第48回午前第40問の類似問題

第48回午前:第34問

作業療法で正しいのはどれか。  

1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。

2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。

3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。

4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。

5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。

第47回午後:第16問

3歳の男児。痙直型右片麻痺。図に示す右上下肢の肢位に影響しているのはどれか。2つ選べ。 

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1: 逃避反射

2: 陽性支持反応

3: 交叉性伸展反射

4: 緊張性迷路反射

5: 非対称性緊張性頸反射

第47回午前:第90問

小児の正常発達で最も早く可能になるのはどれか。  

1: 高這いをする。

2: 橈側手指握りをする。

3: つかまって立ち上がる。

4: 背臥位で足を口に持っていく。

5: 座位で上肢の後方保護伸展反応が出る。

第52回午前:第38問

超音波治療が可能なのはどれか。  

1: 金属プレートによる骨折固定部位

2: 血友病性関節症

3: 小児の大腿骨下端部

4: 深部静脈血栓症

5: 転移性骨腫瘍部位

第38回午前:第95問

麻痺と下肢装具との組合せで正しいのはどれか。  

1: 弛緩型片麻痺-骨盤帯付長下肢装具

2: 痙直型脳性麻痺-交互歩行装具(RGO:Reciprocating Gait Orthosis)

3: 大腿神経麻痺-PTB免荷装具

4: 腓骨神経麻痺-靴べら型装具

5: 脛骨神経麻痺-後方制動足継手付短下肢装具

第37回午前:第59問

片麻痺の健側の抵抗運動と患側の連合反応との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 肩関節内転-肩関節内転

2: 肘関節屈曲-肘関節屈曲

3: 股関節内転-股関節外転

4: 膝関節屈曲-膝関節伸展

5: 足関節背屈-足関節底屈

第56回午後:第16問

8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。 

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1: 座面を床面と平行にする。

2: 平面形状の座面を使用する。

3: 胸と骨盤をベルト固定する。

4: 背もたれの高さは肩までとする。

5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。

第51回午後:第43問

小児の四肢切断の特徴として正しいのはどれか。  

1: 後天性四肢切断は男児に比べ女児に多い。

2: 義手の装着開始時期は4歳ころが適切である。

3: 下腿切断では成長に伴い外反膝変形を生じやすい。

4: 後天性の切断における幻肢の頻度は成人より低い。

5: 骨肉腫が原因で切断になる頻度は増加傾向にある。

第35回午前:第43問

脳卒中片麻痺の機能障害(impairment)に対する理学療法はどれか。  

1: 歩行訓練

2: 関節拘縮の改善

3: 利き手の交換

4: 補装具の使用

5: 環境の改善

第52回午後:第7問

8歳の男児。二分脊椎。股関節の屈曲が可能である。図のようにズボンをはくことができる最も上位レベルのSharrardの分類はどれか。 

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1: Ⅰ群

2: Ⅱ群

3: Ⅲ群

4: Ⅳ群

5: Ⅴ群

第52回午前:第32問

右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。  

1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。

2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。

3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。

4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。

5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。

第46回午後:第1問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 股関節外転

2: 股関節外旋

3: 股関節伸展

4: 膝関節屈曲

5: 足関節伸展(背屈)

第38回午後:第63問

神経疾患と振戦の組合せで正しいのはどれか。  

1: パーキンソン病-姿勢時振戦

2: ウィルソン病-安静時振戦

3: 無酸素性脳症-羽ばたき振戦

4: 脊髄小脳変性症-企図振戦

5: ハンチントン病-運動時振戦

第47回午前:第13問

10歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。床上移動は交互性の四つ這いで自立している。移乗は手すりにつかまれば、かろうじて自力で可能である。主な移動手段は車椅子である。車椅子の作製で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 座面高は床からはい上がれる高さとする。

2: フットレストはスイングアウト式とする。

3: 座幅は成長を見越して広くする。

4: 背もたれはリクライニング式とする。

5: 背もたれの高さは肩の高さまでとする。

第45回午前:第37問

5歳のDuchenne型筋ジストロフィー児に認められるのはどれか。2つ選べ。  

1: 指這いでの上肢移動

2: 足関節背屈制限

3: 動揺性歩行

4: 心不全徴候

5: 動脈血二酸化炭素分圧の上昇

第48回午後:第8問

義足装着側の立脚期に図のようなアライメント異常がみられた。異常の改善のために義足装着者に行う必要があるのはどれか。 

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1: 脊柱起立筋群の強化

2: 右股関節屈曲可動域の増大

3: 右股関節伸筋群の強化

4: 左股関節外転筋群の強化

5: 左膝伸筋群の強化

第36回午前:第73問

末梢神経損傷による運動障害で誤っている組合せはどれか。  

1: 副神経-肩甲骨の挙上

2: 腋窩神経-肩関節の外転

3: 橈骨神経-母指の対立

4: 閉鎖神経-股関節の内転

5: 総腓骨神経-足関節の背屈

第45回午後:第29問

脳卒中による片麻痺の上肢に対するCI療法(constraint-induced movement therapy)で正しいのはどれか。  

1: 健側上肢を拘束する。

2: 慢性期例は適応とならない。

3: 理学療法士の近位監視下で行う。

4: 他動的関節可動域訓練を長時間行う方法である。

5: 患側手指がBrunnstrom 法ステージⅡで適応となる。

第56回午前:第38問

疾患または症候と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。  

1: 運動失調 ── 酩酊歩行

2: フレイル ── すくみ足歩行

3: Parkinson病 ── はさみ脚歩行

4: 脳卒中片麻痺 ── 踵足歩行

5: 総腓骨神経麻痺 ── 分回し歩行

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患または症候と異常歩行の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは運動失調と酩酊歩行です。
  • 運動失調と酩酊歩行は正しい組み合わせです。酩酊歩行は小脳性の運動失調で見られる現象で、歩行時にバランスを保つことが難しくなります。
  • フレイルとすくみ足歩行は正しくありません。フレイルは加齢に伴って身体機能の予備機能が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を示すもので、すくみ足歩行はParkinson病の姿勢保持反射障害の1つです。
  • Parkinson病とはさみ脚歩行は正しくありません。はさみ脚歩行は脳性小児麻痺で見られる現象で、Parkinson病ではすくみ足や突進現象が見られます。
  • 脳卒中片麻痺と踵足歩行は正しくありません。踵足歩行は下腿三頭筋麻痺で見られる現象で、脳卒中片麻痺では下肢麻痺の重症度によりバリエーションがあり、膝屈曲型や膝伸展型のようにさまざまなパターンがある。分回し歩行も脳卒中片麻痺で見られることがある。
  • 総腓骨神経麻痺と分回し歩行は正しくありません。分回し歩行は上位運動ニューロンの障害で見られやすい現象で、総腓骨神経麻痺は下位運動ニューロンの障害である。下腿の外側から足背ならびに第5足指を除いた足趾背側にかけて感覚障害がみられる。足関節と足趾が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になる。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第90問

両側支柱付短下肢装具で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ダブルクレンザック継手は足関節底背屈を制御する。

2: 内側足継手の位置は内果の最突出部とする。

3: 立脚期の反張膝には足継手を底屈位に固定する。

4: 内反足の矯正には内側ストラップを用いる。

5: 下腿半月の上端は腓骨頭より2~3 cm下とする。