糖尿病性腎症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 血尿が特徴的である。
2: 糸球体の硬化が起こる。
3: 低血糖発作が原因となる。
4: 糖尿病の初期からみられる。
5: 透析導入の原因疾患として最も多い。
慢性腎臓病で正しいのはどれか。
1: 若年者に多い。
2: 血清クレアチニンは筋量に影響を受ける。
3: 蛋白尿の評価には随時尿のみ用いられる。
4: レジスタンストレーニングは禁忌である。
5: 推算糸球体濾過量〈eGFR〉は4つの段階に分類される。
腎不全における透析療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 透析対象者数は年々増加傾向にある。
2: 血液透析よりも腹膜透析の割合が多い。
3: 昼間透析よりも夜間透析の割合が多い。
4: 透析導入の原因疾患は糖尿病性腎症が最も多い。
5: 透析対象者の死亡原因として肝不全が最も多い。
慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。
1: 多血症
2: 骨軟化症
3: 出血傾向
4: 不均衡症候群
5: 末梢神経障害
透析患者で正しいのはどれか。
1: 透析導入の原因疾患のうち慢性糸球体腎炎の割合は年々増加している。
2: 透析患者数はこの10年間減少し続けている。
3: 身体活動量の低下は生命予後を悪化させる。
4: 透析導入は腹膜透析が最も多い。
5: 死因の第一位は悪性腫瘍である。
腎臓の機能で誤っているのはどれか。
1: 血流量は毎分心拍出量の20~25%に相当する。
2: クリアランスは尿量の増加とともに増加する。
3: 糸球体ではろ過が行われる。
4: 近位尿細管では再吸収が行われる。
5: 再吸収は抗利尿ホルモンが関係する。
糖尿病で正しいのはどれか。
1: 膵臓からのインスリンの分泌亢進によって起こる。
2: 糖尿病性腎症では血尿が特徴的である。
3: 診断のために経口ブドウ糖負荷試験を行う。
4: 血糖値が正常ならば尿糖陽性にならない。
5: HbA1Cはインスリン抵抗性の指標になる。
急性膵炎で正しいのはどれか。
1: 胆石が最も多い原因である。
2: 重症例の死亡率は1%前後である。
3: 急性期は血中アミラーゼが低下する。
4: 膵内での消化酵素の活性化がみられる。
5: 体幹の伸展で痛みが軽減することが多い。
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
肝臓の機能不全によって起こる病態でないのはどれか。
1: 黄疸
2: 腹水
3: 出血傾向
4: 意識障害
5: 高コレステロール血症
尿検査項目とその検査結果が高値となる疾患との組合せで正しいのはどれか。
1: ケトン体――――膵炎
2: ビリルビン―――糖尿病
3: アルブミン―――肝硬変
4: ヘモグロビン――心筋梗塞
5: ミオグロビン――横紋筋融解症
急性膵炎について正しいのはどれか。
1: 膵石がみられる。
2: 60歳以上の女性に多い。
3: アルコール性が最も多い。
4: 初期から糖尿病を合併する。
5: 重症での死亡率は1%未満である。
腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはどれか。
1: 貧血を合併しやすい。
2: 身体障害者手帳を取得できない。
3: 週に2回程度の通院が必要となる。
4: 透析導入後は運動制限が大きくなる。
5: 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
腎臓の機能で誤っているのはどれか。
1: 原尿の99%は尿細管で再吸収される。
2: ナトリウムは主に近位尿細管で再吸収される。
3: カリウムは主に遠位尿細管で再吸収される。
4: 傍糸球体細胞からレニンを分泌する。
5: 間質細胞からエリスロポエチンを分泌する。
血液透析中の慢性腎臓病(CKD)の生活指導で適切なのはどれか。
1: 有酸素運動を行う。
2: 蛋白質の摂取は制限しない。
3: カリウムの摂取は制限しない。
4: ナトリウムの摂取は制限しない。
5: シャント側の手の運動は禁忌である。
尿の生成について正しいのはどれか。
1: 集合管では尿の希釈を行う。
2: 血漿蛋白は糸球体を透過する。
3: 血液の濾過は腎小体で行われる。
4: 近位尿細管ではアンモニアの再吸収を行う。
5: 抗利尿ホルモンは水の再吸収量を減少させる。
廃用症候群で誤っているのはどれか。
1: 血液粘稠度の低下
2: 一回心拍出量の低下
3: 安静時心拍数の増加
4: 最大換気量の減少
5: 腸管蠕動運動の低下
多発性骨髄腫にみられるのはどれか。
1: 肝障害
2: 病的骨折
3: 赤血球増多
4: 血清総蛋白量減少
5: 低カルシウム血症
内分泌機能と疾患との組合せで正しいのはどれか。
1: 甲状腺機能低下 - 尿崩症
2: 下垂体前葉機能亢進 - クレチン病
3: 下垂体後葉機能低下 - 糖尿病
4: 副腎皮質機能亢進 - Cushing症候群
5: 副腎髄質機能亢進 - Basedow病
発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。
1: 認知症
2: 尿失禁
3: 動作緩慢
4: 起立性低血圧
5: 姿勢反射障害