人工呼吸器からのウィーニング中断を決定する指標となるのはどれか。
a: 毎分20以上の心拍数の増加
b: 1回換気量が10ml/kg
c: 肺活量が20ml/kg
d: pHが7.38から7.28に低下
e: 不穏状態の出現
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
組織への酸素運搬量を左右する因子はどれか。(人工呼吸療法)
a: 心拍出量
b: ヘモグロビン値
c: 酸素飽和度
d: 体 温
e: 混合静脈血酸素分圧
人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 従量式では回路に少々洩れがあっても換気量はよく保たれる。
b: 従量式は最近あまり用いられない。
c: 従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。
d: 従圧式は補助呼吸性能がよい。
e: 従圧式の長所はPEEPができることである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
成人の呼吸運動について誤っているのはどれか。
1: 呼吸数が変化しても肺拡散能は一定である。
2: PaCO2が上昇すると呼吸運動は促進する。
3: 成人男子の安静呼吸時における一回換気量は約500mLである。
4: 横隔膜は呼気時に収縮する。
5: 吸気時も呼気時も胸腔内圧は陰圧である。
人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。
a: 大動脈遮断解除
b: 血漿増量剤投与
c: 冷却開始
d: 血管収縮剤投与
e: 大動脈解離
持続性気道陽圧(CPAP)の説明で正しいのはどれか。
1: 吸気呼気比は一定になる。
2: 分時換気量は一定になる。
3: 筋弛緩薬投与が必要になる。
4: 気道内圧が一定になる。
5: 高二酸化炭素血症が適応である。
機械的人工呼吸の開始基準(成人)について誤っているのはどれか。
a: PaO2 : 70mmHg以下(空気呼吸時)
b: PaCO2 : 55mmHg以上
c: 肺活量 : 15mL/kg以下
d: 1秒量 : 10mL/kg以下
e: 呼吸数 : 20回/分以上
機械的人工換気の適応を判断するとき有用なのはどれか。
a: 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)
b: 胸部エックス線写真
c: 機能的残気量(FRC)
d: 死腔/1回換気量(VD/VT)
e: 1回換気量(VT)
人工呼吸器が適切に使用されていることを示すのはどれか。
1: 血圧上昇、発汗が見られる。
2: ファイティングを起こしている。
3: 爪の色がピンクである。
4: 動脈血酸素分圧110mmHg、同炭酸ガス分圧20mmHgである。
5: 不安、不穏がみられる。
人工呼吸の生体への影響で起こり得るのはどれか。
a: 気道の感染
b: 酸素解離曲線の右方移動
c: 尿量の増加
d: 血圧の低下
e: 圧外傷
従圧式人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 気道抵抗が増加すると換気量が減少する。
b: 調節呼吸、補助呼吸のいずれも可能である。
c: 吸入療法によく用いられる。
d: 気道に洩れがあるときに不利である。
e: 長期人工呼吸に適している。
人工呼吸管理の目的について誤っているのはどれか。
1: 肺胞換気量の維持
2: 呼吸仕事量の軽減
3: ガス交換能の改善
4: 閉塞肺胞の開通
5: 機能的残気量の減少
大気圧下での空気呼吸による肺胞内ガス分圧はPO2=100mmHg、PCO2=40mmHg、PH2O=47mmHgである。2絶対気圧の高気圧酸素療法を行った場合、肺胞内酸素分圧を求める計算式で正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
1: 760×2-40×2-47×2
2: 760×2-40×2-47
3: 760×2-40-47×2
4: 760×2-40-47
5: 760×2-40
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
正しいのはどれか。
1: 人工呼吸器では血中二酸化炭素(CO2)の排出はできない。
2: 人工呼吸器として現在鉄の肺が最もよく用いられる。
3: 非再呼吸方式は人工呼吸器の一般的方式である。
4: 人工呼吸器には加湿器は必須ではない。
5: 人工呼吸器で現在よく使用されるのは従圧式である。
末梢組織への酸素運搬を大きく改善する変化はどれか。(人工呼吸療法)
a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dlになった。
b: 心拍出量が3.55L/分から5l/分になった。
c: P aO2が90mmHgから130mmHgになった。
d: P aCO2が30mmHgから40mmHgになった。
e: 動脈血ヘモグロビン酸素飽和度が75%から90%になった。
a: 肺胞気のO2分圧(PAO2)は、約100mmHgである。
b: 大気のO2分圧(PO2)は、約120mmHgである。
c: 混合静脈血のO2分圧(P O2)は、約60mmHgである。
d: 肺胞気のCO2分圧(PACO2)は、約10mmHgである。
e: 動脈血のO2分圧(PaO2)は、約100mmHgである。
人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 体温が低下するほど至適灌流量は増加する。
b: 血中インスリン濃度は上昇する。
c: 血液希釈によって酸素解離曲線は右方に偏位する。
d: 血中遊離ヘモグロビンが増加する。
e: 体温の低下によって血液粘ちょう度は上昇する。
プレッシャーサポート換気について正しいのはどれか。
a: サポート圧を増すと一回換気量は増加する。
b: サポート圧を増すと呼吸数が増加する。
c: 吸気トリガーに必要な仕事量が減少する。
d: 呼気相には気道内に陰圧がかかる。
e: 持続的気道陽圧(CPAP)に併用てきる。
人工呼吸の換気様式のうち、吸気相、呼気相を通じて気道内圧が常に大気圧より高いのはどれか。
a: CPAP(持続気道陽圧)
b: IPPV(間欠的陽圧換気)
c: IMV(間欠的強制換気)
d: SIMV(同期式間欠的強制換気)
e: CPPV(持続陽圧換気)
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