第50回午前第75問の類似問題

第43回午後:第88問

脳梗塞の原因で誤っているのはどれか。  

1: 心房細動

2: もやもや病

3: 心臓弁膜症

4: Buerger(バージャー)病

5: 頸動脈粥状硬化

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第42回午前:第85問

多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙縮に対して寒冷療法を行う。

2: 麻痺に応じて装具療法を行う。

3: 不随意運動には重錘を装着する。

4: 筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。

5: 視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。

第50回午後:第26問

運動失調がみられないのはどれか。  

1: Wallenberg症候群

2: 脊髄小脳変性症

3: Wernicke脳症

4: 重症筋無力症

5: 脊髄癆

第38回午前:第54問

頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。  

1: 排尿障害

2: 麻痺性イレウス

3: 胃潰瘍

4: 異所性骨化

5: 起立性低血圧

第56回午前:第90問

疾患と遺伝形式の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋強直性ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝

2: 脊髄性進行性筋萎縮症 ── 伴性劣性遺伝

3: Becker型筋ジストロフィー ── 常染色体劣性遣伝

4: Duchenne型筋ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝

5: Huntington病 ── 伴性劣性遺伝

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患とその遺伝形式の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは筋強直性ジストロフィーと常染色体優性遺伝です。
  • 筋強直性ジストロフィーは常染色体優性遺伝の疾患であり、正しい組み合わせです。常染色体優性遺伝では、病気の遺伝子を1つだけ持っていても病気が発症します。
  • 脊髄性進行性筋萎縮症は常染色体劣性遺伝の疾患であり、伴性劣性遺伝ではありません。常染色体劣性遺伝では、病気の遺伝子を2つ持っていないと病気が発症しません。
  • Becker型筋ジストロフィーは伴性劣性遺伝の疾患であり、常染色体劣性遺伝ではありません。伴性劣性遺伝では、X染色体上の遺伝子が原因で、女性はキャリアになりやすく、男性が病気を発症しやすい特徴があります。
  • Duchenne型筋ジストロフィーは伴性劣性遺伝の疾患であり、常染色体優性遺伝ではありません。伴性劣性遺伝では、X染色体上の遺伝子が原因で、女性はキャリアになりやすく、男性が病気を発症しやすい特徴があります。
  • Huntington病は常染色体優性遺伝の疾患であり、伴性劣性遺伝ではありません。常染色体優性遺伝では、病気の遺伝子を1つだけ持っていても病気が発症します。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第96問

CTが最も的確にその病変を描出するのはどれか。  

1: アルツハイマー病の初期像

2: 脳出血の血腫

3: 破裂出血していない動脈瘤

4: 多発性硬化症の脱髄巣

5: パーキンソン病の黒質病変

第41回午後:第78問

神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。  

1: 関節痛覚低下

2: 滑膜増殖

3: 関節液貯留

4: 軟骨増生

5: 骨破壊

第34回午前:第69問

誤っている組合せはどれか。  

1: 脳卒中片麻痺-台付き爪切り

2: 慢性関節リウマチ-ソックスエイド

3: 頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)-トランスファーボード

4: アテトーゼ型脳性麻痺-ボタンエイド

5: 変形性股関節症-リーチャー

第44回午後:第93問

Alzheimer型認知症と比べてLewy小体型認知症で特徴的な症状はどれか。  

1: 失 認

2: 幻 視

3: 脱抑制

4: 反響言語

5: 感情失禁

第39回午前:第56問

正しい組合せはどれか。  

1: パーキンソン病-BFO

2: 片麻痺-ボタンエイド

3: 脊髄小脳変性症-リーチャー

4: 関節リウマチ-起き上がりひも

5: 筋萎縮性側索硬化症-軽量太柄スプーン

第36回午後:第55問

運動ニューロン疾患はどれか。  

1: ハンチントン舞踏病

2: 脊髄性進行性筋萎縮症

3: パーキンソン病

4: オリーブ橋小脳変性症

5: 重症筋無力症

第54回午前:第27問

認知症の原因になりにくい疾患はどれか。  

1: 葉酸欠乏症

2: 正常圧水頭症

3: 慢性硬膜下血腫

4: 甲状腺機能亢進症

5: ビタミンB12欠乏症

第39回午後:第85問

アルツハイマー病に関して正しいのはどれか。  

1: 老年期の痴呆の80%を占める。

2: 発症に男女差はない。

3: 症状は階段状に悪化する。

4: 記憶障害が初期からみられる。

5: CTで大脳白質の低吸収域病巣が散在する。

第36回午前:第72問

認知症について誤っているのはどれか。  

1: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では突発的に発症しやすい。

2: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では徘徊など異常行動を伴いやすい。

3: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では症状の動揺性が大きい。

4: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では局所神経症状を伴いやすい。

5: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では動脈硬化症を伴いやすい。

第36回午後:第54問

脳血管障害について誤っているのはどれか。  

1: 高血圧と動脈硬化とが危険因子として重要である。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年者の脳出血では動静脈奇形などによる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症が重要である。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第46回午前:第28問

筋萎縮性側索硬化症でみられる機能障害はどれか。2つ選べ。  

1: 知能障害

2: 視野障害

3: 嚥下障害

4: 呼吸障害

5: 感覚障害

第51回午後:第26問

局所性脳損傷と比べた場合のびまん性軸索損傷の特徴として正しいのはどれか。  

1: 脳幹部の症状が出現しやすい。

2: 急性硬膜下血腫を合併しやすい。

3: 重度の感覚障害を合併しやすい。

4: 行動障害は早期に改善しやすい。

5: バランス障害は軽度であることが多い。

第41回午前:第60問

脳卒中片麻痺の病的共同運動で正しいのはどれか。  

1: 肩甲骨挙上に伴う肘関節伸展

2: 肘関節屈曲に伴う手関節背屈

3: 股関節外転に伴う膝関節伸展

4: 股関節内旋に伴う膝関節屈曲

5: 膝関節屈曲に伴う足関節背屈

第54回午後:第91問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 胸腺の異常を伴うことが多い。

2: Parkinson病より患者数が多い。

3: テンシロン試験で症状が悪化する。

4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。

5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。

  • 答え:1
  • 解説:重症筋無力症は骨格筋の易疲労性や脱力を主症状とし、症状の日内変動や寛解と増悪を繰り返す病気です。胸腺の異常を伴うことが多く、検査所見では血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴です。
  • 選択肢1は正しいです。重症筋無力症は、悪性胸腺腫などの胸腺の異常を伴うことが多いです。悪性胸腺腫の合併例は予後不良であることが知られています。
  • 選択肢2は間違いです。重症筋無力症の有病率は11.8人/10万人であり、Parkinson病の有病率は100~150人/10万人とされているため、重症筋無力症の患者数はParkinson病より少ないです。
  • 選択肢3は間違いです。テンシロン試験は、塩酸エドロホニウムを静脈注射し、眼や全身の症状が改善されるかどうかをみるものであり、症状が悪化することはありません。劇的な改善が得られた場合、重症筋無力症と診断されます。
  • 選択肢4は間違いです。重症筋無力症では、筋炎や心筋炎を合併しない場合、血清クレアチンキナーゼの上昇はみられません。血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴的な検査所見です。
  • 選択肢5は間違いです。重症筋無力症の誘発筋電図では、低頻度の連続刺激で振幅の漸減(waning現象)を認めるのが特徴です。振幅の漸増ではありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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