第43回午後第74問の類似問題

第50回午前:第95問

肝硬変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。  

1: 出血性胃炎

2: 吻合部潰瘍

3: 食道静脈瘤

4: アカラシア

5: 逆流性食道炎

第41回午後:第53問

肝硬変の症状で誤っているのはどれか。  

1: 黄疸

2: 高アンモニア血症

3: 脾腫

4: 食道静脈瘤

5: 血小板増多

第55回午前:第77問

胃全摘出術後に起こりやすいのはどれか。  

1: 多血症

2: てんかん

3: 血小板減少

4: 逆流性食道炎

5: 高カルシウム血症

  • 答え:4
  • 解説:胃全摘出術後に起こりやすいのは逆流性食道炎です。胃全摘出により、噴門の逆流防止作用が障害されると、胆汁、膵液などの逆流により、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。
  • 多血症は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出術後2~5年すると、本来胃で吸収されるビタミンB12が吸収できないため、貧血を生じやすくなります。
  • てんかんは胃全摘出術後に起こりにくいです。胃全摘出とてんかんには直接的な関連はありません。
  • 血小板減少は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出後には、赤血球で巨赤芽球性変化を生じるが、これが血小板系や顆粒球系にも及ぶことがあるものの、一般的には起こりにくい状況です。
  • 逆流性食道炎は胃全摘出術後に起こりやすいです。胃全摘出により、噴門の逆流防止作用が障害されると、胆汁、膵液などの逆流により、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。
  • 高カルシウム血症は胃全摘出術後には起こりにくいです。胃全摘出により、ビタミンD吸収障害を生じ、低カルシウム血症をきたすことがあるものの、高カルシウム血症にはなりにくいです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午前:第86問

食道静脈瘤について正しいのはどれか。  

1: 食道の中下部に好発する。

2: 吐血はコーヒー残渣様である。

3: 門脈圧の低下が原因で形成される。

4: 治療は食道離断術が第一選択である。

5: 初期のものは内視鏡で観察すると赤色にみえる。

第36回午後:第95問

誤っている組合せはどれか。  

1: アルコール性肝障害-γ-GTP上昇

2: 肝硬変-食道静脈瘤

3: 十二指腸潰瘍-黄疸

4: 胆石症-上腹部痛

5: 急性膵炎-アミラーゼ値上昇

第43回午後:第76問

慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。  

1: 多血症

2: 骨軟化症

3: 出血傾向

4: 不均衡症候群

5: 末梢神経障害

第51回午後:第85問

胃全摘出術後に起こりやすいのはどれか。  

1: 脱水

2: 貧血

3: 脂肪便

4: 出血傾向

5: 低蛋白血症

第53回午後:第92問

末梢血に大型の赤血球が出現するのはどれか。  

1: 再生不良性貧血

2: 消化管出血

3: 鉄欠乏性貧血

4: 溶血性貧血

5: 葉酸欠乏性貧血

  • 答え:5
  • 解説:末梢血に大型の赤血球が出現するのは葉酸欠乏性貧血である。葉酸が欠乏することで核酸の合成に障害が生じ、巨赤芽球性貧血が発生する。
  • 再生不良性貧血は、骨髄の血球産生低下により末梢血のすべての血球が減少する造血障害であり、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 消化管出血は、潰瘍や癌による消化管の出血であり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状とは関係がない。
  • 鉄欠乏性貧血は、鉄の供給量と需要量のバランスが負に傾くことで生じる貧血で、赤血球は淡染性でヘモグロビンに乏しいが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 溶血性貧血は、赤血球の早期破壊亢進により末梢血の赤血球数が減少する貧血であるが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 葉酸欠乏性貧血は、葉酸が欠乏して核酸の合成に障害をきたし、巨赤芽球性貧血を生じるものであり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第49問

血栓形成の原因で適切でないのはどれか。  

1: 動脈硬化症

2: 静脈瘤

3: ビタミンC欠乏

4: 赤血球増加症

5: 心臓弁膜症

第46回午前:第75問

アテローム(粥状)硬化と関係するのはどれか。  

1: Buerger病

2: 肥大型心筋症

3: 悪性腎硬化症

4: 僧帽弁狭窄症

5: 腹部大動脈瘤

第38回午後:第81問

肝疾患で適切でないのはどれか。  

1: A型肝炎は針刺し事故による感染が多い。

2: B型肝炎は体液を介して感染する。

3: C型肝炎は肝細胞癌に移行しやすい。

4: アルコール性肝障害の初期は脂肪肝である。

5: 肝硬変症では門脈圧が亢進する。

第49回午後:第76問

肝臓の機能不全によって起こる病態でないのはどれか。  

1: 黄疸

2: 腹水

3: 出血傾向

4: 意識障害

5: 高コレステロール血症

第56回午後:第94問

人工透析患者の死亡原因として最も多いのはどれか。  

1: 肺 炎

2: 心不全

3: 脳出血

4: 悪性腫瘍

5: 慢性肝炎

  • 答え:2
  • 解説:人工透析患者の死亡原因で最も多いのは心不全であり、次に感染症、悪性腫瘍、脳血管障害の順に多い。
  • 肺炎は人工透析患者の死亡原因としては2番目に多い疾患であり、最も多い原因ではない。
  • 心不全は人工透析患者の死亡原因として最も多い。透析患者は心血管系の合併症が多く、心不全が最も多い死亡原因となる。
  • 脳出血は人工透析患者の死亡原因としては悪性腫瘍に続く多さであり、最も多い原因ではない。
  • 悪性腫瘍は人工透析患者の死亡原因として感染症に続く多さであり、最も多い原因ではない。
  • 慢性肝炎は人工透析患者の死亡原因としては少なく、最も多い原因ではない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第54問

頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。  

1: 排尿障害

2: 麻痺性イレウス

3: 胃潰瘍

4: 異所性骨化

5: 起立性低血圧