第35回午後第48問の類似問題

第55回午前:第72問

快適歩行から速度を速めた際の変化で正しいのはどれか。  

1: 歩幅は減少する。

2: 重心の上下動は減少する。

3: 立脚相の時間は減少する。

4: 股関節の屈曲角度は減少する。

5: 体幹の水平面内回旋運動は減少する。

  • 答え:3
  • 解説:快適歩行から速度を速めた際の変化について問う問題です。正しい選択肢は立脚相の時間が減少することです。
  • 歩幅は、片方の踵が接地して、次に反対側の踵が接地するまでの距離であり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、歩幅は拡大するため、この選択肢は間違いです。
  • 重心の上下動は、歩行速度が速くなると増加するため、この選択肢は間違いです。
  • 快適歩行から歩行速度を速めると、歩行周期における立脚相と同時定着時期の占める比率は減少し、遊脚相の比率が増加するため、この選択肢が正しいです。
  • 快適歩行から歩行速度を速めると、歩幅が増大し、歩幅増大により股関節の屈曲角度が増大するため、この選択肢は間違いです。
  • 自然歩行の際、体幹上部と下部は逆方向の回旋運動となり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、回旋運動が増加するため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第74問

正常歩行について正しいのはどれか。  

1: 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。

2: 膝関節は踵接地直後に伸展する。

3: 骨盤は水平面において回旋運動をする。

4: 骨盤は前額面において水平に保たれる。

5: 骨盤は遊脚側へ側方移動する。

  • 答え:3
  • 解説:正常歩行では、肩関節、膝関節、骨盤が特定の動きを行い、体のバランスを保ちながら歩行が行われます。この問題では、それらの動きの中で正しいものを選ぶ必要があります。
  • 肩関節は同側の踵接地時に最大伸展位となるので、この選択肢は間違いです。
  • 膝関節は踵接地直後に屈曲するので、この選択肢は間違いです。
  • 正しい選択肢です。正常歩行では、骨盤は水平面において回旋運動をすることで、歩行の効率を高めています。
  • 骨盤は前額面において立脚側が内転するので、この選択肢は間違いです。
  • 骨盤は立脚側へ側方移動するので、この選択肢は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第46問

正常歩行時にモーメントが働く方向で正しいのはどれか。  

1: 踵接地時に足関節背屈方向

2: 踵接地時に膝関節伸展方向

3: 踵接地時に股関節伸展方向

4: 足底接地時に足関節底屈方向

5: 踵離地時に足関節背屈方向

第55回午前:第36問

6分間歩行テストで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 自覚症状の変化を記録する。

2: 被験者の斜め前方に並んで歩く。

3: 6分間の総歩行距離で評価する。

4: 被験者に残りの時間を伝えることはできない。

5: 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。

第54回午後:第28問

若年者と比較した高齢者の歩行で正しいのはどれか。  

1: 歩隔は狭くなる。

2: 歩幅は大きくなる。

3: 腕の振りは減少する。

4: 両脚支持期は短くなる。

5: 遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなる。

第42回午後:第47問

正常歩行時の床反力で誤っているのはどれか。  

1: 垂直分力は2峰性の波形を示す。

2: 垂直分力の最大値は体重を超える。

3: 左右分力は立脚中期には外向きに働く。

4: 前後分力は足底接地時には後ろ向きに働く。

5: 前後分力は踵離地時には前向きに働く。

第46回午前:第37問

1歳児よりも3歳児で計測値が減少するのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔(cm)

2: 歩行率(歩/分)

3: 1歩行周期(秒)

4: 単脚支持期(秒)

5: 重複歩距離(cm)

