第44回午後第73問の類似問題

第42回午後:第71問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 高血圧は危険因子である。

2: 冠動脈の閉塞で起こる。

3: 胸痛のない心筋梗塞が存在する。

4: 心電図上、異常Q波が最も早期の変化である。

5: 血中CK値が上昇する。

第50回午前:第49問

吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。  

1: 不整脈

2: 肺胞虚脱

3: 肺うっ血

4: 低酸素血症

5: 気管支攣縮

第38回午後:第97問

脳塞栓の直接的な原因となるのはどれか。  

1: 低血圧

2: 低色素性貧血

3: 狭心症

4: 心室性期外収縮

5: 心弁膜症

第38回午後:第51問

誤っている組合せはどれか。 ア.充 血-臓器の静脈血が滞留した状態イ.血栓症-血流により運ばれた物質が血管を閉塞した状態ウ.梗 塞-血管が閉塞し支配領域の組織が壊死を起こした状態エ.浮 腫-組織液が貯留し腫脹を起こした状態オ.出 血-赤血球を含む血液成分が血管外に流出した状態  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第37回午前:第62問

腎透析患者の作業療法上の注意点で誤っているのはどれか。2つ選べ。  

1: 糖尿病、動脈硬化症などの合併症が多い。

2: 安静時の脈拍と血圧とが心血管系の状態の指標として有用である。

3: 透析療法開始によって活動性の改善がみられる。

4: シャント造設で血流が増加した上肢の機能は改善する。

5: 透析当日は電解質異常のために不調になりやすい。

第57回午前:第37問

廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 筋萎縮―――――――装具固定

2: 骨萎縮―――――――機能的電気刺激

3: 下腿浮腫――――――安静保持

4: 起立性低血圧――――塩分制限

5: 深部静脈血栓症―――抗凝固療法

  • 答え:5
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって筋肉や骨が萎縮し、機能が低下する症状です。適切な治療法を選択することが重要です。
  • 筋萎縮に対して装具固定は適切ではありません。装具固定は関節を安静に保つために使用されますが、筋萎縮の治療にはダイナミックスプリントのように伸張力を発生できるものが適しています。
  • 骨萎縮に対して機能的電気刺激は適切ではありません。機能的電気刺激は運動神経を電気刺激で興奮を調整し、骨格筋の収縮を促すため、筋萎縮の予防や神経-筋の再教育に用いられます。
  • 下腿浮腫に対して安静保持は適切ではありません。安静によって筋収縮による血管へのポンプ作用が働かずに浮腫が生じます。適切な治療法は、適度な運動や圧迫療法などです。
  • 起立性低血圧に対して塩分制限は適切ではありません。塩分制限は高血圧に対して行われます。廃用が原因の起立性低血圧には、姿勢変化前に下肢を運動させることや弾性包帯等で静脈を軽く圧迫して血圧低下を予防する方法が適切です。
  • 深部静脈血栓症に対して抗凝固療法は適切です。ヘパリンなどの抗凝固剤は、トロンビン、プロトロンビンなどの血液凝固因子に作用して血液凝固を妨げるため、不動により生じた血栓を治療するのに有効です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第50問

誤っているのはどれか。  

1: 細胞外液量のうち血管外成分の増加した状態を浮腫という。

2: うっ血性心不全による浮腫は全身に現れる。

3: 動脈性の血液が増える状態を充血という。

4: 静脈性の血液が増える状態をうっ血という。

5: 炎症による局所熱感はうっ血による。

第36回午後:第94問

喀血を生じる疾患で誤っているのはどれか。  

1: 自然気胸

2: 気管支拡張症

3: 肺結核症

4: 原発性肺癌

5: 原発性肺高血圧症

第38回午後:第87問

四肢血行障害と関係が深い疾患で誤っているのはどれか。  

1: レイノー症候群

2: シェーグレン症候群

3: 胸郭出口症候群

4: 前脛骨区画症候群

5: フォルクマン拘縮

第42回午前:第54問

寒冷が生体に及ぼす影響で誤っているのはどれか。  

1: 疼痛閾値の低下

2: 末梢血管の収縮

3: 末梢神経伝導速度の遅延

4: 代謝の抑制

5: 浮腫の抑制

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄

第36回午後:第54問

脳血管障害について誤っているのはどれか。  

1: 高血圧と動脈硬化とが危険因子として重要である。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年者の脳出血では動静脈奇形などによる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症が重要である。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第52回午前:第88問

脳血管障害について誤っているのはどれか。  

1: 高血圧は脳出血の危険因子である。

2: くも膜下出血は女性よりも男性に多い。

3: 発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である。

4: 癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる。

5: 慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である。

第38回午後:第64問

脳血管障害で正しい組合せはどれか。  

1: 脳出血-夜間就眠中に発症することが多い。

2: くも膜下出血-突発的に発症する。

3: 脳血栓-数分で症候は完成する。

4: 脳塞栓-症候の完成までに1~2日を要する。

5: 一過性脳虚血発作-血圧の上昇で発症する。

第43回午後:第76問

慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。  

1: 多血症

2: 骨軟化症

3: 出血傾向

4: 不均衡症候群

5: 末梢神経障害

第54回午後:第91問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 胸腺の異常を伴うことが多い。

2: Parkinson病より患者数が多い。

3: テンシロン試験で症状が悪化する。

4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。

5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。

  • 答え:1
  • 解説:重症筋無力症は骨格筋の易疲労性や脱力を主症状とし、症状の日内変動や寛解と増悪を繰り返す病気です。胸腺の異常を伴うことが多く、検査所見では血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴です。
  • 選択肢1は正しいです。重症筋無力症は、悪性胸腺腫などの胸腺の異常を伴うことが多いです。悪性胸腺腫の合併例は予後不良であることが知られています。
  • 選択肢2は間違いです。重症筋無力症の有病率は11.8人/10万人であり、Parkinson病の有病率は100~150人/10万人とされているため、重症筋無力症の患者数はParkinson病より少ないです。
  • 選択肢3は間違いです。テンシロン試験は、塩酸エドロホニウムを静脈注射し、眼や全身の症状が改善されるかどうかをみるものであり、症状が悪化することはありません。劇的な改善が得られた場合、重症筋無力症と診断されます。
  • 選択肢4は間違いです。重症筋無力症では、筋炎や心筋炎を合併しない場合、血清クレアチンキナーゼの上昇はみられません。血中アセチルコリン受容体抗体が陽性となることが特徴的な検査所見です。
  • 選択肢5は間違いです。重症筋無力症の誘発筋電図では、低頻度の連続刺激で振幅の漸減(waning現象)を認めるのが特徴です。振幅の漸増ではありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午前:第13問

56歳の男性。閉塞性動脈硬化症。半年前から左下腿から足部にかけて冷感と痛みが発現し、歩行距離も低下している。検査法と結果の組合せで正しいのはどれか。  

1: 立位体前屈―――――痛みの軽減

2: 足背動脈の触診―――リズムの不整

3: 足関節上腕血圧比――1.2以上

4: 両下肢の下垂試験――感覚異常の出現

5: トレッドミル歩行――間欠性跛行の出現

第52回午後:第94問

血友病について正しいのはどれか。  

1: 脾腫がみられる。

2: 血小板数が減少する。

3: 点状紫斑がみられる。

4: 膝に関節症をきたす。

5: 自己免疫性疾患である。

第45回午後:第93問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 不整脈を伴うことが多い。

3: 心電図ではST上昇がみられる。

4: 血中の白血球数の増加がみられる。

5: ニトログリセリンの舌下投与が治療に有効である。