筋電計について誤っているのはどれか。
1: 筋電図の振幅は数百mV程度である。
2: 導出する針電極の針には白金線が入っている。
3: 神経伝導速度は近位と遠位の2点の誘発電位波形から得る。
4: 電気刺激はアイソレーションして出力する。
5: 電気刺激の最大出力電圧は約300Vである。
心電計の時定数について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
a: 心電図の波形取り込み速度を表している。
b: 入力インピーダンスに比例する。
c: 入力電圧に対する過渡応答の特性を表している。
d: 増幅器の低域遮断周波数に反比例する。
e: 大きくすると高い周波数成分は減衰する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の電気特性について正しいのはどれか。
a: α分散は水分子の分極に起因する。
b: β分散は組織の構造に起因する。
c: 脂肪の導電率は筋肉よりも低い。
d: 骨格筋の異方性は弱い。
e: 有髄神経の髄鞘は高い導電性を示す。
筋電計として適切でないのはどれか。(生体計測装置学)
1: 周波数帯減は5Hz~10kHzである。
2: 運動単位の測定には針電極を使う。
3: 同相除去比は100dB程度である。
4: 時定数は0.03秒である。
5: 入力インピーダンスは100kΩ程度である。
微小生体電気現象計測用増幅器は入力インピーダンスが高い。その主な理由はどれか。
1: 増幅器雑音を少なくするため
2: 外乱雑音を軽減するため
3: 信号源インピーダンスが大きいため
4: ドリフトの影響をなくすため
5: 増幅器のオフセット電圧を小さくするため
電気メスについて正しいのはどれか。
a: 切開には連続正弦波が用いられる。
b: 対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。
c: 出力回路には抵抗が挿入されている。
d: スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。
e: バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
図は漏れ電流測定用回路を示す。正しいのはどれか。
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬したものである。
b: 点線内の回路の低域遮断周波数は約15Hzである。
c: 精度10%以内の電圧計を使用する。
d: 測定値は電圧計の読みをR2で除した値をとる。
e: 電圧計の入力インピーダンスは1MΩ以上必要である。
誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: SQUIDは生体の微弱な磁束変化を計測する。
2: 心電図RR間隔は自律神経の検査にも用いられる。
3: Ag-AgCl電極は分極電圧が小さい。
4: 大脳誘発電位計測には加算平均法が用いられる。
5: 商用交流雑音対策にはCMRR(開相除去比)の小さい増幅器を用いる。
a: 対極板の面積は5cm2程度である。
b: 血行のよい部位には対極板を装着しない。
c: 対極板回路抵抗の増加は熱傷の原因である。
d: 高周波漏れ電流は150mA以下に規制されている。
e: 放電時に発生する低周波電流は電撃の原因となる。
正しいのはどれか。
a: 1cm2の細胞膜の抵抗は0.5~10kΩである。
b: 細胞内液、外液の抵抗率は20~300kΩ・cmである。
c: 体表筋電図の振幅は1~3Vである。
d: 頭皮脳波の振幅は1~300μVである。
e: 体表心電図の振幅は1~3mVである。
a: 凝固出力は連続波である。
b: 点検用負荷抵抗には無誘導抵抗器が使用される。
c: 対極板面積の安全範囲は出力に依存する。
d: 静電結合型対極板の表面は絶縁されている。
e: スプレー凝固では雑音障害は発生しない。
漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: フルスケール100~200mVの交流電圧計
b: 人体の電撃に対する電気特性を模擬した回路
c: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
d: 方形波を出力することができる発振器
e: 電源極性切り替えスイッチを内蔵した電源ボックス
組織インピーダンスの低周波領域(~1kHz)における特性で正しいのはどれか。
1: 細胞内液のリアクタンス成分が大きい。
2: 細胞膜のインピーダンスは小さい。
3: 等価回路は細胞外液の抵抗成分で近似できる。
4: 等価回路は細胞膜のキャパシタンス成分で近似できる。
5: 等価回路は細胞膜と細胞内液が並列に接続されている。
a: メス先電極はエチレンオキサイドガス(EOG)滅菌が可能である。
b: パイポーラ電気メスでは対極板は必要である。
c: パースト波は切開に用いる。
d: 対極板回路の抵抗が小さくなると高周波漏れ電流が大きくなる。
e: 定期点検で高周波漏れ電流が150mA以上あればより詳しい点検が必要である。
2相性除細動器について正しいのはどれか。
1: 出力の片側は接地されている。
2: 放電回路にインダクタが挿入されている。
3: 出力パルス幅は約50msである。
4: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗を用いる。
5: 心房細動には使用できない。
簡便に漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: 交流100~200mVの測定範囲を持った交流電圧計
c: 電源極性切り換えスイッチ等を内蔵した電源ボックス
d: 矩形波を出力することができる発振器
e: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: 刺激パルスは正弦波交流である。
2: 刺激パルス電圧は1mV程度である。
3: 刺激電極は大動脈基部に留置する。
4: ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。
5: 刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。
神経細胞について正しいのはどれか。
1: 静止膜電位は約+70mVである。
2: 脱分極は膜電位が閾値を超えて上昇すると発生する。
3: 有髄神経は無髄神経よりも伝導速度が遅い。
4: ナトリウムイオンの細胞内濃度は細胞外よりも高い。
5: 脱分極時には細胞膜のカリウムイオン透過性が高くなる。
電気メスで正しいのはどれか。
1: 300~500kHz帯の電流を用いる。
2: 切開モードでは断続波を用いる。
3: 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
4: 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。
5: 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬している。
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