第38回午前第65問の類似問題

第40回午前:第42問

高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。

2: 早期離床を促す。

3: 股関節の伸筋を主に強化する。

4: 体幹筋は腹筋を主に強化する。

5: 体幹装具で座位訓練を行う。

第45回午前:第29問

橈骨遠位端骨折の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 固定中は肩関節の自動運動を行う。

2: 手指の自動運動は固定除去後に開始する。

3: 骨癒合後早期にスポーツを訓練課題に取り入れる。

4: 浮腫がある場合は上肢を動かさないように指導する。

5: 固定除去後の手関節の自動運動は1日に1回1時間行う。

第36回午前:第61問

高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。

2: 早期離床を促す。

3: コルセットを作製する。

4: 股関節の伸筋を強化する。

5: 体幹筋は腹筋を中心に強化する。

第34回午前:第59問

軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。  

1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。

2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。

3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。

4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。

5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。

第50回午前:第33問

上腕骨骨折について正しいのはどれか。  

1: 顆上骨折は高齢者に多い。

2: 近位部骨折は小児に多い。

3: 近位部骨折では外転位固定を行う。

4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。

5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。

第51回午後:第42問

大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭置換術(後方アプローチ)後、全荷重が可能な状態での理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 背臥位における膝伸展位での股関節外転運動

2: 腹臥位における他動的な股関節伸展運動

3: 座位における重錘を用いた大腿四頭筋の筋力増強

4: 低い椅子から股関節内旋位での立ち上がり練習

5: 歩行器を用いた屋外歩行練習

第36回午前:第60問

骨折の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 難治性遷延性治癒骨折では骨電気刺激療法が行われる。

2: コーレス骨折では浮腫の予防が重要である。

3: 膝蓋骨骨折ではハムストリングスの強化に重点をおく。

4: 下腿骨骨幹部骨折ではPTBギプスによって早期歩行が可能である。

5: 踵骨骨折では早期自動運動が重要である。

第34回午前:第58問

高齢者の大腿骨頸部外側骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.股関節内転内旋は禁じる。イ.肥満傾向の患者では歩行浴が有効である。ウ.治癒遷延例は免荷装具の適応になる。エ.患肢の短縮に補高靴を用いる。オ.両松葉杖で患肢完全免荷歩行を指導する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第59問

高齢者の骨折で少ないのはどれか。  

1: 脊椎圧迫骨折

2: 上腕骨外科頸骨折

3: 肘頭骨折

4: 橈骨遠位端骨折

5: 大腿骨頸部骨折

第48回午前:第34問

作業療法で正しいのはどれか。  

1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。

2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。

3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。

4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。

5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。

第44回午前:第61問

上肢外傷後の治療で正しいのはどれか。  

1: 肩関節前方脱臼の固定には肩外転装具を用いる。

2: 上腕骨骨折後のVolkmann拘縮はhanging castで予防する。

3: 指屈筋腱断裂術後の早期運動療法にKleinert変法が用いられる。

4: 示指基節骨骨折後のPIP関節伸展制限にCapenerストラップを用いる。

5: 槌指では受傷直後からDIP関節の全可動域訓練を行う。

第50回午前:第32問

大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。  

1: 和式トイレで排泄する。

2: 割り座で足の爪を切る。

3: あぐら座位で靴下をはく。

4: 患側下肢から階段を昇る。

5: 椅子に座って床の物を拾う。

第55回午前:第35問

大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。  

1: 和式トイレで排泄する。

2: 割り座で足の爪を切る。

3: あぐら座位で靴下をはく。

4: 健側下肢から階段を下りる。

5: 椅子に座って床の物を拾う。

  • 答え:3
  • 解説:後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導では、股関節の後方脱臼のリスクを考慮し、股関節屈曲・内転・内旋の複合や過度な屈曲位を避ける動作が適切である。
  • 和式トイレで排泄する姿勢は、しゃがみ込む際に股関節過屈曲位となり、脱臼の危険性があるため、適切ではない。
  • 割り座は、股関節屈曲・内転・内旋が複合した肢位で、脱臼の危険性があるため、適切ではない。
  • あぐら座位での靴下着脱は、股関節外転・外旋位となるため、指導として適切である。ただし股関節の過度な屈曲には注意が必要である。
  • 健側下肢から階段を下りると、術側の片側立脚位で体重を支持しながら遠心性屈曲を行うことになり、脱臼の危険性が高まるため、適切ではない。
  • 椅子に座って床の物を拾うと、股関節過屈曲位となり、脱臼の危険性があるため、適切ではない。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第32問

