第42回午前第65問の類似問題

第38回午前:第67問

深部静脈血栓症の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 冷却・氷冷

2: 下肢関節運動

3: 弾力ストッキングの使用

4: 間欠的空気圧迫法

5: 早期離床

第56回午後:第24問

深部静脈血栓予防について誤っているのはどれか。  

1: 水分補給

2: 離床の促進

3: 足関節の自動運動

4: 長時間の座位保持

5: 弾性ストッキングの着用

  • 答え:4
  • 解説:深部静脈血栓予防には、早期離床、適度な歩行や足関節の自動運動、弾性ストッキングの着用が勧められる。長時間の座位保持は、下肢の血流のうっ滞を誘発し、血液の流れが阻害されるため、誤りである。
  • 水分補給は、血液粘性の増大を防ぐため、深部静脈血栓予防に効果的である。
  • 離床の促進は、筋ポンプ機能を利用して下肢の血流を促進できるため、深部静脈血栓予防に効果的である。
  • 足関節の自動運動は、腓腹筋やヒラメ筋の筋ポンプ機能を活用して血流を促進できるため、深部静脈血栓予防に効果的である。
  • 長時間の座位保持は、下肢の血流のうっ滞を誘発し、血液の流れが阻害されるため、深部静脈血栓予防には誤りである。
  • 弾性ストッキングの着用は、下肢への血流うっ滞を皮膚静脈圧迫によって予防する点で有効な可能性があるため、深部静脈血栓予防に効果的である。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第35問

人工股関節置換術後の深部静脈血栓症の予防で誤っているのはどれか。  

1: 弾性ストッキング着用

2: 間欠的空気圧迫

3: 足関節の底背屈

4: マッサージ

5: 安静

第55回午前:第48問

廃用症候群の症状と予防法の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧――離床

2: 筋力低下――――神経筋電気刺激

3: 骨萎縮―――――機能的電気刺激

4: 褥瘡――――――体位変換

5: 深部静脈血栓――弾性ストッキング

第47回午前:第88問

深部静脈血栓症の予防法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 弾性ストッキングの着用

2: 足関節の自動運動

3: 水分摂取の制限

4: ギプス固定

5: 冷却

第44回午後:第73問

下肢の深部静脈血栓症で誤っているのはどれか。  

1: 安静臥床の期間と密接な関係がある。

2: 足指が暗赤色に腫脹する。

3: 血液凝固能は亢進している。

4: 肺塞栓症を生じる。

5: 誘引として避妊用ピルがある

第53回午前:第44問

重度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 立位練習には装具を用いない。

2: 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。

3: 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。

4: 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。

5: 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。

第39回午前:第69問

脊髄損傷の合併症と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧-斜面台による立位訓練

2: 深部静脈血栓予防-下肢他動運動

3: 呼吸障害-吸気筋筋力強化

4: 異所性骨化予防-愛護的関節可動域訓練

5: 核・核下障害型膀胱-トリガーポイントを利用した排尿訓練

第36回午前:第67問

脳血管障害の早期作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 意識レベルに応じて課題を検討する。

2: 悪心などの自覚症状があれば直ちに中止する。

3: 起立性低血圧があれば安静臥床を続ける。

4: 患肢の管理法を指導する。

5: 排泄コントロール、排泄方法を評価する。

第38回午前:第6問

65歳の女性。脳幹部の梗塞で、発症2日後からベッドサイドでの作業療法が処方された。血圧は不安定で、意識レベルも変動している状態である。この患者のベッドサイドでの早期作業療法プログラムとして適切なのはどれか。  

