第15回国試午後49問の類似問題

国試第1回午後:第52問

人工肺について誤っているのはどれか。

1: 気泡型では溶血が起こりやすい。

2: 気泡型では気泡が小さいほど酸素化の効率が良い。

3: 膜型では血漿蛋白の変性が起こりにくい。

4: 膜型では血流に対する抵抗が小さい。

5: 膜型では気泡型に比べてより生理的な酸素化ができる。

国試第26回午前:第70問

中空糸多孔質膜を用いた膜型肺について正しいのはどれか。

a: 血漿蛋白が膜に吸着すると中空糸は疎水性になる。

b: 血液と酸素は直接接触しない。

c: 外部灌流型は内部灌流型よりも圧損が小さい。

d: 外部灌流型は血液が外部、ガスが内部を通る。

e: 外部灌流型は内部灌流型よりも血流は層流になりやすい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午後:第50問

人工肺について正しいのはどれか。

a: 中空糸膜型には内部灌流型と外部灌流型とがある。

b: 気泡型では血液とガスが直接接触する。

c: 回転円板型は現在最も多く使用されている。

d: コイル型はガス交換膜を用いない。

e: 中空糸膜型のガス交換膜材質にポリプロピレンがある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第28回午前:第69問

膜型人工肺について正しいのはどれか。

1: 送入ガス流量を増やすと PaC02 は低下する。

2: 送入ガス酸素濃度を上げると PaC02 は低下する。

3: ポリプ口ピレン中空糸膜は親水性である。

4: 中空糸膜型の内部灌流型では中空糸内部を送入ガスが流れる。

5: 中空糸膜型では外部灌流型の方が内部灌流型よりも圧力損失が高い。

国試第3回午後:第39問

人工肺について誤っているのはどれか。

1: 気泡型では血液の損傷が起こりやすい。

2: 膜型では気泡の発生が少ない。

3: 膜型では血液の損傷が少ない。

4: フィルム型は現在最も広く用いられている。

5: 膜型では、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの素材が用いられる。

国試第17回午後:第55問

人工肺のガス交換性能を向上させるものとして誤っているのはどれか。

1: ガス透過抵抗の小さいガス交換膜を選ぶ。

2: 血液の流れを不均一にして攪拌効果を上げる。

3: 血液とガス側との分圧差を大きくする。

4: 膜を厚くする。

5: 膜面積を大きくする。

ME2第29回午前:第59問

膜型人工肺の膜材料に求められる性能として誤っているのはどれか。

1: 機械的強度

2: 酸素透過性

3: 界面疎水性

4: 生体適合性

5: 血漿透過性

国試第29回午前:第70問

人工肺に用いられるポリプロピレン多孔質膜について正しいのはどれか。

1: 親水性である。

2: 膜厚は200?400 nm である。

3: 微細孔の大きさは10?nm である。

4: 物質移動係数はシリコーン均質膜よりも高い。

5: ポリプロピレンの気体透過係数はシリコーンよりも高い。

国試第11回午後:第53問

膜型人工肺に用いられている高分子材料はどれか。

a: シリコーンゴム

b: ポリプロピレン

c: ナイロン

d: エチレンビニルアルコール

e: ポリメチルメタクリレート

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午後:第37問

正しいのはどれか。

a: 人工肺の研究開発はGibbonが開始した。

b: フィルム型人工肺は現在最もよく用いられる。

c: 気泡型人工肺では除泡が重要である。

d: 膜型人工肺では血球破壊が起こりにくい。

e: 気泡型人工肺の回路は血液ポンプ→人工肺の順である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第89問

膜型人工肺に用いられる膜材料はどれか。

1: ポリプロピレン

2: ポリビニルアルコール

3: ポリスルホン

4: ポリイメチルメタクリレート

5: ポリエチレンテレフタレート

国試第34回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。

1: 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。

2: 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。

3: 高度溶血例ではヘパリンを追加する。

4: 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。

5: 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

国試第32回午後:第70問

外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。

1: 中空糸の外側を血液が流れる。

2: 落差脱血に用いるのに適している。

3: 内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。

4: 内部灌流型膜型肺より多く用いられている。

5: 血液の流れは層流になる。

国試第26回午後:第77問

血液浄化法に用いられる透析膜で誤っているのはどれか。

1: 酢酸セルロース膜は合成高分子膜に比べて蛋白が吸着しにくい。

2: ポリアクリロニトリル膜は、ACE 阻害薬を投与されている患者には禁忌である。

3: ポリメチルメタクリレート膜は非対称構造を有する。

4: ポリスルホン膜はポリビニルピロリドンを含む。

5: エチレンビニルアルコール膜は親水性である。

国試第17回午後:第87問

誤っている組み合わせはどれか。

1: シリコーンゴム 血漿分離膜

2: マイクロポーラスポリプロピレン 中空糸膜型人工肺

3: ポリエチレンテレフタレート 人工血管

4: ポリ塩化ビニル 輸血用チューブ

5: ポリスルホン 血液透析膜

国試第2回午後:第51問

血液透析について誤っているのはどれか。

a: セルロース膜は補体の活性化作用が強い。

b: 透析膜素材として、合成高分子系膜が最も多用されている。

c: 拡散効率を高めるためには並流がよい。

d: クリアランスは通常、透析液流量の関数で示される。

e: 尿素のふるい係数は約1.0である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第38回午後:第11問

人工肺のガス交換膜に使用されている材料はどれか。

1: ポリプロピレン

2: セルロースアセテート

3: ポリエーテルスルホン

4: ポリ塩化ビニル

5: ポリメチルメタクリレート

国試第4回午後:第28問

人工心肺の使用中に人工肺の交換が必要な場合はどれか。

a: 血圧の低下

b: 酸素化能の低下

c: 膜型肺における血液の漏出

d: 血液の濃縮

e: 脱血の不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午後:第74問

透析膜で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

1: ポリスルホン膜は対称構造をもつ。

2: ポリアクリロニトリル膜は陽性荷電が強い。

3: セルロース膜は補体活性化作用が軽度である。

4: エチレンビニルアルコール膜は抗血栓性に優れる。

5: ポリメチルメタクリレート膜はタンパク吸着性が低い。

国試第28回午後:第69問

人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。

a: 内部灌流型の装置である。

b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。

c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。

d: 透析液を必要とする。

e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e