上腕骨顆上骨折後の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 固定期は、固定関節以外も安静に保つ。

2: 固定期は、上肢下垂位のポジショニングに努める。

3: 固定除去直後は、前腕の重さを利用して肘関節の可動域訓練を行う。

4: 固定除去2週後から、2 kgの重錘を用いて肘関節の持続伸張を行う。

5: 固定除去4週目で肘関節拘縮が残存する場合は、強い矯正を加える。

第56回午後:第22問

橈骨遠位端骨折におけるリハビリテーション治療について正しいのはどれか。  

1: ギプス除去後から開始する。

2: 就寝時には高挙するように指導する。

3: 骨癒合後早期にスポーツに復帰させる。

4: 変形治癒は機能回復に影響を及ぼさない。

5: 加齢は機能回復を遅らせる要因とはならない。

  • 答え:2
  • 解説:橈骨遠位端骨折のリハビリテーション治療では、早期から開始し、ギプス固定された関節以外を動かすことが重要です。また、受傷後の上肢の高挙は浮腫予防に有効であり、骨癒合後は医師の指示のもと負荷量を調節して軟部組織の回復を待つことが大切です。
  • ギプス除去後から開始するのではなく、できるだけ早期からリハビリテーション治療を開始し、ギプス固定された関節以外を動かすことが重要です。
  • 正解です。受傷後の上肢の高挙は浮腫予防に有効であるため、就寝時には高挙するように指導することが適切です。
  • 骨癒合後早期にスポーツに復帰させると、軟部組織が運動強度に耐えられず、外傷を負う危険があるため、医師の指示のもと負荷量を調節して軟部組織の回復を待つことが必要です。
  • 変形治癒は、手関節痛、可動域制限、神経合併症などを伴い、機能回復に影響を及ぼすことがあるため、変形治癒が機能回復に影響を及ぼさないとは言えません。
  • 加齢は細胞分裂のスピードが緩やかになるため、骨癒合や機能回復が遅れる要因となります。したがって、加齢は機能回復を遅らせる要因となることがあります。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第77問

骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 回旋変形は自然矯正されやすい。

2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。

3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。

4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。

5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。

第52回午後:第40問

転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。  

1: 早期からの歩行練習

2: 脱臼予防肢位の指導

3: 早期からのROM練習

4: 大腿四頭筋の等尺性運動

5: 足関節の自動的底背屈運動

第38回午後:第84問

整形外科的治療で適切でない組合せはどれか。  

1: クラッチフィールド牽引-頸椎脱臼骨折

2: 人工骨頭置換術-大腿骨頸部骨折

3: プレート固定法-橈骨・尺骨骨折

4: ひきよせ締結法-膝蓋骨骨折

5: 髄内釘法-脛骨近位端骨折

第40回午後:第76問

老人の転倒による骨折で少ないのはどれか。  

1: 上腕骨近位端骨折

2: コーレス骨折

3: 椎体圧迫骨折

4: 骨盤骨折

5: 大腿骨頸部骨折

第38回午前:第13問

25歳の男性。交通事故による脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。頸椎脱臼骨折の観血整復固定術後4日目。多発性肋骨骨折を合併し呼吸管理を行っている。早期理学療法で誤っているのはどれか。  

1: タッピングによる排痰訓練を行う。

2: 肩関節の自動介助運動を行う。

3: 肩関節の可動域訓練は屈曲90°までに留める。

4: ベッドアップでの頭部挙上訓練を行う。

5: 下肢の他動運動を行う。