第50回午後第35問の類似問題

第51回午後:第38問

水中運動療法の作用と効果について正しいのはどれか。  

1: 静水圧は静脈還流を増大させる。

2: 動水圧の大きさは運動速度に反比例する。

3: 皮膚からの感覚フィードバックを受けにくい。

4: 水中での身体の熱喪失量は空気中に比べて小さい。

5: 静水圧は呼気時の胸郭運動には抵抗として作用する。

第53回午後:第66問

エリスロポエチンの産生を促進するのはどれか。  

1: 血圧の低下

2: 血糖値の低下

3: 腎機能の低下

4: 動脈血酸素分圧の低下

5: 血中カルシウム濃度の低下

  • 答え:4
  • 解説:エリスロポエチンは赤血球の産生を促進するホルモンで、主に腎臓で産生される。動脈血酸素分圧の低下がエリスロポエチンの産生を促進する。
  • 血圧の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血圧の低下は、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系を活性化し、血圧を上昇させる。
  • 血糖値の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血糖値の低下は、インスリン分泌の抑制とグルカゴン分泌の促進により、血糖値を上昇させる。
  • 腎機能の低下はエリスロポエチンの産生を減少させる。腎臓はエリスロポエチンの主な産生臓器であるため、腎機能が低下するとエリスロポエチンの産生が減少し、貧血が生じることがある。
  • 動脈血酸素分圧の低下はエリスロポエチンの産生を促進する。貧血や呼吸障害、血流障害などで動脈血酸素分圧が低下すると、赤血球生育促進因子であるエリスロポエチンの生産が促進される。
  • 血中カルシウム濃度の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血中カルシウム濃度が低下すると、上皮小体からパラソルモンが分泌され、骨からカルシウムが溶出し血中カルシウム濃度を上昇させる。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午前:第64問

運動時の変化について正しいのはどれか。  

1: 脳の血流量が増加する。

2: 皮膚血流量が減少する。

3: 内臓血管の拡張が起こる。

4: 骨格筋の血管収縮が起こる。

5: 心臓への静脈還流量が増加する。

第34回午前:第67問

虚血性心疾患に対する運動療法の効果で 正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.1回心拍出量の増加イ.血中カテコラミン濃度の増加ウ.最大下運動での心拍数の増加エ.最大心拍数の増加オ.嫌気性代謝閾値(AT)の上昇  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午後:第49問

萎縮の原因で誤っているのはどれか。  

1: 栄養の低下

2: 血液供給の減少

3: 対臓器の一側の欠損

4: 仕事負荷の消失

5: 内分泌刺激の消失

第40回午前:第68問

閉塞性動脈硬化症に対するアプローチとして適切でないのはどれか。  

1: 異常感覚に対する靴下の着用

2: 禁煙の指導

3: 四肢の関節可動域訓練

4: 四肢の冷感に対する温熱療法

5: 感染予防のためのフットケア

第51回午後:第68問

高齢者にみられる変化で正しいのはどれか。  

1: 骨吸収は停止する。

2: 残気量は減少する。

3: 収縮期血圧は下降する。

4: 水晶体は蛋白変性する。

5: 皮膚の痛み閾値は低下する。

第36回午前:第66問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 症状の悪化防止に禁煙が有効である。

