知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 1. 遊びの種類を減らす。
2: 2. 内発的に動機付ける。
3: 3. 作業は細かく段階付ける。
4: 4. 精神年齢相応の作業を用いる。
5: 5. 障害の特性を家族に説明する。
骨形成不全症で正しいのはどれか。
1: 遺伝性疾患ではない。
2: 聴覚障害を合併する。
3: 四肢・体幹の変形は少ない。
4: 骨折の頻度は小児期より思春期で高い。
5: 出生1,000人あたり1~2人の割合である。
アテトーゼ型脳性麻痺の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 姿勢筋緊張の調節
2: 原始反射抑制肢位の保持
3: 重錘バンドによる不随意運動の抑制
4: 関節中間位での運動制御
5: 四つ這いでの肩周囲筋の同時収縮促通
疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。
1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド
2: 関節リウマチ ── キーボードカバー
3: 頸髄損傷 ── マウススティック
4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー
5: Parkinson病 ── 万能カフ
70歳の男性。身長180 cm、体重90 kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10 mであれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。
1: 装具は不要
2: 軟性足装具
3: プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)
4: プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)
5: 金属支柱付短下肢装具
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 足関節背屈 - 第5中足骨
2: 頸部回旋 - 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 頸部屈曲 - 外耳孔と頭頂を結ぶ線
4: 前腕回外 - 手指を伸展して手背面
5: 股関節屈曲 - 大腿骨
骨折、脱臼に合併しやすい障害の組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺
2: 腓骨頭骨折-深腓骨神経麻痺
3: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺
4: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺
5: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺
15歳の男子。血友病A。体育の授業の後に膝関節に疼痛と腫脹が出現することが多かった。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 良肢位保持
2: 膝の自動屈伸運動
3: 水泳
4: 階段昇降訓練
5: 装具療法
疾患と作業種目との組合せで適切なのはどれか。
1: 呼吸器疾患-木工
2: 関節リウマチ-タイルモザイク
3: Parkinson病-毛糸のかぎ針編み
4: 脊髄小脳変性症-卓球
5: 筋萎縮性側索硬化症-パソコン
下肢の骨端症と好発部位との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1 Kohler症-踵骨
2: 第2 Kohler症-舟状骨
3: Sever病-中足骨
4: Osgood-Schlatter病-脛骨結節
5: Perthes病-大腿骨骨頭
びまん性軸索損傷の患者で正しいのはどれか。
1: 運動失調は呈さない。
2: 認知障害の回復は良好である。
3: 四肢、体幹の外傷の合併は少ない。
4: 四肢、体幹の関節拘縮を生じやすい。
5: 社会的行動異常が生活上において問題となる。
整形外科的治療で適切でない組合せはどれか。
1: クラッチフィールド牽引-頸椎脱臼骨折
2: 人工骨頭置換術-大腿骨頸部骨折
3: プレート固定法-橈骨・尺骨骨折
4: ひきよせ締結法-膝蓋骨骨折
5: 髄内釘法-脛骨近位端骨折
外傷と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折 — 腋窩神経麻痺
2: 尺骨骨折 — 正中神経麻痺
3: 股関節後方脱臼 — 坐骨神経麻痺
4: 大腿骨顆部骨折 — 大腿神経麻痺
5: 脛骨骨幹部骨折 — 脛骨神経麻痺
疾患と住宅環境整備との組合せで誤っているのはどれか。
1: 片麻痺-室内段差の解消
2: 慢性関節リウマチ-座面の高い便座
3: 対麻痺-天井走行式リフター
4: パーキンソン症候群-電動ベッド
5: 失調症-手すり
絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 手根管――下垂手
2: 足根管――足背の異常感覚
3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚
4: 肘部管――涙滴徴候
5: 腓骨頭――下垂足
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 活動期では関節可動域運動は行わない。
2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。
3: 関節強直では関節可動域運動を行う。
4: 等尺性運動で筋力を維持する。
5: ムチランス変形では他動運動を行う。
高齢者の骨折の作業療法で適切でないのはどれか。
1: コーレス骨折では手関節固定直後から手指自動運動を指導する。
2: 上腕骨頸部骨折のハンギングキャスト法では骨癒合まで安静を指示する。
3: 脊椎圧迫骨折では背筋を促通する作業種目を選択する。
4: 膝蓋骨骨折の膝伸展位ギプス固定時には体重負荷による歩行を指導する。
5: 大腿骨頸部骨折では住環境整備を指導する。
脳卒中治療ガイドライン2004で推奨グレードが低いのはどれか。
1: 歩行能力改善のためのトレッドミル訓練
2: 歩行改善のための筋電図バイオフィードバック
3: 麻痺側手関節の背屈筋の筋力増強のための電気刺激
4: 歩行の妨げとなっている内反尖足へのフェノールブロック
5: 運動障害改善のためのファシリテーション(神経筋促通手技)
脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Frenkel体操は無効である。
2: 視覚障害を伴うことが多い。
3: 包括的な評価指標にSARAがある。
4: 患者数は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。
5: 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。
脳卒中の平行棒内移動練習で誤っている組合せはどれか。
1: 椅子からの立ち上がり - 平行棒を下方に押して立ち上がる。
2: 患側肢での体重支持 - 患側膝関節軽度屈曲位で体重を負荷する。
3: 左右肢の体重移動 - 最初は横方向、次に前後方向で行う。
4: 健側肢の振り出し - 患側股関節の伸展を意識させる。
5: 患側肢の振り出し - 健側で伸び上がり振り出す。