1: 車椅子で30分間座位耐性訓練を行う。

2: 麻痺側上肢の筋力強化を図る。

3: 書字練習により手指機能を高める。

4: 背臥位で上肢の両側活動を行う。

5: ベッド上座位での食事動作訓練を行う。

第47回午後:第31問

小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。  

1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。

2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。

3: 筋にタッピング刺激を与える。

4: 筋に寒冷刺激を与える。

5: 筋の他動伸張を行う。

第35回午前:第44問

脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 上下肢の他動運動は発症当日から可能である。

2: 意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。

3: 収縮期血圧は100 mmHgを超えないようにする。

4: 脈拍は100/分以下に保つようにする。

5: 悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。

第55回午前:第91問

肺塞栓症について誤っているのはどれか。  

1: 肥満が誘因となる。

2: 長期臥床が誘因となる。

3: 心電図所見は非特異的である。

4: 下肢よりも上肢の手術後に多い。

5: 深部静脈血栓症との合併が多い。

  • 答え:4
  • 解説:肺塞栓症は、肺動脈に詰まる物質によって引き起こされる病気で、その多くは血栓によるものです。肥満や長期臥床、深部静脈血栓症などが危険因子として挙げられますが、上肢の手術後に多いというのは誤りです。
  • 肥満は肺塞栓症の二次性の危険因子として挙げられます。肥満は血流の停滞や血栓の形成を促すため、肺塞栓症の誘因となります。
  • 長期臥床は肺塞栓症の二次性の危険因子として挙げられます。長期臥床による血流の停滞は、血栓の形成を促し、肺塞栓症の誘因となります。
  • 心電図所見は非特異的であるとされています。急性肺塞栓症では、特定の波形が見られることがあるものの、一般的に特異的な心電図所見は存在しないとされています。
  • 選択肢4が誤りです。肺塞栓症の二次性の危険因子として、下肢の手術や静脈カテーテルの挿入など、医療手技に伴って発生する静脈壁の異常が挙げられます。上肢の手術後に肺塞栓症が多いというのは誤りです。
  • 肺塞栓症の原因は、深部静脈血栓症であることが多いです。深部静脈血栓症は血栓が静脈内に形成され、これが肺動脈に詰まることで肺塞栓症が発生します。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第51問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 心房細動は脳塞栓の原疾患となる。

2: 下肢静脈の血栓は肺塞栓の原因となる。

3: 脳塞栓の好発部位は大脳基底核である。

4: 下肢の外傷後に空気塞栓症が起こる。

5: 潜函病では脂肪塞栓症が起こる。

第55回午前:第90問

集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。  

1: 安全面から歩行練習は行わない。

2: squeezingでは呼気時に肺を圧迫する。

3: 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。

4: 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。

5: 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。

第44回午前:第47問

脳血管障害片麻痺患者の更衣指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 靴下は座位ではく。

2: 靴下の着脱の導入はソックスエイドを用いる。

3: 下衣は非麻痺側下肢から先に通す。

4: 前開き式上衣は先に麻痺側の上肢を通す。

5: かぶり式上衣は先に非麻痺側の上肢を通す。

第55回午後:第44問

急性期脳血管障害に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。  

1: JCS3桁

2: 重度な運動麻痺

3: 神経症状の増悪

4: 収縮期血圧220 mmHg

5: 重篤な全身性合併症

第43回午前:第64問

脳血管障害による片麻痺患者の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下肢装具は立ち上がりが自立してから用いる。

2: 歩行時の膝折れに膝軽度屈曲位で体重負荷を行う。

3: 座位バランスが完成してから立位訓練を開始する。

4: 痙縮筋の緊張抑制の目的で持続伸張法を行う。

5: 麻痺筋に対しては筋力増強訓練を行わない。

第57回午前:第37問

廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋萎縮―――――――装具固定

2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激

3: 下腿浮腫――――――安静保持

4: 起立性低血圧――――塩分制限

5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法

  • 答え:5
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって筋肉や骨が萎縮し、機能が低下する症状です。適切な治療法を選択することが重要です。
  • 筋萎縮に対して装具固定は適切ではありません。装具固定は関節を安静に保つために使用されますが、筋萎縮の治療にはダイナミックスプリントのように伸張力を発生できるものが適しています。
  • 骨萎縮に対して機能的電気刺激は適切ではありません。機能的電気刺激は運動神経を電気刺激で興奮を調整し、骨格筋の収縮を促すため、筋萎縮の予防や神経-筋の再教育に用いられます。
  • 下腿浮腫に対して安静保持は適切ではありません。安静によって筋収縮による血管へのポンプ作用が働かずに浮腫が生じます。適切な治療法は、適度な運動や圧迫療法などです。
  • 起立性低血圧に対して塩分制限は適切ではありません。塩分制限は高血圧に対して行われます。廃用が原因の起立性低血圧には、姿勢変化前に下肢を運動させることや弾性包帯等で静脈を軽く圧迫して血圧低下を予防する方法が適切です。
  • 深部静脈血栓症に対して抗凝固療法は適切です。ヘパリンなどの抗凝固剤は、トロンビン、プロトロンビンなどの血液凝固因子に作用して血液凝固を妨げるため、不動により生じた血栓を治療するのに有効です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第10問

65歳の女性。脳梗塞。右片麻痺発症後5日目。重度の麻痺。意識清明。安静時血圧は正常範囲で安定している。理学療法で誤っているのはどれか。  

1: バイタルサインは理学療法実施前、実施中、実施後にチェックする。

2: 安静時の患側上肢の肩甲帯は前方突出位に保持する。

3: 安静時の患側下肢は股関節伸展・外転・外旋位および膝伸展位に保持する。

4: ベッドサイドで患肢の他動的関節可動域訓練を行う。

5: ベッド上でバックレストを用いた座位訓練を行う。