筋萎縮性側索硬化症患者で安静臥位時のPaO2が60 Torrであった。呼吸理学療法で適切なのはどれか。
1: 呼吸筋増強訓練
2: 舌咽呼吸の指導
3: 端座位保持訓練
4: 腹筋の筋力増強訓練
5: 頸部筋リラクセーション
脳血管障害の患者に対する治療で適切でないのはどれか。
1: 片麻痺に対するCI療法
2: 抑うつ状態に対する認知行動療法
3: 弛緩性麻痺に対するボツリヌス毒素療法
4: 歩行障害に対するトレッドミル歩行練習
5: 半側空間無視に対するプリズム適応療法
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
アテトーゼ型脳性麻痺児の運動療法で適切でないのはどれか。
1: 脊柱を伸展位にして寝返り訓練
2: 緊張性頸反射の抑制
3: 頭部を正中位にして立ち上がり訓練
4: 足底を全面接地して立位バランス訓練
5: パラシュート反応を誘発して上肢の外転
アテトーゼ型脳性麻痺の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 姿勢筋緊張の調節
2: 原始反射抑制肢位の保持
3: 重錘バンドによる不随意運動の抑制
4: 関節中間位での運動制御
5: 四つ這いでの肩周囲筋の同時収縮促通
閉塞性動脈硬化症に対するアプローチとして適切でないのはどれか。
1: 異常感覚に対する靴下の着用
2: 禁煙の指導
3: 四肢の関節可動域訓練
4: 四肢の冷感に対する温熱療法
5: 感染予防のためのフットケア
脳卒中による片麻痺の上肢に対するCI療法(constraint-induced movement therapy)で正しいのはどれか。
1: 健側上肢を拘束する。
2: 慢性期例は適応とならない。
3: 理学療法士の近位監視下で行う。
4: 他動的関節可動域訓練を長時間行う方法である。
5: 患側手指がBrunnstrom 法ステージⅡで適応となる。
痙直型両麻痺を呈する脳性麻痺児の歩行訓練に際して、痙縮を抑制する手技の対象となるのはどれか。2つ選べ。
1: 大殿筋
2: 中殿筋
3: 長内転筋
4: 腓腹筋
5: 長腓骨筋
多発性硬化症に対する作業療法で正しいのはどれか。
1: MS fatigueに対して、Borg指数15に運動強度を設定する。
2: Uhthoff徴候に対して、室温を25℃以下に設定して運動を行う。
3: 筋力低下に対して、漸増抵抗運動を行う。
4: 視力障害を伴う協調性運動障害に対して、Frenkel体操を行う。
5: 有痛性強直性けいれんに対して、他動的関節可動域運動を行う。
脳卒中片麻痺患者の内反尖足の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 下腿三頭筋の寒冷療法
2: 下腿三頭筋の持続的伸張
3: 下腿三頭筋のタッピング
4: 足関節背屈筋群の電気刺激
5: PNF屈曲・外転・内旋パターンでの促通
慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。
1: 高血圧症合併例では等尺性運動を避ける。
2: 運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない。
3: 腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける。
4: むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる。
5: 下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である。
疾患と運動療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 腰痛症-ウイリアムス体操
2: 失調症-フレンケル体操
3: 五十肩-コッドマン体操
4: 圧迫骨折-ベーラー体操
5: 変形性膝関節症-バージャー・アレン体操
能力低下へのアプローチとして誤っているのはどれか。
1: 脊髄損傷患者への車椅子訓練
2: 精神障害者への生活技能訓練
3: 知的障害者への就労準備訓練
4: 痴呆患者への記憶想起訓練
5: 脳卒中患者への利き手交換訓練
筋萎縮性側索硬化症患者の食事で適切でないのはどれか。
1: 汁物にはとろみをつける。
2: 煮魚の骨はあらかじめ外しておく。
3: 皿にフードガードを付けてすくいやすくする。
4: 歓談は避けて食事に集中させる。
5: 頭頸部伸展位にして嚥下しやすくする。
パーキンソン病の理学療法について適切でないのはどれか。
1: 肘這い位での頸部・体幹伸展訓練
2: 体幹の回旋訓練
3: ロフストランド杖を用いた歩行訓練
4: 目印をまたぐ歩行訓練
5: かけ声を利用した歩行訓練
小児疾患と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: ペルテス病-水中歩行訓練
2: 血友病-関節可動域訓練
3: 筋性斜頸-徒手矯正
4: 先天性内反足-装具療法
5: 二分脊椎-交互式歩行装具
頸髄損傷の早期理学療法とその目的との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肺理学療法-無気肺の予防
2: 他動的関節可動域訓練-関節拘縮の予防
3: 座位訓練-横隔膜の筋力強化
4: 残存筋の自動介助訓練-筋力の維持・改善
5: 体位変換-褥瘡の予防
Bell麻痺の理学療法で正しいのはどれか。
1: 前頭筋には行わない。
2: 顔面の感覚再教育を行う。
3: 咬筋の筋力増強を中心に行う。
4: 舌運動の非対称性を改善する。
5: Synkinesis(随伴運動)を抑制する。
疾患と作業種目の組合せで正しいのはどれか。
1: 関節リウマチ――――粘土細工
2: 小脳梗塞――――――切り絵
3: 脊髄小脳変性症―――卓球
4: Parkinson病 ――――上方への輪通し
5: 慢性閉塞性肺疾患――デコパージュ