第35回午前第82問の類似問題

第37回午前:第83問

反射性交感神経性ジストロフィーの物理療法で適切でないのはどれか。  

1: 経皮的電気刺激

2: 紫外線

3: 渦流浴

4: コンプレッションポンプ

5: ホットパック

第48回午前:第90問

重症筋無力症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

2: 抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である。

3: 症状の日内変動がある。

4: 嚥下障害の合併はない。

5: 眼瞼下垂がみられる。

第46回午後:第63問

副交感神経の興奮によるものはどれか。  

1: 瞳孔散大

2: 胆嚢弛緩

3: 消化管蠕動抑制

4: 気管支平滑筋収縮

5: 外生殖器血管収縮

第57回午前:第61問

骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。  

1: 筋小胞体はCa2+を貯蔵している。

2: 活動電位は筋収縮に先行して発生する。

3: 神経筋接合部にはニコチン受容体が分布する。

4: 支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。

5: 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。

  • 答え:4
  • 解説:骨格筋の収縮に関する知識を確認する問題です。筋小胞体の役割や活動電位の関係、神経筋接合部の構造、刺激と収縮の関係、階段現象について理解しておく必要があります。
  • 筋小胞体はCa2+を貯蔵しており、筋収縮時に放出されることで筋収縮が引き起こされます。このため、選択肢1は正しいです。
  • 活動電位は筋収縮に先行して発生し、これによって筋収縮が生じます。選択肢2は正しいです。
  • 神経筋接合部にはニコチン受容体が分布し、神経終末から放出されるアセチルコリンが受容体に結合することで筋収縮が引き起こされます。選択肢3は正しいです。
  • 支配神経に単一の刺激を加えると単収縮が起こりますが、強縮は頻回の刺激が必要です。このため、選択肢4は誤りであり、正解です。
  • 単収縮が連続して起こるように反復刺激を加えると、収縮力は次第に大きくなる現象を階段現象といいます。選択肢5は正しいです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第68問

二分脊椎の理学療法の目的として適切でないのはどれか。  

1: 移動能力の獲得

2: 残存機能の向上

3: 麻痺の回復

4: 拘縮の予防

5: 補装具の使用

第55回午前:第48問

廃用症候群の症状と予防法の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧――離床

2: 筋力低下――――神経筋電気刺激

3: 骨萎縮―――――機能的電気刺激

4: 褥瘡――――――体位変換

5: 深部静脈血栓――弾性ストッキング

第47回午前:第45問

呼吸機能が低下してきた筋萎縮性側索硬化症患者に対する呼吸理学療法で適切なのはどれか。  

1: 口すぼめ呼吸の指導

2: 胸郭のストレッチ

3: 呼気時の胸郭圧迫

4: 腹式呼吸の指導

5: 有酸素運動

第39回午前:第86問

電気刺激で正しいのはどれか。  

1: 周波数が高いと筋疲労が起こりやすくなる。

2: 波形の傾きが急なほど閾値は高くなる。

3: パルス幅が広いほど閾値は高くなる。

4: 刺激部位の抵抗が小さいと熱が発生しやすくなる。

5: 電流の密度は電極面積に比例する。

第47回午前:第32問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。  

1: 筋紡錘からの求心性放電の増大

2: γ神経線維の伝導速度の低下

3: δ神経線維の伝導速度の低下

4: 毛細血管透過性の増大

5: 筋組織の代謝の増大

第46回午前:第24問

日常の動作では生じにくい筋収縮はどれか。  

1: 同時収縮

2: 静止性収縮

3: 求心性収縮

4: 遠心性収縮

5: 等速性収縮

第36回午前:第77問

局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化管血流低下

2: 疼痛軽減

3: 浮腫軽減

4: 神経伝導速度低下

5: 痙縮抑制

第39回午前:第2問

筋の収縮の有無を触診する手技として誤っているのはどれか。  

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第38回午前:第77問

球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症の理学療法プログラムで適切でないのはどれか。  

1: 罹患筋の抵抗運動

2: 呼吸・排痰訓練

3: 嚥下指導

4: コミュニケーション手段の獲得

5: 精神心理的サポート

第50回午前:第42問

等尺性運動で誤っているのはどれか。  

1: 関節運動を伴わない筋収縮である。

2: 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。

3: 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。

4: 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。

5: 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。

第56回午前:第34問

痙縮治療について適切なのはどれか。  

1: 内服治療は行わない。

2: 温熱療法は禁忌である。

3: 経皮的電気刺激を行う。

4: ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。

5: 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。

  • 答え:3
  • 解説:痙縮治療には内服治療、経皮的電気刺激、ボツリヌス療法などがあり、脳卒中治療ガイドラインでもこれらは推奨されている。選択肢の中で適切なものは経皮的電気刺激である。
  • 内服治療は痙縮治療の一つであり、ジアゼパムなどの抗痙縮薬が使用されることがある。このため、選択肢1は誤りである。
  • 温熱療法は痙縮筋に対して使用されることがあるが、十分な科学的根拠はないとされている。しかし、禁忌とまで言えるほどではないため、選択肢2は誤りである。
  • 経皮的電気刺激は痙縮治療の一つであり、末梢の神経-筋を刺激して痙縮を軽減させる効果がある。このため、選択肢3が正しい答えである。
  • ボツリヌス毒素療法は上肢にも有効であり、アセチルコリンによる末梢神経-筋の神経伝達を遮断することができる。このため、選択肢4は誤りである。
  • 痙縮筋に対しての筋力増強訓練は、相反する筋の共同した収縮によって姿勢保持ができ、随意収縮を促すことを目的に行われることがある。痙縮を増悪させるというわけではないため、選択肢5は誤りである。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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