第44回午後第73問の類似問題

第43回午前:第50問

脳出血発症2週時点の合併症で頻度が低いのはどれか。  

1: 誤嚥性肺炎

2: けいれん

3: 肩手症候群

4: 深部静脈血栓症

5: せん妄

第40回午後:第82問

血友病に関して誤っているのはどれか。  

1: 遺伝性疾患である。

2: 男子に発病する。

3: 出血の初発は新生児期が多い。

4: 出血時間は正常である。

5: 関節内の出血が痛みを引き起こす。

第51回午後:第76問

虚血性心疾患の病態と最も関連があるのはどれか。  

1: 心筋炎

2: 心臓弁膜症

3: 肺高血圧症

4: 冠動脈硬化

5: 深部静脈血栓症

第55回午後:第92問

血友病の臨床症状で最も多いのはどれか。  

1: 関節内出血

2: 血小板数減少

3: 出血時間延長

4: 毛細血管拡張

5: リンパ節腫脹

  • 答え:1
  • 解説:血友病は、先天的な血液凝固因子の欠乏によって引き起こされる疾患で、血友病Aと血友病Bが存在します。最も多い臨床症状は関節内出血で、激しい疼痛と運動制限を引き起こします。
  • 関節内出血は血友病で最も多い臨床症状であり、熱感や腫脹を伴い、激しい疼痛と運動制限が起こります。これが正解です。
  • 血小板数減少は血友病ではなく、血小板減少性紫斑病や再生不良性貧血などの症状として現れるため、間違いです。
  • 出血時間延長は血友病ではなく、血小板機能異常や血管壁異常によって引き起こされる症状であり、血友病では出血時間は正常です。
  • 毛細血管拡張は血友病とは関係なく、毛細血管拡張症やOsler病などの症状として現れるため、間違いです。
  • リンパ節腫脹は血友病とは関係なく、悪性リンパ腫やがんの転移などの症状として現れるため、間違いです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第15問

80歳の男性。40歳代から糖尿病で治療を受けている。徐々に下肢のしびれと歩行障害とをきたし、数か月前から右足指が暗赤色を呈している。生活指導として適切でないのはどれか。  

