重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 女性より男性に多く発症する。
2: 四肢では遠位筋の筋力低下が起きやすい。
3: 夕方にかけて症状は軽快する。
4: 末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。
5: コリンエステラーゼ阻害薬が用いられる。
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
重症筋無力症で誤っているのはどれか。
1: 神経筋接合部の異常で発症する。
2: 男性より女性に多く発症する。
3: 眼瞼下垂や複視が起こる。
4: 日内変動があり午後の方が動作しやすい。
5: 胸腺疾患を合併することが多い。
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 過用に注意して運動は漸増負荷とする。
2: 日内変動として午前中に症状が悪化する。
3: 低頻度連続刺激の筋電図でwaxing現象がみられる。
4: 運動神経末端からのアセチルコリン放出が障害される。
5: クリーゼによる呼吸症状悪化は閉塞性換気障害で起こる。
重症筋無力症で誤っているのはどれか。
1: 神経筋接合部に異常がみられる。
2: 内眼筋が障害される。
3: 午前より午後の方が症状が重い。
4: 診断にテンシロンテストが使われる。
5: 胸腺の異常を伴う。
重症筋無力症について正しいのはどれか。
1: 起床時に症状が強い。
2: 悪性腫瘍の合併が多い。
3: 自己免疫性疾患である。
4: 女性よりも男性に多い。
5: 40歳以前の発症は稀である。
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 脱髄性疾患である。
2: 午前中に症状が悪化する。
3: 複視を生じることは稀である。
4: 感染はクリーゼの誘発因子である。
5: 四肢遠位筋の筋力低下を生じやすい。
重症筋無力症のクリーゼについて誤っているのはどれか。
1: 嚥下障害を認める。
2: 咳嗽機能が低下する。
3: 閉塞性換気障害をきたす。
4: 発症率は20%以上である。
5: ステロイドの急激な減量が原因となる。
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 褥瘡が生じやすい。
2: 嚥下障害が起こる。
3: 筋萎縮は近位に強い。
4: 四肢遠位の感覚障害が強い。
5: 眼球運動は末期まで維持される。
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 痙縮
2: 筋萎縮
3: 病的反射
4: 不随意運動
5: 腱反射低下
認知障害がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋の線維束攣縮はない。
3: 針筋電図で多相波は出ない。
4: 脊髄前角細胞の障害はない。
5: 上位運動ニューロンは障害される。
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症 - 筋 痛
2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性
3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性
4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱
5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害
感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。
1: 多発性硬化症
2: 重症筋無力症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 肢帯型筋ジストロフィー
5: 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
1: 単神経障害を呈することが多い。
2: 近位部の筋力低下が生じやすい。
3: アキレス腱反射が低下しやすい。
4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
42歳の女性。感冒症状が出現して1週間後から対称性に両手のしびれを自覚し、脱力が急速に近位部へと広がったため神経内科を受診した。上肢遠位部優位の脱力と四肢の深部腱反射消失を認め、Guillain-Barré症候群と診断された。検査所見として正しいのはどれか。
1: 髄液検査で細胞数が増加する。
2: 頸髄MRI検査で髄内信号異常を認める。
3: 末梢神経伝導検査で伝導速度が低下する。
4: 末梢神経の連続刺激でM波の振幅が漸増する。
5: 末梢神経刺激で誘発されるF波の潜時が短縮する。
廃用症候群の症状と予防法の組合せで誤っているのはどれか。
1: 起立性低血圧――離床
2: 筋力低下――――神経筋電気刺激
3: 骨萎縮―――――機能的電気刺激
4: 褥瘡――――――体位変換
5: 深部静脈血栓――弾性ストッキング