第56回午後第26問の類似問題

第55回午前:第32問

がん患者の疾患特異的評価で正しいのはどれか。  

1: AIMS

2: FMA〈Fugl-Meyer assessment〉

3: GBSスケール

4: Hoffer分類

5: KPS〈Karnofsky performance scale〉

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、がん患者の疾患特異的評価に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢はKPS(Karnofsky performance scale)で、がん患者のperformance status(PS)を評価する尺度です。
  • AIMS(arthritic impact measurement scale)は、関節リウマチに特異的なQOL評価であり、がん患者の疾患特異的評価ではありません。
  • Fugl-Meyer assessment(FMA)は、脳卒中片麻痺患者の運動麻痺などの身体機能を評価する尺度であり、がん患者の疾患特異的評価ではありません。
  • GBSスケールは認知症状評価尺度で、運動機能、知的機能、感情機能、認知症に共通なその他の症状に関して対象者の状態を評価する行動観察評価ですが、がん患者の疾患特異的評価ではありません。
  • Hoffer分類は座位能力評価で、手の支持なしで座位可能、手の支持で座位可能、座位不能の3段階で評価する尺度ですが、がん患者の疾患特異的評価ではありません。
  • Karnofsky performance scale(KPS)は、がん患者のperformance status(PS)を評価する尺度であり、正しい選択肢です。日常生活でどの程度活動能力があるか、100%(正常、臨床症状なし)から0%(死)までの11段階に分類する。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第25問

知覚機能を評価する検査法はどれか。  

1: Romberg test

2: Trail making test

3: Jobsen-Taylor hand function test

4: Rey auditory verbal learning test

5: Semmes-Weinstein monofilament test

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、知覚機能を評価する検査法を選ぶ必要があります。知覚機能とは、感覚情報を受け取り、解釈し、意味を与える能力です。選択肢の中で、知覚機能を評価する検査法はSemmes-Weinstein monofilament testです。
  • Romberg testは、運動失調の検査であり、閉眼立位で行われます。これは、知覚機能の評価ではなく、バランスや運動機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Trail making testは、注意機能の検査であり、数字やアルファベットを順番に結んでいくタスクが含まれています。これは、知覚機能の評価ではなく、認知機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Jobsen-Taylor hand function testは、上肢操作能力の検査であり、短い文章を書く、カードをめくる、物品を持ち上げて容器の中へ入れる、チェッカーの積み上げ、食事動作、空の大きな缶の移動、重い大きな缶の項目についての検査を含んでいます。これは、知覚機能の評価ではなく、上肢機能の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Rey auditory verbal learning testは、聴覚性言語学習検査であり、聴覚情報を記憶し、言語を理解する能力を評価します。これは、知覚機能の評価ではなく、言語機能や記憶力の評価に使用されるため、正解ではありません。
  • Semmes-Weinstein monofilament testは、触覚検査であり、フィラメントを用いて皮膚を刺激し、その反応をみることで知覚機能を評価します。この検査は、知覚機能の評価に適しているため、正解です。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第78問

長期入院患者の地域生活支援に向けた作業療法評価で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.ロールシャッハテストイ.内田・クレペリンテストウ.精神障害者ケアアセスメントエ.LASMI(Life assessment scale for the mentally ill)オ.MMPI(ミネソタ多面人格検査)  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午後:第39問

評価基準の一部を図に示す。評価法はどれか。 

50_1_39

1: SMSF(inventory scale for mood and sense of fatigue)

2: 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)

3: BACS-J(統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版)

4: Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)

5: LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)

第52回午前:第81問

語の流暢性課題を含む検査はどれか。  

1: MMPI

2: MMSE

3: WCST

4: HDS-R

5: Rorschachテスト

第55回午後:第27問

評価の説明で正しいのはどれか。  

1: FIMでは全介助の場合は0点である。

2: WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。

3: Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。

4: 障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。

5: 老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。

第54回午前:第24問

非言語性評価で用いられる検査はどれか。2つ選べ。  

1: MMSE

2: RBMT

3: WAIS-Ⅲ

4: Kohs立方体組合せテスト

5: Raven’s Colored Progressive Matrices〈RCPM〉

  • 答え:4 ・5
  • 解説:非言語性評価は、言語を用いずに認知機能を評価する検査です。この問題では、Kohs立方体組合せテストとRaven's Colored Progressive Matricesが非言語性評価に用いられる検査です。
  • MMSEはMini-Mental State Examinationの略で、認知症のスクリーニングに用いられる検査です。しかし、言語性評価も含まれるため、非言語性評価の検査ではありません。
  • RBMTはRivermead Behavioural Memory Testの略で、記憶機能を評価する検査です。しかし、言語性評価も含まれるため、非言語性評価の検査ではありません。
  • WAIS-IIIはWechsler Adult Intelligence Scaleの第3版で、16歳から89歳までの知能検査です。言語性IQ(VIQ)が含まれるため、非言語性評価の検査ではありません。
  • Kohs立方体組合せテストは、4色に塗り分けられた立方体のブロックを用いた知能検査で、児童から高齢者まで幅広く使用されます。言語を用いずとも評価可能であるため、非言語性評価の検査として正しいです。
  • Raven's Colored Progressive Matrices(RCPM)は、図の欠所に適合するものを下の選択肢から選ばせる知能検査です。非言語性検査であり、認知症のスクリーニングの検査などでも用いられるため、非言語性評価の検査として正しいです。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第25問