1: 足は清潔に保つ。

2: 毎日、足の傷の有無を確認する。

3: 足指が圧迫されない靴を選択する。

4: 足指の冷感に対して湯たんぽを用いる。

5: 足への負荷にならない程度の訓練を行う。

第39回午後:第51問

肺気腫について正しいのはどれか。  

1: 拘束性換気障害を生じる。

2: 吸気時に気道が虚脱する。

3: 肺胞壁が肥厚する。

4: 肺胞壁内毛細血管が増加する。

5: 肺が過膨張する。

第36回午前:第67問

脳血管障害の早期作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 意識レベルに応じて課題を検討する。

2: 悪心などの自覚症状があれば直ちに中止する。

3: 起立性低血圧があれば安静臥床を続ける。

4: 患肢の管理法を指導する。

5: 排泄コントロール、排泄方法を評価する。

第56回午前:第31問

うっ血性心不全の急性増悪時にみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 浮 腫

2: 四肢冷感

3: 体重減少

4: 頸静脈圧低下

5: 高ナトリウム血症

  • 答え:1 ・2
  • 解説:うっ血性心不全の急性増悪時には、心臓の機能障害により血流が滞り、浮腫や四肢冷感が現れる。これらの症状は、心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全が原因である。
  • 浮腫は、心不全により心臓へ戻る血流が弱くなることで生じる。うっ血性心不全の急性増悪時には、この症状が現れることがある。
  • 四肢冷感は、末梢の四肢への血液灌流が弱くなることで患者に自覚されやすい症状であり、うっ血性心不全の急性増悪時にはこれが現れることがある。
  • 全身うっ血により消化器症状が現れても、体重が急激に減少することはない。慢性症状として体重減少が見られることはあるが、急性増悪時には該当しない。
  • 全身うっ血となった場合、頸静脈怒張が生じる。拡張期血圧は末梢血管抵抗性と関連するが、静脈圧も同様に、うっ血によって血管抵抗性が高まると血管内圧が高まる。したがって、頸静脈圧低下はうっ血性心不全の急性増悪時には見られない。
  • 高ナトリウム血症は腎機能障害のパラメータであり、うっ血性心不全の急性期に生じる腎機能低下は尿量減少を生じさせるが、ナトリウムが高値になるほどの障害はさらに悪化するまでは起こらない。したがって、高ナトリウム血症はうっ血性心不全の急性増悪時には該当しない。
  • 科目:内科疾患
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第47回午前:第95問

運動負荷を漸増すべきでないのはどれか。  

1: 発症後2日のラクナ梗塞患者

2: 抗凝固薬投与中の心房細動患者

3: 発症後1週以内の労作性狭心症患者

4: 在宅酸素療法導入後の慢性閉塞性肺疾患患者

5: 下大静脈フィルター留置後の深部静脈血栓症患者

第55回午後:第90問

心室中隔欠損症で正しいのはどれか。  

1: チアノーゼを生じる。

2: 動脈管が開存している。

3: 卵円孔の閉鎖不全である。

4: 肺血流量は正常時よりも多くなる。

5: 大動脈から肺動脈に直接血液が流れる。

  • 答え:4
  • 解説:心室中隔欠損症は、心室中隔の形成不全により、心室中隔の一部または全部が欠損する病態です。これにより、肺血流量が増加し、肺高血圧症が進行することがあります。
  • チアノーゼは、心室中隔欠損症において肺高血圧症が進行し、右-左短絡となる場合に生じる(Eisenmenger症候群)。ただし、これは心室中隔欠損症の全ての症例で起こるわけではないため、正しい選択肢ではありません。
  • 動脈管が開存しているのは、動脈管開存症であり、心室中隔欠損症とは異なる病態です。従って、この選択肢は正しくありません。
  • 卵円孔の閉鎖不全は、卵円孔開存症と呼ばれる病態であり、心室中隔欠損症とは異なります。この選択肢は正しくありません。
  • 心室中隔欠損症では、出生後、肺血管抵抗が徐々に下がってくると、肺血流増加が顕著になります。その持続により、肺血管床の閉塞性病変、肺高血圧症が進行することがあります。この選択肢が正しいです。
  • 大動脈から肺動脈に直接血液が流れるのは、動脈管開存症であり、心室中隔欠損症とは異なる病態です。この選択肢は正しくありません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第47回午後:第65問

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。  

1: 徐脈になる。

2: 血圧が低下する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌咽神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第50回午後:第95問

右心不全の直接的原因として正しいのはどれか。  

1: 高血圧

2: 肥大型心筋症

3: 僧帽弁閉鎖不全症

4: 原発性肺高血圧症

5: 大動脈弁閉鎖不全症

第55回午後:第44問

急性期脳血管障害に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。  

1: JCS3桁

2: 重度な運動麻痺

3: 神経症状の増悪

4: 収縮期血圧220 mmHg

5: 重篤な全身性合併症

第40回午後:第70問

誤っているのはどれか。  

1: 心不全とは心疾患による循環不全を指す。

2: 右心不全では体循環系のうっ血が著明になる。

3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。

4: 心タンポナーデは右心不全の原因となる。

5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。

第50回午後:第35問

寒冷療法の作用で正しいのはどれか。  

1: 痛覚閾値の低下

2: 血液粘稠度の低下

3: 毛細血管透過性の亢進

4: 組織の酸素需要量の減少

5: α運動ニューロンの活動抑制

第40回午後:第53問

浮腫を説明するのはどれか。  

1: 血管透過性の低下

2: リンパ管の拡張

3: Na+と水分の貯留

4: 血漿蛋白量の増加

5: 毛細血管内圧の低下