脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)に対する理学療法で適切でないのはどれか。
1: 肘関節屈曲の抵抗運動
2: 標準型車椅子の操作訓練
3: 車椅子から床への移乗訓練
4: 座位バランス訓練
5: 呼吸訓練
小児疾患と理学療法の組合せで適切なのはどれか。
1: 先天性内反足 − 徒手矯正
2: 二分脊椎 − 移動動作訓練
3: 発育性(先天性)股関節脱臼 − トロント装具装着
4: Perthes病 − 患部の等張性筋力増強
5: Down症 − 床上座位移動練習(シャフリング)
脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 内反尖足の予防
2: 立位感覚の向上
3: 覚醒レベルの向上
4: 体幹筋筋力の維持
5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制
脳卒中片麻痺患者の理学療法の組合せで適切でないのはどれか。
1: 非対称姿勢-矯正鏡
2: 痙縮-リラクセーション
3: 空間無視-傾斜台
4: 尖足拘縮-補高靴
5: 肩手症候群-愛護的関節可動域訓練
装具の適応で正しいのはどれか。
1: 正中神経麻痺
2: 橈骨神経麻痺
3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)
4: 腱板断裂術後
5: 上腕骨骨幹部骨折
脊髄小脳変性症の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 四肢近位部への弾性緊縛帯
2: 四肢遠位部への重錘負荷
3: 膝固定装具装着での歩行訓練
4: rhythmic stabilization
5: バルーンを用いての座位訓練
脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。
1: 痙縮の減弱
2: 褥瘡の予防
3: 異常疼痛の抑制
4: 骨粗鬆症の予防
5: 消化管運動の促進
脳卒中片麻痺の機能障害(impairment)に対する理学療法はどれか。
1: 歩行訓練
2: 関節拘縮の改善
3: 利き手の交換
4: 補装具の使用
5: 環境の改善
脳卒中片麻痺患者の肩関節亜脱臼に対する対策で適切でないのはどれか。
1: 車椅子へのアームトレイ設置
2: 麻痺筋への機能的電気刺激(FES)
3: EMGバイオフィードバック
4: アームスリングの装着
5: 上肢の体幹固定
関節可動域運動で正しいのはどれか。
1: 筋収縮を伴ってはならない。
2: 意識障害がある場合は行わない。
3: 運動麻痺の改善を目的として行う。
4: 拘縮の予防・改善を目的として行う。
5: 深部感覚障害がある場合は行わない。
脊髄損傷の合併症とその対策との組合せで適切でないのはどれか。
1: 拘 縮-他動運動
2: 褥 瘡-体位交換
3: 異所性骨化-電気刺激
4: 自律神経過反射-血圧測定
5: 起立性低血圧-腹帯装着
二分脊椎について正しいのはどれか。
1: 脊髄髄膜瘤に水頭症を合併する。
2: 病変部位は胸椎が多い。
3: 麻痺レベルはHofferの分類を用いる。
4: 移動能力はSharrardの分類を用いる。
5: 潜在性では神経症状を生じる。
脊髄損傷患者の呼吸に対する理学療法の目的でないのはどれか。
1: 無気肺の予防
2: 肺水腫の予防
3: 横隔膜呼吸の促進
4: 胸郭拘縮発生の予防
5: 気道分泌物の喀出の促進
脳血管障害の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 関節拘縮-モビライゼーション
2: 下肢共同運動-ブリッジ運動
3: 肩手症候群-ホットパック
4: 肩関節亜脱臼-肩関節周囲筋の同時収縮
5: 非対称性座位姿勢-体幹装具の作製
失調症に対する理学療法の進め方で適切でないのはどれか。
1: 重心の低い運動-高い運動
2: 広い範囲の重心移動-狭い範囲の移動
3: 単一方向の運動-多方向の運動
4: 粗大運動-巧緻運動
5: 等尺性運動で近位関節固定-等張性運動で動的運動
小児疾患と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: ペルテス病-水中歩行訓練
2: 血友病-関節可動域訓練
3: 筋性斜頸-徒手矯正
4: 先天性内反足-装具療法
5: 二分脊椎-交互式歩行装具
脳卒中片麻痺の理学療法で正しいのはどれか。
1: 装具は機能回復を阻害する。
2: CPMは下肢の分離運動を促通する。
3: 立位練習は装具が完成してから開始する。
4: トレッドミル歩行練習で歩行速度が向上する。
5: 歩行練習は座位保持が可能になってから開始する。
脊髄損傷患者に対する斜面台の使用目的で適切でないのはどれか。
1: 尿排出の促進
2: 骨粗鬆症の予防
3: 沈下性肺炎の予防
4: 起立性低血圧の改善
5: 下肢の浮腫改善
脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)に対する理学療法で誤っているのはどれか。
1: ベッド柵を用いた寝返り訓練
2: 血圧測定しながらの座位訓練
3: 手関節背屈の抵抗運動
4: 大胸筋の筋力強化訓練
5: 胸郭モビリゼーション
脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で正しいのはどれか。
1: 意識障害があれば座位姿勢はとらない。
2: 意識障害がなければ健側の自動運動を行う。
3: 半側空間無視があれば座位訓練は行わない。
4: 肩関節は関節可動域訓練を行わない。
5: 股関節は外旋位に保持する。