第56回午前:第38問

疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。  

1: 運動失調 ── 酩酊歩行

2: フレイル ── すくみ足歩行

3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行

4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行

5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患または症候と異常歩行の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは運動失調と酩酊歩行です。
  • 運動失調と酩酊歩行は正しい組み合わせです。酩酊歩行は小脳性の運動失調で見られる現象で、歩行時にバランスを保つことが難しくなります。
  • フレイルとすくみ足歩行は正しくありません。フレイルは加齢に伴って身体機能の予備機能が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を示すもので、すくみ足歩行はParkinson病の姿勢保持反射障害の1つです。
  • Parkinson病とはさみ脚歩行は正しくありません。はさみ脚歩行は脳性小児麻痺で見られる現象で、Parkinson病ではすくみ足や突進現象が見られます。
  • 脳卒中片麻痺と踵足歩行は正しくありません。踵足歩行は下腿三頭筋麻痺で見られる現象で、脳卒中片麻痺では下肢麻痺の重症度によりバリエーションがあり、膝屈曲型や膝伸展型のようにさまざまなパターンがある。分回し歩行も脳卒中片麻痺で見られることがある。
  • 総腓骨神経麻痺と分回し歩行は正しくありません。分回し歩行は上位運動ニューロンの障害で見られやすい現象で、総腓骨神経麻痺は下位運動ニューロンの障害である。下腿の外側から足背ならびに第5足指を除いた足趾背側にかけて感覚障害がみられる。足関節と足趾が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になる。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第44問

6分間歩行テストで誤っているのはどれか。  

1: テストは2回施行する。

2: 被検者の横に並んで歩く。

3: 自覚症状の変化を記録する。

4: 被検者に残りの時間を伝える。

5: 6分間の総歩行距離で評価する。

第34回午後:第48問

小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 前額面に比べて矢状面では安定している。

2: 上肢は肘屈曲位である。

3: 足底全体で接地する。

4: 遊脚期に股関節は外転する。

5: 歩隔は大きい。

第41回午後:第46問

正常平地歩行で正しいのはどれか。  

1: 股関節は立脚中期に最も伸展する。

2: 膝関節は立脚中期に最も伸展する。

3: 膝関節は遊脚中期に最も屈曲する。

4: 足関節は踵接地時に最も底屈する。

5: 足関節は遊脚中期に最も背屈する。

第50回午後:第73問

疾患または症候と異常歩行の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 運動失調 - 酩酊歩行

2: Parkinson病 - すくみ足歩行

3: 脳卒中片麻痺 - 尖足歩行

4: 総腓骨神経麻痺 - 分回し歩行

5: 両下肢痙性麻痺 - はさみ脚歩行

第38回午後:第45問

高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか。  

1: 若年者と同じ速度で歩く場合は歩調を多くとる。

2: 若年者に比べて遊脚相/立脚相比が増加する。

3: 若年者に比べて骨盤の水平回旋は大きくなる。

4: 若年者に比べて頭部の上下動の振幅は大きくなる。

5: 若年者に比べて床反力垂直成分の変化は大きい。

第44回午後:第47問

歩行時に若年者よりも高齢者の方が大きいのはどれか。  

1: 歩 隔

2: 歩 幅

3: 骨盤回旋

4: 遊脚相/立脚相比

5: 頭部の上下動の振幅

第53回午後:第26問

異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。  

1: 鶏 歩――――――脛骨神経麻痺

2: 踵足歩行―――――脳卒中

3: 動揺歩行―――――小脳性運動失調症

4: 大殿筋歩行――――筋ジストロフィー

5: はさみ脚歩行―――正常圧水頭症

第43回午前:第86問

大腿義足の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側ホイップ - 膝継手軸の外旋

2: 義足側外転歩行 - 初期内転角の不足

3: 健側肢の伸び上がり - ソケット内壁の高さ不足

4: 義足側分回し歩行 - 義足長が短い

5: 義足側への体幹側屈 - 切断側外転筋の筋力低下

第36回午前:第40問

正常歩行の筋活動で誤っているのはどれか。 

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1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

第43回午前:第73問

失調症の歩行時に出現しやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔の拡大

2: 歩行速度の漸増

3: 二重支持期の短縮

4: 前傾前屈姿勢

5: 不規則な歩調