナトリウムになりやすい。
人工心肺による体外循環中のトラブル対応として誤っている組合せはどれか。
a: 膜型肺における血栓形成 ― ヘパリン投与
b: 膜型肺ガス出口からの血漿漏出 ― 人工肺交換
c: 血液ポンプの停止 ― 手動式ハンドルによる循環維持
d: 送血回路内への大量の空気混入 ― 送血停止
e: 熱交換器の温水への血液混入 ― 温水の温度調節
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