2: 下肢より上肢の運動の方が運動耐容能を高めやすい。

3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベルでの運動を行なう。

4: 呼気時の気道虚脱の防止に口すぼめ呼吸を指導する。

5: 息切れが強いときの安楽姿勢を指導する。

第57回午後:第36問

全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 最大心拍出量は減少する。

2: 末梢血管抵抗は増加する。

3: 最大酸素摂取量は増加する。

4: 同じ運動強度での換気量は減少する。

5: 嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する。

第34回午前:第53問

多発性硬化症で再燃による筋力低下が進行している時期の作業療法として正しいのはどれか。  

1: 筋力低下の著しい筋の筋力増強訓練に重点を置く。

2: 効率のよいADLの方法を指導する。

3: 副腎皮質ステロイド薬を減量した日に運動量を増やす。

4: 運動量の決定は感覚障害を指標にする。

5: 訓練は短時間に集中して行う。

第34回午後:第51問

組織の傷害による炎症反応で誤っているのはどれか。  

1: ヒスタミンの放出

2: 毛細血管の拡張

3: 血管壁の透過性亢進

4: リンパ球の貪食

5: 結合組織による修復

第49回午後:第63問

運動負荷による臓器への血流配分について正しいのはどれか。  

1: 冠血流は減少する。

2: 肝血流は減少する。

3: 腎血流は増加する。

4: 脳血流は増加する。

5: 皮膚血流は減少する。

第52回午後:第37問

持久力トレーニングの効果として正しいのはどれか。  

1: 呼吸数の増加

2: 1回拍出量の減少

3: 安静時心拍数の減少

4: 末梢血管抵抗の増加

5: 最大酸素摂取量の減少

第49回午前:第65問

呼吸運動の促進要因として正しいのはどれか。  

1: 気道の拡張

2: 四肢の運動

3: 髄液のpH上昇

4: 動脈血酸素分圧の上昇

5: 肺胞二酸化炭素分圧の低下

第55回午前:第46問

多発性筋炎の回復初期における理学療法で正しいのはどれか。  

1: 運動負荷量は血小板数を目安に設定する。

2: 筋力トレーニングは四肢の遠位筋を中心に行う。

3: 間質性肺炎の合併に注意してプログラムを進める。

4: 手指の冷感に対して手部および手指へのホットパックを行う。

5: 筋痛があれば抵抗を減らし、時間を延長して筋力トレーニングを継続する。

第42回午前:第65問

ベッドサイドで行う対麻痺患者の下肢深部静脈血栓症の予防で誤っているのはどれか。  

1: 早期離床を促進する。

2: 両下肢に寒冷療法を行う。

3: 両下肢の他動運動を行う。

4: 両下肢に間欠的空気圧迫法を行う。

5: 両下肢に弾性ストッキングを装着する。

第55回午前:第42問

慢性心不全患者に対する運動療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: BNPの増加

2: QOLの改善

3: 運動耐容能の向上

4: 左室駆出率の低下

5: 交感神経活性の亢進

第34回午前:第61問

反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 弾性包帯による浮腫の軽減

2: 自動運動による可動域の改善

3: 温熱療法による疼痛の軽減

4: 経皮的電気刺激による鎮痛

5: 重りを用いた筋力増強

第39回午後:第87問

甲状腺機能低下症の所見として正しいのはどれか。  

1: 動悸

2: 食欲亢進

3: 低体温

4: 眼球突出

5: 血中コレステロールの低下

第54回午前:第66問

末梢組織への酸素供給を増やすのはどれか。  

1: pHの低下

2: 体温の低下

3: PCO2の低下

4: 赤血球数減少

5: ヘモグロビン濃度減少

  • 答え:1
  • 解説:Bohr効果により、酸素解離曲線が右方偏位すると、ヘモグロビンの酸素親和性が低下し、末梢組織への酸素供給が容易になります。pHの低下、体温の上昇、PCO2の上昇が酸素解離曲線を右方偏位させる要因です。
  • pHの低下は、酸素解離曲線を右方偏位させ、ヘモグロビンの酸素親和性を低下させるため、末梢組織への酸素供給が増加します。これはBohr効果と呼ばれます。
  • 体温の低下は、エネルギー代謝が低下し、末梢組織への酸素供給が低下するため、末梢組織への酸素供給を増やす要因ではありません。体温が上昇すると、酸素解離曲線が右方偏位し、末梢組織への酸素供給が増加します。
  • PCO2の低下は、末梢組織への酸素供給を低下させる要因です。PCO2が上昇すると、酸素解離曲線が右方偏位し、末梢組織への酸素供給が増加します。
  • 赤血球数の減少は、末梢組織への酸素供給を低下させる要因です。赤血球数が増加すると、酸素運搬能力が向上し、末梢組織への酸素供給が増加します。
  • ヘモグロビン濃度の減少は、末梢組織への酸素供給を低下させる要因です。ヘモグロビン濃度が増加すると、酸素運搬能力が向上し、末梢組織への酸素供給が増加します。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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