主観的幸福感を評価できるのはどれか。  

1: FIM

2: Katz Index

3: PGCモラールスケール改訂版

4: 老研式活動能力指標

5: SF-36

第37回午前:第47問

FIMで正しいのはどれか。  

1: 「できるADL」を評価する。

2: 6段階評価尺度を用いる。

3: コミュニケーション項目は失語を評価する。

4: 社会的認知項目には記憶を含まない。

5: 移動の項目には歩行、車椅子および階段を含む。

第36回午前:第45問

職業関連活動の評価で適切でない組合せはどれか。  

1: ジョブコーチ-職務実習試行法

2: 作業観察-場面設定法

3: タワー法-ワークサンプル法

4: 標準時間設定法-作業研究法

5: 一般職業適性検査-職務分析法

第35回午後:第61問

投影法はどれか。2つ選べ。 ア.遠城寺式乳幼児分析的発達検査イ.TAT(絵画統覚検査法)ウ.ロールシャッハテストエ.コース立法体組合わせテストオ.長谷川式簡易知能診査スケール  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午後:第25問

GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)で測定できないのはどれか。  

1: 運動共応

2: 言語能力

3: 数理能力

4: 対人関係

5: 知的能力

第41回午後:第59問

「野菜の名前をできるだけ多く言ってください」という課題で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の一問にある。イ.全般性注意の検査として利用されている。ウ.エピソード記憶の障害の検出に有用である。エ.1分間に20種類以上解答できたときに正常と判定する。オ.言語の流暢性の障害があると成績が低下する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第53回午後:第85問

知能検査はどれか。  

1: ADHD-RS〈attention deficit hyperactivity disorder rating scale〉

2: CARS〈childhood autism rating scale〉

3: JDDST-R〈改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〉

4: PEP-3〈psychoeducational profile-3rd edition〉

5: WISC-Ⅲ

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、知能検査を選ぶことが求められています。知能検査は、一般的には知能や認知能力を測定するための検査です。選択肢の中で唯一知能検査であるのは、WISC-Ⅲ(ウェクスラー・インテリジェンス・スケール・フォー・チルドレン)です。
  • ADHD-RSは注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断検査であり、知能検査ではありません。この検査は、不注意や多動・衝動性の症状を評価するための質問紙による評価方法です。
  • CARSは自閉症スペクトラム障害の診断特性を評価するための質問紙による評価方法であり、知能検査ではありません。この検査は、人間関係や模倣、情動反応、身体の使い方などを評価するための項目が含まれています。
  • JDDST-Rは発達スクリーニング検査であり、知能検査ではありません。この検査は、個人差を考慮して通過率を25・50・90%の幅で見ることができる発達スクリーニング検査です。
  • PEP-3は自閉症スペクトラム障害の評価方法であり、知能検査ではありません。この検査は、TEACCHプログラムの評価法として開発され、視覚による課題が多く含まれています。
  • WISC-Ⅲは児童の知能検査として使用されており、正しい選択肢です。この検査は、複数の下位検査により、一般知能(全検査IQ)と個人内差(言語性IQ、動作性IQ)が算出できます。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第41問

職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価はどれか。  

1: 内田クレペリン精神検査

2: GATB

3: 障害者用就職レディネス・チェックリスト

4: マイクロタワー法

5: MODAPTS

  • 答え:4
  • 解説:マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つ。13の作業課題を小集団で実施する。
  • 内田クレペリン精神検査は、一定時間計算させ続けることで、作業力、集中力、注意力などの作業能力と性格傾向を知ることができる評価法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • GATB(General Aptitude Test Battery)は一般職業適性検査で、9つの適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定できますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • 障害者用就職レディネス・チェックリストは、6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)について、興味の強さと職業遂行の自信度を測ることにより、職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への参考にできますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つです。13の作業課題を小集団で実施するため、この問題の答えはマイクロタワー法です。
  • MODAPTS(MODular Arrangement of Predetermined Time Standards)は工場にあるような器具を使用して作業動作時間測定を行う方法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。MODAPTS法は身体部位による動作テストを主としたものです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第27問

評価法の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: EuroQolは2つの項目で評価される。

2: PGCモラール・スケールは2件法である。

3: SF-36は健康関連QOLを測定する評価である。

4: 役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する。

5: 老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている。

第38回午前:第96問

認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 歩行状態などの運動機能

2: 記銘力や理解力などの知的機能

3: 家族の介護力の程度

4: 内田・クレペリンテストでの作業能力

5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無

第35回午前:第93問

ADL評価について正しいのはどれか。  

1: Barthel indexはコミュニケーションの項目を含む。

2: Katz indexでは自立指標は社会的認知の項目を含む。

3: FIMは実際に実行しているかどうかを評価する。

4: Lawtonの手段的ADLのスケールは脳性麻痺児のADL評価法である。

5: PULSESプロフィールでは言語機能の項目はない。

第53回午前:第29問

脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を分類するための尺度はどれか。  

1: GMFM

2: JASPER〈Japanese assessment set for pediatric rehabilitation〉

3: K-ABC

4: MACS

5: PEDI

  • 答え:4
  • 解説:脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を分類するための尺度はMACS(Manual Ability Classification System)である。これは、脳性麻痺児の手指操作能力を5段階で分類し、日常生活での機能を評価するための尺度である。
  • GMFM(Gross Motor Function Measure)は、脳性麻痺児の運動機能を評価するための尺度であり、手指操作能力の評価には適していない。
  • JASPER(Japanese assessment set for pediatric rehabilitation)は、小児リハビリテーションの評価セットであり、特定の手指操作能力の評価尺度ではない。
  • K-ABC(Kaufman Assessment Battery for Children)は、児童の認知機能を評価するための尺度であり、手指操作能力の評価には適していない。
  • MACS(Manual Ability Classification System)は、脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を分類するための尺度であり、正しい選択肢である。5段階で分類され、日常生活での機能を評価することができる。
  • PEDI(Pediatric Evaluation of Disability Inventory)は、セルフケア、移動能力、社会的機能の評価指標であり、手指操作能力の評価には適していない。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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